保護猫の予算がなくなった…
今年は一関市では沢山の子猫が捨てられ続けています。
ハッピー・アニマル・クラブでは、殺処分を無くするように活動しており、今年から始まった保健所のミルクボランティアとして協力してきました。
保護猫からの依頼で保護した子猫達のミルク、フード代を保健所が負担してくれるというものです。
ところが、9月になって、もう予算がないと言われたのです。
え???
まだ半年しか経過してませんが?(行政機関は年度なので始まりは4月)
ウチでは去年まで全額負担でボラやってたし、予算がないって言われたとしてもなんとかします。
でも、あまりにもずさんすぎやしませんかね?
そもそも医療費はボランティアの負担
今年からミルクボランティアを募集するのでミルクボランティアとして登録しないかと言ってきたのは保健所です。
保健所としてミルク代、フード代は出す、ワクチン1回は接種可能ということでした。
しかし、具合が悪くなったときの医療費やウィルス検査代は全てボランティア負担。
私は元々すべてを負担してやってきたのでいいですが、一番負担が大きい医療費がボラの負担となれば、そりゃ一般の方は気軽にはできないでしょう。
だれもボラ登録する人がいなかったのは仕方のないことです。
ハッピー・アニマル・クラブの預かりボランティアとして募集したのは、医療費をハッピー・アニマル・クラブで負担することでボランティアのハードルを下げるためです。
里親募集までボランティア負担
昨今、行政ではやっているミルクボランティアですが、やりようは様々だとは思います。
しかし、岩手県の場合はちょっとボランティアにおんぶに抱っこが過ぎるのでは?
例えば盛岡市のミルクボランティアは保護猫を預かる際の経費は全て盛岡保健所負担です。
里親募集も盛岡保健所が行い、預かりボランティアは本当に「預かる」というところのみをやればいいので、安心してボラができる。
ところが一関保健所のミルクボランティアは、医療費はボラが全額負担、里親募集もボランティアがやるといった具合で、ボランティアの負担の度合いが半端ない。
予算をかけてミルクボランティアに育ててもらった子猫たちの里親を探すことはとても重要なことですが、そこの部分についてはすっかり抜け落ちていて、保健所で譲渡会を開催してほしいと何度も頼み、保健所自体もたくさんの子猫が捨てられ続けることでのっぴきならない状態になったことでやっと開催することにしたのです。
しかも継続開催については、やるかどうかわからないといった非常にあいまいな状態。
予算を付けてミルクボランティアを募集するにあたり、いったいどういうビジョンでやろうとしていたのか全然見えてきません。
調べたり研究したりすることをせずに、ちょっとだけ予算を付けてはやりのミルクボラを募集してみましたっていう、動物愛護に努力していますよって言うための中身がないパフォーマンスにしか見えないですよ
殺処分しか考えていなかった保健所に比べれば、予算を付けてミルクボラを募集したのは1歩前進と言えるかもしれません。
しかし、中身がお粗末すぎる。
正直言って、私は殺処分させないために半端ない努力を払っていますし、費用負担も半端ないです(10年もやっているから数百万円単位)
仕事でやっているんだから、きちんと中身の伴なったものにしてもらえませんかね?
情熱がないにもほどがある。
それでも、まあ担当者は自らも子猫を保護したりと、努力はしている。
ただ、保健所は岩手県の組織の1つであるので、担当者の一存でできるわけではない(担当者次第っていうことも大いにありますけど)。
もうちょっと保健所全体で取り組んでもらえませんかね。
そして、予算を決める本庁(岩手県庁)自体がどういう風にミルクボランティアを活用していくか計画を立てるべきです。
何も決めていない、計画もない、予算は不足するではお粗末というよりほかにない。
県庁のおひざ元である盛岡市の爪の垢を煎じて飲んでいただきたい(視察に行って教えを乞うて来い!)
予算がなくなったと言われても、私は別に投げ出したりしないし対処しますけど、これ、もし一般の方がミルクボラに登録していて、子猫を育ててもらっていても年度の途中で(しかも残りがあと半年もある)、予算なくなりましたのであとは何とかしてくださいっていうつもりなんだろうか。
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14匹もいると子猫とはいえ、けっこう食べます
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