こんにちは。

「タラレバ幽霊とタカラの山」の台本・演出の原 竹志さん…より光栄にもブログ指名をいただきました河東(かわひがし)です!

 

「…だれ?」という皆さんの声が聞こえた気がします。

 

改めまして、皆様初めまして。

私は「タラレバ幽霊とタカラの山」の企画者(原さんとの共同企画)であり、制作を務めました。

 

10/29(土)の加東市立三草小学校、

11/2(水)の上郡町立山野里小学校、そして

11/10(木)のピッコロシアター公演(劇場のお隣、尼崎市立上坂部小学校の皆さんがご観劇)を

全公演、無事完走できたことを本当にうれしく思っています。

公演に関わったすべての皆様、ご覧いただいた小学校の皆様、ありがとうございました!

 

 

…せっかくのいただいた機会なので、私は企画~上演までのことを振り返りながら書いてみようと思います。

 

辿ること2018年…

私は、今回と同じく原さんが台本・演出を手掛けたおでかけステージ「星のカンタータ」の担当制作となりました。

当時の私は制作1年生で、もちろん小学校での公演も初めての経験…

実際に小学校体育館での上演を見た時、観劇している小学生たちが舞台にのめりこんでいき、感じたことを素直に、熱狂的に(!)反応してくれる姿がとにかく新鮮で、ものすごく衝撃をうけました。

全身を開放したように大きく笑い、役者が舞台上から客席のみんなへ話しかけると、熱烈な返しをしてくれる子ども達。

体育館が普段と全く違う景色になり、その空間・私たちが持ち込んだお芝居を全力で楽しんでくれている姿。

 

制作は上演中は舞台と客席の見守りに徹しているのですが、気持ちは暴れたいくらいに楽しくて…!

↑2018年「星のカンタータ」舞台写真

 

その気持ちと感触が忘れられず、原さんに「小学校公演の新企画を一緒にやりませんか」と後日相談したところ、快諾してもらいました。その後ご縁あって、尼崎在住の児童文学作家である谷口雅美さんと共同で新たな企画の物語を作っていくことになりました。

このチームが動き出したのが2019年9月でした。

小学生から先生方をはじめとする大人の心にも響く作品を目指し、プロット作成や打合せを何度も何度も何度も何度も…重ね、2022年、始動から3年を経て遂に上演へ。

 

アイデア(構想)が文字になって(プロット)、

プロットがより厚みのある冊子になって(台本)

公演に携わる出演者やスタッフが決定し、

登場人物たちがリアルの役者で動き出し(稽古開始)、

台本・稽古をもとにチラシが作られ、

舞台セットが出来上がり、

舞台が照明や音響に彩られ、

皆さんに見ていただく(上演)…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、すべての瞬間が愛おしい…

 

夢が一つずつ形になっていくのを実感し、すべてのポイントに感動し、喜びに溢れていたのをつい昨日のように思い出します。

私にとって初めての企画だったので、とても感慨深い作品となりました。

嬉しいことも大変なこともたくさんありましたが、この上ない幸せでいっぱいです。

 

来年も「タラレバ幽霊とタカラの山」を上演予定です。

どこかの小学校で、新しい出会いがありますように!!

 

 

…そして、劇団は次回12月2日(金)から上演する、わくわくステージ「飛んで 孫悟空」の稽古が始まっております。

今度は劇場へ中学生の皆さんをお迎えし、公演をご覧いただきます。

その後は12月24日(土)・25日(日)に兵庫県立芸術文化センターにてファミリー劇場公演として上演!

我々は走り続けます!

皆様のご来場、心よりお待ちしております!