2023年3月19日日曜日

みっともない加齢性変化の一つ

歳を重ねると実にいろいろな変化が起きてきます。

こうったことを研究の一部としているのがGerontologyと言うのですが、自分の勤める病院にはこのGerontologyを専門とする先生も来られておりまして、通常の純粋な内科医では考えが及ばないような角度から示唆に富む意見を頂いたりすることがあります。

基本的に腎機能や肝機能が落ちている高齢者では還暦前の人間と同じ様な処方を行っていては逆に「過剰」な治療になってしまうことが沢山あり、代謝しきれない薬が体の中で思いがけない悪さを働くことまでよく有るのでした。

実際の所、老年科の先生方は他の多くの科で出された薬が重なり合ってポリファーマシー状態になっている様な状況を解消させるために自分の経験に基づいて、上手にそれらの薬を減薬していかれます。その方法論は傍から解説をいただきながら見ていると「なるほどね」と納得させられるようなものが多く、年齢別の投薬の考え方というものを改めて考えさせられる契機になりました。

さて、この加齢という現象の前に我々は極めて無力です。遺伝的背景の差によって加齢の進行に個人差が有るのは今では当然のこととして認識されていますが、たとえ「差があるにしても」そ乗っでてくることは概ね一緒です。

例えば、私が今感じる加齢の最大の現象は「不必要な毛の発生」です。それは耳毛!耳の外耳道の入口周辺に有り得ないような黒い太い毛が数本ニョキニョキ。更には耳朶(みみたぶ)の下の方にも同じ様な毛がニョキリ。月に一回くらいの感覚で毛抜で自分でトリミングしてはいるんですが、何とも終りが見えません。w

みっともない加齢性変化はしみや運動能力の低下だけではなく、こんなへんてこなところにも出てくるんだとガックリうなだれ笑う次第です。

これから加齢がもっと進むと、鼻毛や眉毛も伸びて故村山富市みたいになってくるんでしょうかね…。


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