札幌市中央区狸小路7丁目のすぐ西隣の南4条西8丁目。
狸小路の中でも昭和の雰囲気が色濃く残る狸小路7丁目は大好きで、一徹、赤星など行きつけのお店も健在です。
昭和の雰囲気も感じる大洋ビルですが、人気のある料理店が入居しています。
大洋ビル2階のteatro di massaにお邪魔しました。
メニュー
夜のコースは、起点、構築、進化 発展の3種類。
teatroはイタリア語で劇場の意味。オープンキッチンの劇場型コの字カウンターとテーブル席2卓のお店。仙台のグラールを少し明るくしたような素敵なお店です。2016年から新田シェフが調理を担当されています。
今回は、進化 発展のコースに、ワインはグラスで支配人のお任せにしました。
スプマンテ
フェラーリ マキシマム ブラン ド ブラン NV
イタリア トレンティーノ=アルト アディジェ州のシャルドネを使ったシャンパーニュ製法のスプマンテです。
最初の一皿
小菓子のような2皿
トマトウォーターを使ったメレンゲ、野菜のクッキーのバター乗せ。
チーズとトマトのコロネ
スペイン バスク地方のイノベーティブ料理のお店のような2皿です。
自家製グリッシーニ
白ワイン
カンティーネ アントニオ カッジャーノ ファランギーナ 2019 IGT
イタリア カンパーニュ州のワイン。フルーティーな香りで飲みやすい白
前菜
アニョロッティ ダル プリン 名古屋コーチン、島牧産ラクヨウ、ナメコ
島牧産のラクヨウ(ハナイグチ)とナメコ。天然のきのこは最高です。
アニョロッティの中にも名古屋コーチンが入っていて、名古屋コーチンのスープがとても美味しいです。
自家製パン
小ぶりのパンです。
白
ファゾーリ ジーノ ピエーヴェ ヴェッキア ビアンコ ヴェロネーゼ 2017 IGT
ヴェネト州の樽熟成のしっかりとした白。ぶどうはガルガーネガ。
前菜
道産真ダチのフリット、カーボロネロパウダー、稚内産ハーブ、食用菊、白ワインのソース
真鱈の白子は北海道では真ダチと呼びます。カーボロネロの風味、ハーブ、少し酸味のあるソースが真ダチによく合います。
プリモ
自家製タヤリン 道産秋刀魚、ボッタルガ、雪の下きのこ、トマト、ケッパー
細いタリオリーニ(タヤリン)の食感。道産の秋刀魚と雪の下にボッタルガの風味がよく合います。トマトとケッパーのアクセントも素敵です。
ロザート
フランク コーネリッセン ススカル 2019
シチリアの巨匠 フランク コーネリッセンのロザート。ヴィナイ オータの太田さんが輸入されています。久しぶりにいただきました。
自家製フォカッチャ
イタリア料理にはフォカッチャがよく合います。
プリモ
自家製ゆきあかりのニョッキ、白糠産チーズ、アルバ産白トリュフの香り
ゆきあかりの甘味とチーズの濃厚な風味に白トリュフの香りがたまりません。
赤
ファミリア オロ ドン アルド ニエデラ ロッソ ヴァレ デル ティルソ 2014 IGT
サルディーニャの赤。小樽の樽ラボさんが輸入されているそうです。しっかりとした味わいです。
セコンド
神楽牛のビステッカ、赤万願寺唐辛子、島牧産霜降りシメジ
旭川市神楽地区で生産されている黒毛和種とホルスタインのF1のようです。しっとりとした赤身がとても美味しいです。道産の霜降りシメジと落花生、赤万願寺唐辛子が添えられています。
ライヨールのナイフも良く切れます。
ドルチェ
白豆のカタラーナ、ローズマリーのジェラート
白豆の風味のカタラーナにローズマリーのジェラートの組み合わせが素敵です。
小菓子
3種類の北イタリアの伝統菓子。
バーチ ダ ダーマ
キャラメルに醤油を隠し味に使ったみたらしオマージュのフロランタン
チーズのタルト
食後酒 グラッパ
ベルタ ソリ ドルガ
バローロを造った後のネッビオーロを使った蒸留酒。
食後に料理の話をいろいろさせていただき、とても楽しかったです。
teatro di massa テアトロ ディ マッサ
札幌市中央区南4条西8丁目7 大洋ビル2階
ランチ 木~日 12:00~13:30L.O
ディナー 17:30~21:30L.O
火曜定休
(参考)