イカペンと言えばMONTBLANCの250系や、10系20系30系のフーデッドな軸に隠れてる。
しかし日本にもイカペンは居るんだよね。
キャップを外すと烏賊のエンペラの様なニブが顔を出す。
上から、MORISON兜木国勢調査万年筆。MONTBLANC#254、#12、#22。
MORISONの国勢調査用の鉄ニブ万年筆であるが、ニブは兜木製でしかもイカペン。鉄ニブなのに流石兜木製、もの凄く書き味は良いのである。
フーデッドニブの見えてる部分も、イカペンですってフォルムです。
このMORISON兜木4622のニブですが、銀次郎さんが商魂逞しくMONTBLANCのウイングニブをコピったらしい。(笑) まだ日本が色んな物をコピってた時代ですが、端に格好だけ真似てただけで無い所が日本。インスパイアした本家を食っちゃうぞって職人魂で、そのコピった物も良い物として残ってる。端に格好だけ真似た物は長くは残らない。
国勢調査で配った万年筆。ボールペンが出て来だしたら取って変わられてしまったが、配られるなら万年筆が良いよなぁ。まあ廉価な値段で、何十万本何百万本とか政府に頼まれてたんだろうけど,意外とぞんざいに扱われて残って無い。ヤフオクではPILOTやPLATINUMの物はまま見かけるが、このMORISON兜木は滅多に見かけない。私がブログで煽って以降、更に競る相手が増えたっぽいのが失敗したな~と。(笑)
筆記時のサイズはこんな感じ。MORISONが1番長い。
みな、Flexで柔らかいけど、上下に撓むFlexなので字幅は変わらず。
この中では1番太い#254が1番柔らかいが、フーデッドニブの中じゃ1番柔い#12と同じ位かそれよりも柔い?って感じがMORISON。鉄ニブで、上面が平らでは無くアールが付いてるイカペンだからなのか、タッチがソフト。#22はコシと踏ん張りがあって書きやすい。
イカペンでペン芯の形状は丸棒では無いので少し手間がかかってるけど、このソフトなタッチは癖になる。MONTBLANCのウイングニブとも違うので、文章に表せない違いは実際に筆記して見なければ判らない。(笑)
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