「かつてのトルコで収監された外国人が脱走することをミッドナイト・エクスプレスにのるといった。」

沢木耕太郎による「日本からミッドナイトエクスプレス」した主人公がアジア各国を目的もなく旅行するバックパッカーのバイブルにもなった小説「深夜特急」。
小説を原作にした大沢たかおが沢木耕太郎役でインド・デリーからイギリスのロンドンまでを目指すテレビドラマ「劇的紀行 深夜特急」。その主題歌になったのが「井上陽水の積み荷のない船」

 

「積み荷のない船」の歌詞の意味

積み荷があり、港に住む人々を喜ばせるのが船・・・
目的があり、意味を見出すのが旅・・・
そんな他人の目的・決まりきったセンテンス。
時に「監獄」にも感じてしまう常識や日常に馴染めず、ただただ日々が過ぎゆく・・・
 
「それなら【積み荷のない船】に言葉をのせて海に出ちゃえばいいじゃない。」
「港に住む人達も【目的のない旅】について深く想ってみてもいいじゃない。」
そんな甘い井上陽水の囁き・誘惑にも聞こえてくる。
気だるく優しい雰囲気の曲です。ありがとう。