B180-AMGLine

ベンツのサーティファイドカーをシュテルンで購入して2回目の『車検』を受けてきました。




今回の代車は“ほぼ新車"の『 B180 』をお借り出来ました。
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Bクラスは見るのも乗るのも結構レアです。

今回も車好きだけれども、車に関して全くの素人の私愛車と違うクルマに乗ってみた感想を、坦々と書き留めておこうと思います。


B180の外観についての感想

昨年1年点検の時に代車として借りたA35と似た外観をしています。
B180はエントリーモデルですが、AMGラインが付いているので全体的に精悍な印象です。
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リアはかなり立ってます。
スペース重視の考え方が外観からも見て取れます。

CX-5とかCX-8のようにも見えますね。ベンツのラインナップならGLA、GLB系に近い印象です。
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横から見ると若干"ずんぐりむっくり"な感じです。
リアバンパーが切り取られている感じにも見えますね。

ボディラインは緩やかな曲線で構成されています。
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タイヤはハンコック製、ホイールは見慣れたAMG仕様です。
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全体的にAクラスを上にストレッチしたような見た目です。
Bクラスは居住性を上げて、ファミリー向けに仕立ててあるということなので、車内も気になります。



B180のインテリアについての感想

車高以外はAクラスと変わらないようですが、まず車高に合わせて着座位置が高いです。
フロントガラスも大きく、立っているので純粋に車内の空間が広々してます。
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シートのホールド感は愛車(W212)の方が上です。


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後席も天井が高いので圧迫感が少ないです。
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インパネのデザインはAクラスと基本的に変わってません。
メーターパネル、エアコンパネル、センターパネルはAクラスと同じです。

違いとしてBクラスの方がダッシュボードの上下にボリュームがあります。
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AMGラインはハンドルやシートに赤いステッチが入ります。
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ドアの取っ手がAクラスがパワーウィンドウボタンの前に立った造形のものなのに対して、Bクラスはパワーウィンドウボタンの後ろにあるオーソドックスな造形になります。

個人的にはBクラスの方が自然な所作で開け閉めできるので好きです。
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ドアパネルにはDINAMICAが貼られており、高級感があります。
後席も同様です。
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シルバーのドアハンドルはアルミのように見えますが、プラスチック製です。
イイ感じでアクセントになっています。

ただ、この辺が経年劣化で色が落ちたりしないのかは心配になります。

リアドアの開口幅も大きく、ファミリー向けとして使い勝手が良いと思います。
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後席からの眺めです。
サンルーフが付いてないので若干暗めですが、窓が大きめなので圧迫感はありません。
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メーターはお馴染みの総液晶パネルです。
デザインも良くて見やすいです。
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ナビです。
直接触って操作することも出来ます。
さらに「MBUX」も付いているので、声で操作することが出来ます。

あと"360度カメラ"の解像度が高くて素晴らしい。
これだけうちのクルマに欲しいです。
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タービン型の"エアコン吹き出し口"と"エアコンパネル"です。

エアコンパネルは使い勝手が良く、デザインも優秀です。
ただ現在の設定はナビと同じ画面に出るので、エアコンの設定状態は個別で出て欲しいなぁと思ってしまいます。
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ハザードは目視しないと押し間違えるので、ちょっと違う場所に配置するか少し凸面を付けて触っただけで押せるようにしてもらえると、もっといいかもしれません。

ただこういう小さいところからコストダウンしているのだとするとしたら許容範囲ですね。

センターパネルはタッチバッド式のナビ操作パネルと、スライド式のカップホルダー、USB接続口とスマフォ置き場があります。
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個人的に"タッチパッド式"より以前の"ダイヤル式"の方が操作性は良いです。
これ、効き手と逆の手でやるのには向いてない気がします。


HUDは凄く視認性が良いです。
運転中は、ほぼこれだけ見て運転出来ます。
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アクセル・ブレーキペダルはオルガンタイプではなく吊り下げ式です。
踏み込みタッチは凄く軽いです。

足を置くだけで加速・ブレーキが効き始めますが本格的に制動力を効かせるには、更に踏み込む必要があります。
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ただペダルの配置が結構右寄りなのとペダル間が狭いことが気になります。
私の踏み方が悪いのかもしれませんが、ブレーキを踏んだ際に若干アクセルペダルに干渉します。


今回の代車はオプションのアンビエントライトが付いていませんでしたが、ついていなくても充分質感の高いインテリアだと思いました。


次にラゲッジルームです。
思った以上に広くてビックリしました。

Bクラスで455〜1,540Lだそうで、そこそこの広さです。
(S212は655~1,910L)
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ラゲッジ下には三角表示板とパンク修理キットと、恐らくオプションであろうウーハーが備わっています。
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B180を運転した印象

エンジンは1.4リッター4気筒直噴ターボ、136馬力・トルク200NmのM282型です。
7速DCTのFFです。
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B180はネットで調べると以下のようなスペックです。

ボディサイズ:全長4430×全幅1795×全高1550mm
ホイールベース:2730mm
車両重量:1480kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1331cc
最高出力:136ps(100kW)/5500rpm
最大トルク:200Nm(20.4kgm)/1460-4000rpm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)225/45R18 /(後)225/45R18

※出展:   グーネット中古車

運転した感想ですが、街乗りはこれで十分です。

W212は加速や登坂ではどうしても車重を感じてしまいますが、B180はトルクフルで軽さを感じます。
ギャンギャンと回して早いわけではなく、低速からしっかり力強いです。

ペダルに足を乗せただけで静かにグイグイと加速するのが、少し怖いと思うほどでした。

7速DCTはとても スムーズで変速を意識させませんでした。

ただシフトダウン時に若干の変速ショックがあります。
特に渋滞時に少しだけ進むような時、低速時にアクセルオフしてエンブレが掛かる時に変速ショックがちょっと大きいです。

ハンドリングは軽いです。
私はもう少し重めの方が安定感が有って好みです。

平面はタイヤが 路面の小さい凹凸を拾って細かい振動があります。
AMGラインなんですが、サスペンションは柔らかめで大きな凹凸は柔らかく往なします。



B180で一番気になったのは『』に関してです。

エンジンはディーゼルのようなガラガラ音がしますが遮音が効いているので不快には思いません

まず、タイヤから「ゴー」っというロードノイズがします。


さらに室内ではいくつかの"ビビリ音"があります。

特にBピラーの内側の素材がハードなプラスチック製のためか、前述のタイヤが拾うザラザラとした振動に伴い、ボディと当たってカタカタと鳴ってることが気になりました。

"右のBピラー側"だけ鳴っていたので個体差があるかもしれません。

次に、ドアロックの音が大きいです。
最初聞いた時「ガッシャん!」と、何かにぶつかったのかと思いました。

外部からの遮音は効いているようなんですが、ボディ内部の音は結構大きめに聞こえてくる・・・そんな感じです。

あと、パークトロニック(パーキングセンサー)の感度が良すぎます。
頻繁にピーピー鳴ってます。
スーパーの駐車場だったり、バイクが通ったりするだけで鳴ります。
その度、リアカメラが「カッシャん」と起き上がり、360度カメラに切り替わります。
これは実際に"当たりそうな状況"になっても気にせず寄ってって当ててしまいそうです。

うちのW212、A35やE200でもセンサーの"感度"は設定できたはずなのですが、B180は設定が見つからなかったので、終始鳴ってました。

気になる点はいくつかありましたが、パークトロニックはともかくとして、それ以外は
慣れれば気にならない程度のものです。
ファミリーカーとしてはよく出来ています。

フラッと流してて楽しいです。
スポーティーとは違いますが、運転していても楽しいです。

SやEクラスと同等の安全装備もばっちり付いているので安心感もあります。

AクラスとBクラスのどちらに乗りたいかと言われたら、居住性からBクラスを選びます。

新しい車を代車で借りれるのはディーラーで検査を受ける際の楽しみですね。
次回の車検も楽しみです。