神戸新聞 正平調 2021.2.12 | 瞬間(とき)の栞 

瞬間(とき)の栞 

幸せ、癒し、心の栄養になる「本と言葉」をご紹介してゆきます。
個人的な読書感想文、読書随想です。本の内容、あらすじができるだけ解るように努めています。
ただしネタバレがありますので充分ご注意ください!

 

若い人に教えられることが

たくさんあります。

 

 

 

また、年を召された方の失言に、

ため息をつくときがあります。

 

 

 

言葉は人であると思います。

 

 

 

今日の神戸新聞、正平調にあった

中学生の言葉は、唸ってしまう

ほど良い言葉でした。

 

 

 

ずっと自分が嫌いだった彩花さんが、

ある作家と出会い、生まれ変わった

体験をつづる

 

 

 

◆その作家の講演会に出向き、悩み

を打ち明けた彩花さんに、彼はこう

言ったそうだ。

 

 

 

「自分を好きでいられないなら、

自分のことを好きでいてくれる

人を愛しなさい」。

 

 

 

それからは自分を少し、好きに

なれたという

 

 

 

 

彼女には夢があるという。

 「ある作家」の名前を尋ねると

彼女はこう言いました。

 

 

 

 

「いつか編集者になって再会する

のが夢。それまで秘密です」

 

 

 

「いつかその作家さんと編集者の

作品を読んでみたい」

 

 

 

そんな僕の夢がひとつ、今朝

生まれました。

 

 

 

 

 

 

【出典】

 

2021.2.12 神戸新聞 朝刊 正平調