若い人に教えられることが
たくさんあります。
また、年を召された方の失言に、
ため息をつくときがあります。
言葉は人であると思います。
今日の神戸新聞、正平調にあった
中学生の言葉は、唸ってしまう
ほど良い言葉でした。
ずっと自分が嫌いだった彩花さんが、
ある作家と出会い、生まれ変わった
体験をつづる
◆その作家の講演会に出向き、悩み
を打ち明けた彩花さんに、彼はこう
言ったそうだ。
「自分を好きでいられないなら、
自分のことを好きでいてくれる
人を愛しなさい」。
それからは自分を少し、好きに
なれたという
彼女には夢があるという。
「ある作家」の名前を尋ねると
彼女はこう言いました。
「いつか編集者になって再会する
のが夢。それまで秘密です」
「いつかその作家さんと編集者の
作品を読んでみたい」
そんな僕の夢がひとつ、今朝
生まれました。
【出典】
2021.2.12 神戸新聞 朝刊 正平調