観戦記2456 UFC238 トニー・ファーガソンvsドナルド・セラーニ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

日曜日に(9月25日)開催された超RIZINとRIZIN.38をU―NEXTのPPVで1日楽しませて貰ったが、やはりフロイド・メイウェザーに対して‘ごぼうの党‘代表の奥野卓志さんが花束を渡さずに投げたシーンは気分が悪く・・・・試合は思ったより朝倉未来選手が頑張ったが、当然のようにメイウェザーが2RにKOし大金を持って帰った。

メイウェザーはこの後もエキシビションで稼ぐらしいが、やはり衰えもしていたし「ボクシングごっこ」みたいな試合は、もう見飽きて日本では需要はないだろう!?

メイウェザーは2015年9月のアンドレ・ベルト戦で引退 『観戦記961』 その後は周囲が騒ぐも復帰する素振りは無かったが、2017年8月にコナー・マクレガーが挑発しまくり対戦 『観戦記1605』 その後は那須川天心選手 『観戦記1745』 ローガン・ポール、ドン・ムーアとエキシビションを繰り返し、3年9ヶ月振りに来日し朝倉未来選手と対戦。

2020年には引退していた元UFCライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフと対戦が噂されたが、ヌルマゴメドフは「引退している」と父親の死が影響しての引退を撤回する事は無かった。しかし、34歳になったばかりのヌルマゴメドフこそ復帰してもらってシャールズ・オリヴェイラやジャスティン・ゲイジーとの試合を観たいのだが・・・・

そんなヌルマゴメドフとの対戦が4度決まるも、4度とも流れて結局1度も対戦が実現しなかったのが元UFCライト級暫定王者のトニー・ファーガソン!

 

1984年2月にアメリカのカルフォルニア州で生まれたトニー・ファーガソンは、メキシコ系アメリカ人でイジメにあうが高校時代からレスリングで頭角をあらわし大学ではオールアメリカンに2度選出~24歳の時に自分探しの旅に出てMMAを始める。2008年4月にCXFでデビューし、スティーブ・アバロスに2RにTKO勝ち~ローカル団体で戦績を積み、2010年9月にPureCombatウェルター級王座決定戦でブロック・ジャーディンを4RにTKOで降し王座獲得~2011年にThe Ultimate Fighter.13でブロック・レスナーのチームにウェルター級で参加~決勝でラムジー・ニジェムを1RにKOして優勝。9月のUFC135にライト級でUFCに初参戦しアーロン・ライリーを1R終了時にTKO勝ち~12月にイーブス・エドワーズに判定勝ちも、2012年5月のUFC on FOX.3でマイケル・ジョンソンに判定負け~2013年10月のUFC166でマイク・リオを鮮やかなダースチョークで1本取りサブミッション・オブ・・ザナイトを獲得~2014年5月のUFC173では、菊野克紀選手を1RでKO 『観戦記496』 8月のUFC177ではダニー・カスティーリョに2-1の判定勝ち~その後もライト級9位のジョシュ・トンプソン~6位のエジソン・バルボーザを降し、2016年7月にランド・バンナータを2Rにダースチョークで降し8連勝。

 

2016年11月のUFC Fight Night.98でライト級2位のハファエル・ドス・アンジョスに判定勝ち。

 

そして、2017年10月のUFC216でライト級王者のコナー・マクレガーがフロイド・メイウェザーを追いかけていた為にライト級暫定王者決定戦をケビン・リーと争い3Rに1本勝ちして暫定王座を獲得 『観戦記1456

 

2018年4月にライト級正規王者決定戦でライト級2位のハビブ・ヌルマゴメドフと対戦予定も、直前の怪我で欠場し暫定王座を剥奪される・・・・10月のUFC226で、ライト級8位のアンソニー・ペティスに2R終了時TKO勝ち 『観戦記1972』

 

 

1983年3月にコロラド州デンバー出身の‘Cowboy‘ドナルド・アンソニー・セローニ(ドナルド・セラーニ)は、高校時代にキックボクシングを始める~2004年にISKAコロラド州ライト級王座を獲得し、2006年にもS-1全米ライト級王座を獲得~キック戦績は28勝19KO無敗1分の戦績。

さらに、ニックネームの‘カウボーイ‘通りプロの暴れ牛乗り(ブルライダー)だったらしいが2006年にMMAに転向~マイナー団体で6戦無敗の総て1本勝ち~2007年6月にCage Forthで金原泰義選手に三角絞めで1本勝ち~2007年9月にWECに参戦し1本勝ちを魅せ6勝を上げるも、WECライト級王座戦ではジェイミー・ヴァーナー、ベンソン・ヘンダーソンに2度敗北。 WECがUFCに吸収され、2011年2月のUFC126で初参戦しポール・ケリーにチョークで1本勝ち~その後も3連勝するも、2011年12月のUFC141でネート・ディアスに1本負け~その後も1年間に6試合ペースで試合を続け、2012年5月にジェレミー・スティーブンス、8月のUFC150でメルヴィン・ギラードに勝利も、2013年1月のUFC on FOX.6でアンソニー・ペティスに1RでKO負け~5月のUFC160でKJ・ヌーンズに判定勝ちも、8月のUFC Fight Night.27でハファエル・ドス・アンジョスに判定負け~11月のUFC167でエヴァン・バナムに2Rで1本勝ちし、2014年1月のUFC on FOX.10でアドリアーノ・マルチンスに1RでKO勝ち。

 

4月のon FOX.11でエジソン・バルボーザを1RでKOし、7月のUFC Fight Night 45でもジム・ミラー戦でも圧倒して判定勝ち 『観戦記833』

 

9月のUFC178では、エディ・アルバレスに判定勝ち~2015年1月のUFC182では、マイルス・ジュリーに判定勝ち~2016年はウェルター級に上げて、2月のUFC Fight Night 83ではアレックス・オリベイラを1Rに三角絞めで1本勝ち 『観戦記1114』 6月のUFC Fight Night 89ではパトリック・コーテを3RにTKO勝ち~8月のUFC202では、リック・ストーリーを2RでTKOで降す 『観戦記1191

 

2016年2月のUFC206ではマット・ブラウンを3RにハイキックでKO 『観戦記1264』 しかし、2017年1月のUFC on FOX.23でホルヘ・マスヴィダルに2RでTKO負けしてしまう。2017年7月のUFC214 でウェルター級3位のロビー・ローラーに判定負けして初の連敗 『観戦記1396』 さらに10月のUFC Fight Night.118でも、ダレン・ティルに1RでTKO負け~しかし、2018年2月のUFC Fight Night.126でヤンシー・メディロスを1RにTKOで降し連敗脱出~6月のUFC Fight Night.132でも、ウェルター級13位のレオン・エドワーズに判定負け 『観戦記1864』11月のUFC Fight Night.139で、マイク・ベリーに1Rで1本勝ち 『観戦記2013』 2019年5月のUFC Fight Night.151では、ライト級4位のアル・アイアキンタを判定で降す『観戦記2397

 

11連勝ながらも暫定王座を剥奪されてしまったトニー・ファーガソンが、再度王座挑戦を狙う為に12連勝なるか!?初の王座を目指すドナルド・セラーニは、再びランキングを上げて4位に付け2位のファーガソンと対戦!

 

2019年6月8日 UFCニ238 トニー・ファーガソンvsドナルド・セラーニ

 

トニー・ファーガソン 25勝3敗 ライト級2位

 

ドナルド・セラーニ 36勝11敗 ライト級4位

 

1R、セラーニがロー~ミドル!前に出てくるファーガソンに、セラーニはジャブを突きながら廻る

 

パンチの打ち合いが続く~ファーガソンは、スイッチしながら変則的や動きで出ていく!

 

激しく打ち合いになる~セラーニはボディーにも散らす

 

ファーガソンも、手数を増していきバックエルボー!セラーニかわす!

 

前に出ているファーガソンだが、セラーニの蹴りが冴える!

 

2R、ファーガソンが出てくる~セラーニも迎え撃ち、激しい打撃戦が続く

 

ファーガソンは止まらず左ミドル連打~さらに、セラーノお株を奪うハイキック!

 

しかし、セラーニは右を返す!またもバックエルボーを狙うファーガソンだが、再びセラーニかわす

 

セラーニがパンチの連打も、かわしたファーガソンがバックエルボー!

 

セラーニがタックルからファーガソンを倒す!直ぐに立ったファーガソンは、パンチ~ヒジを打ちまくる!

 

何度か組み付くセラーニも、ファーガソンは切る~セラーニのハイキック!

 

ファーガソンの打撃が止まらず、セラーニを追い回す~三日月蹴り!

 

セラー二の右目の腫れが酷くなる~ファーガソンは容赦ない右!勢いあまり、ラウンド終了のブザー後にも右が1発入る!

 

セラーニが目を気にする~鼻血も酷く、呼吸をしやすくしようと鼻をかんでしまう・・・・一気に右目回りが腫れてしまい、すかさずドクターチェックが入り試合終了!

 

凄まじい打ち合いも、残念ながら2R終了時ドクターストップで、トニー・ファーガソンの勝利!最後の1発が致命傷だったかは分からなかったが、ファーガソンはヒジが乱れ飛んでくるので流血試合が多い!ファーガソンはオクタゴンの中でマイクを向けられるが 『先にセラーニの話を聞いてくれ』 と、言いセラーニにマイクが向けられると 『目から空気を出そうとしたけど・・・鼻をかむと目が腫れるのは分かっていたのに。俺は闘い続けたかった。止めたくなかったんだ。こんな風に試合が終わってしまって、申し訳ない』 と、話す。セラーニの手を挙げたファーガソンは『このような勝ち方は望んでいなかった。この試合を受けてくれたセラーニに感謝している。次はもっと良いファイター、人間としても成長してくる』 と話す

この試合がUFC238のファイト・オブ・ナイトに選ばれて、両者にファイトマネー+5万$が出される。

痛い1敗となったセラーニの次戦は、流石の働きぶりで3ヶ月後の9月開催のUFC Fight Night.158でライト級5位のジャスティン・ゲイジーと対戦。そして、王座戦へ向かうはずのファーガソンの次戦は11ヶ月後の2020年5月開催のUFC249でライト級4位の、こちらもジャスティン・ゲイジーとライト級暫定王者決定戦。

 

★ここからセラーニの厳しい連敗が続いてしまい2022年に・・・ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村