スタンダードな物より若干小ぶりなインク止め式万年筆の軸。
4大カルテットの手造り万年筆晩栄で言えば、酒井栄助さんが軸を削り、高橋吉太郎さんの所で塗り、兜木銀次郎さんの所から来たニブに合わせてペン芯を削り、クリップを付けて、最終調整を土田修一さんがして出来上がる算段。それの削りと塗りを終えてキャップリングまで嵌めた状態。
芯棒も組み込まれているので、ホントニブとペン芯とクリップがあれば出来上がる。
クリップの挿さる穴は空いているが、クリップは無い。しかもキチンとしたプレスで作ったクリップで無ければ中華萬のチャチいやつみたいなのになっちゃうので、穴は埋めてクリップ無しにするのがスマートだろう。
次はこの6本。
これも後はクリップとニブとペン芯を組めば出来上がりだが、最初のとちと違う。
最初のと同じくその他は全て組み込まれて出来上がっている。
違うのはPILOTの53Rなどと同じように、剣型クリップをネジ式の天冠鋲で留めるタイプ。これに合うクリップがジャンクから見つかれば使えるが、そうそう合う物は見つからなそう。なので、3Dプリンターで天冠を作って被せるのが現実的だ。
最後はこの5本。
先の2種類よりは手が込んだ塗りで、葡萄が描かれている。
掻いた上に赤い塗りがされていて、模様の主張は控えめになっている。
これも、クリップとニブとペン芯を組み込めば出来上がる。
クリップの挿さる穴は空いてないが、この一文字に出っ張ってる塗りの部分が穴だと思われる。これも付けてマシなクリップを用意するのが困難なので、塞いだままクリップ無し万年筆にして置くのが無難である。
葡萄の模様はこんな感じ。
首軸の内径に合ったエボナイトの丸棒を仕入れて、ペン芯を削って作り、それに合うニブを奢ってやらねばなるまい。ペン芯を作るのは差ほど難しくも無いので、材料を用意して取りかかればそんなに時間はかからないでしょう。
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