車いすアスリート副島正純氏との対面 | ハドルブレイク

車いすアスリート副島正純氏との対面


今日は朝から、「小さな会社のブランド戦略」を専門にしているスターブランドという会社の村尾隆介氏の講演に参加してきました。
小さな会社の戦略は大きな会社の戦略とは異なり、違った形でブランディングをしていく必要があります。
と、まぁセミナーの内容は割愛させて頂きまして、スペシャルゲストとして車いすアスリート副島正純氏が来られていたのでそのことについて書こうと思います。

副島正純氏は日本の車いすアスリートで、東京マラソンやボストンマラソンで優勝され、ホノルルマラソンにおいては現在6連覇中と非常に素晴らしい戦績をお持ちのトップアスリートです。
23歳の頃に家業手伝い中に鉄板の下敷きになり車いす生活になりました。
それまで暴走族として騒音をまき散らして蛇行運転をしていた彼は、車いすレースを始め、多数のレースへの参加と共に素晴らしい成績を残し、現在ではプロ選手としてレースに出場する傍ら講演活動をされています。
面と向かうと圧倒される雰囲気をお持ちで、体つきや目力からアスリートのオーラがかなり出ていました。
マラソンタイムはすごいもので、私がトライアスロンの練習でロードバイクに乗ってこいでいるスピードよりも速く、最速で時速60kmほど出るそうです。
車いすのレースでは、風の抵抗を軽減するために他車の後ろにまわり体力を温存し、ラストスパートで追い抜く戦法が常套手段のようですが、彼のスタイルは一貫して先行逃げ切り型で、常に先頭を目指して走っているようです。
それで体力が尽きて惨敗することもあるようですが、決してそのスタイルを変えず、世界中で賛同を得ているようです。
現在は世界記録を目指して日々トレーニングに励んでらっしゃいます。

同じアスリート(?)として非常に感銘を受けました。
ご本人は何かにつけて「障害があるのに」と紹介されることに違和感を覚えており、講演でも「苦労を乗り越えて今がある」といったありきたりの話を期待されるが、自分自身はそんなことは気にせずとことん自分のやりたいようにやってきたことを話しているとおっしゃっていました。
障害があるからというのは完全に抜きにして、一人の男としての非常に大きなパワーを受けました。
今年のホノルルマラソンにも出場されるみたいなので、もう一度お会いできることを楽しみにしています。


$ハドルブレイク




↓ 講演の講師の著書


小さな会社のブランド戦略/村尾 隆介