自動車保険、車両台数9台と10台の違い | 保険って何だろう?|保険アドバイザーのブログ

自動車保険、車両台数9台と10台の違い

自動車保険は9台か10台かで保険制度が異なります。
先日ご継続頂いたお客さまが更新日当日に1台増車して9台になるという事でギリギリまでまって手続きをしました。

9台以下をノンフリート契約、10台以上をフリート契約と区別して、運用制度そのものが変わります。

ざっくりいうと、事故で保険を使った時に翌年度以降の割引率を「事故回数でカウントするのか」それとも「事故による支払金額で計算するのか」という違いです。
それ以外にも10台以上の場合には、増車した際に自動補償してくれる特約が付帯できるなどのメリットがあります。

先日、自動車保険のご継続を頂いた法人のお客さまはフリート契約なのですが、更新時点で9台。そして、更新日ギリギリで1台増車予定があるとのこと。

お客さまには「10台で継続した方が増車時の猶予特約(全車両一括付保特約)もつけられるからギリギリまで待ちましょう」という話をしていました。

そして、その結果車検証が出来上がって私の手元に届いたのが、更新日当日の午後2時過ぎ。苦笑

損害保険は午後4時で保険が切れる事になっているのですが、お客さまのところに訪問して手続きしたのは午後3時30分頃。。。
10台で契約するためとはいえ、9台分の保険が切れてしまっては本末転倒です。笑


事前に更新しておいて、あとで増車手続きをするなどの方法もあったのですが、更新時点で10台あった方がメリットが大きいので敢えてこういう方式を取りました。

9台と10台で制度の境目があるため、時々という微妙な状況になることがあります。
今回の場合にはタイミング良く更新日までに増車がありましたが、そんなに簡単に車両を1台増やすって訳にはいかないので、そのまま9台で手続きになることがほとんどなんですけどね。