先日の土曜は大快晴でブラアラキ
今回は駅前からレンタカーで出発
鳥居の先には
鳥居の左方向に目を向けると
榛名山かな?
ここもいずれ行きたいと思ってる山
とりま車を走らせ山を登り
大鳥居から約18km
観光案内所の駐車場で一旦休憩
ここからの景色が素晴らしい!
ちなみに「赤城山」は◯◯山・◯◯岳と呼ばれる複数の峰が集合した一つの大きな火山体の総称であって
「赤城山」という峰は存在しないのよ
そして高崎駅から約40km(約1時間ちょっと)
頂上に到着!
頂上にはカルデラ湖「大沼」があるよ
カルデラにはいくつかのタイプがあるんだけども
多くは大規模な火山の噴火後、その噴火口の地下が空洞化し、陥没や崩壊してできた大きな凹地のこと
そこに雨水が溜まるなどしてできた湖が「カルデラ湖」
そしてこのカルデラ湖の周りに注目!
カルデラ湖の周りを大小の山々が取り囲んでおる
これは「外輪山」と言ってカルデラの縁にあたる尾根
つまり噴火口の周りの縁
元々の地層であったり、火山の噴出物が火口周りに積もってできたもの
赤城山の最高峰である黒檜山
それが黒檜山の麓に鎮座する赤城神社
そんな訳で「AKAGI」のフォトスポットから約650m
赤城神社(大洞赤城神社)
所在地:群馬県前橋市富士見町赤城山
創建:不明
「赤城神社」はその名の通り、赤城山を御神体とする神社で
関東を中心に全国に約300社あり、その本宮と言われる三つの神社が赤城山の山頂・山腹・麓に鎮座し
ここはその三社の内の一社
他の同名の神社と区別する為に「大洞赤城神社」とも
鳥居の手前には・・・
本来はこの啄木鳥橋を渡って先程の鳥居から境内に入れるんだけども現在架替え工事中の為、ぐるっと周って境内・社殿の裏側から入ることに
拝殿
朱塗りで立派
1970年の再建、なるほど綺麗やわw
本殿
ここ山頂は標高約1830m
そんな高い場所にこんな立派な社殿があるって凄いわね
参拝後、昼食
神社から約1kmの場所にある蕎麦処「風の庵」
いずれもうまうまでした(ノ^^)ノ
昼食後、蕎麦屋さんから約700m
素晴らしい絶景よ!
ちなみに日光男体山の北西麓の戦場ヶ原には、男体山の神と赤城山の神がそれぞれ大蛇と大ムカデになって戦い、男体山の神が勝利をおさめた、という伝説があるそうな
赤城山の東側の裾野とその先に県内の街
大沼の外輪山に比べて円周部の高さが低いわね
小沼から約6km、途中の展望台からの眺め
反対側を望むと
赤城山の東側の裾野とその先に県内の街
次に鳥居峠から約1.7km
大沼に対し、こちらは小沼
大沼カルデラの次の噴火でできた後カルデラ
大沼の外輪山に比べて円周部の高さが低いわね
これを「タフリング」と言うらしい
この後、また車を走らせるんだけども
登ってきたのは地図上で見ると左側の山道で
下りは右側の山道を走って行きます
新緑の気持ち良い山道を抜け
小沼から約6km、途中の展望台からの眺め
いやー、本当に気持ち良かった(・∀・>)
ここからの夜景も綺麗らしいけど、夜にここに来る勇気はない←
赤城神社(三夜沢赤城神社)
大鳥居
社号標
沢山の杉に囲まれた参道
拝殿前の杉も大きくて立派!
拝殿
明治後期の再建
拝殿奥に中門とその先に本殿
中門(明治2年再建)
本殿
神楽殿
自然に囲まれて荘厳さが半端ない境内
どんどん山を下り
最初に参拝した大洞赤城神社から約9kmの山腹には
赤城神社(三夜沢赤城神社)
所在地:群馬県前橋市三夜沢町
創建:不明
こちらも赤城神社の本宮と推測される三社の内の一社
通称「三夜沢赤城神社」
拝殿前の杉も大きくて立派!
拝殿
明治後期の再建
拝殿奥に中門とその先に本殿
神明造りの本殿は明治2年の再建
神楽殿
自然に囲まれて荘厳さが半端ない境内
気持ち良かった(ノ^^)ノ
一之鳥居
社号標
参道
神橋
随神門
拝殿
鳥居
拝殿
左の小さい赤いのが本殿
「岩神の飛石」と言われる巨岩!!
境内から約850m下った場所には
一之鳥居
こちらが元々の参道だったのね
現在は道路が整備されてこちらの参道は使用されていない模様
山をほぼ下り、三夜沢赤城神社からは約16km
国道17号から少し入った山麓に鎮座するのは
赤城神社(二宮赤城神社)
所在地:群馬県前橋市二之宮町
創建:不明
こちらも赤城神社本宮の内の一社
「赤城神社」は上野国の二之宮ゆえに、こちらは通称「二宮赤城神社」
一宮・二宮が制定された頃は当社が中心となっており赤城信仰の中心をなしていたと推測されるそうな
現在の赤城信仰の中心は2番目に参拝した山腹の三夜沢赤城神社
現在の赤城信仰の中心は2番目に参拝した山腹の三夜沢赤城神社
え?山頂の大洞赤城神社は??←
ま、その辺はいろいろあったらしいですわ←
社務所が茅葺屋根て初めて見たかも
最後に向かったのは
二宮赤城神社から約14km、前橋市街地内に入り
岩神稲荷神社
所在地:群馬県前橋市昭和町
創建:江戸時代初期
そして、本殿の後ろには・・・
!!!
この神社は前橋藩(厩橋藩)の初代藩主酒井重忠がこの巨岩の上に稲荷神を勧進したのが始まり
周囲の地形とは連続性のない場所に突如として巨大な岩塊が単独で存在するということから「どこからか飛来して来た」と言い伝えられ
古くから「飛石」として祀られて来たそうな
ゆえに国の天然記念物に指定されておる
地上露出部分は高さ9.6m
もう、凄すぎてぐるぐる何度も周りを回ったわよ
石の麓には小さい祠と鳥居が祀られておった(可愛い)
そして、この飛石はどこから来たのか?!?!?
昭和初期の調査では近くの赤城山の噴火で転がって来たものとされていたけど
科学が更に発達した平成25年の再調査で、遠く浅間山から運ばれて来たものと判明
説明しよう
浅間山が約2万4千年前に山体崩壊
「前橋泥流」が発生し、長い距離を流されて現在地まで運ばれた浅間山を供給源とする火山岩(溶結凝灰岩)なのであーる
地上露出部分は高さ9.6m
周囲は約70m
総重量は推定2,098t
更に驚くべきことは、地中に8.5m埋まってること!!
こんな巨大な岩石が70kmも離れた浅間山から流れて来たって、凄くない!?!?
もう、凄すぎてぐるぐる何度も周りを回ったわよ
ちなみにこの場所はブラタモリ「前橋編」でタモさんが訪れた場所
その時はブラタモでお馴染み産総研の高橋先生も案内人で登場!
石の麓には小さい祠と鳥居が祀られておった(可愛い)
そんなこんなで前橋と赤城山、めっちゃ堪能できた(ノ^^)ノ
山頂のカルデラと外輪山、広い裾野そして山岳信仰
群馬は何度も訪れていてその度に赤城山は目に入ってくるんだけども、初めて行けて最高やった(・∀・>)
ちなみに赤城山と妙義山・榛名山を合わせて「上毛三山」と呼ぶんだけども
妙義山は昨年11月に訪問済