黒斑山(2404m) 蛇骨岳(2366m)

2022年10月18日火曜日

長野県

 2022年10月11日(火)    天気 晴れ

前回訪れたのが2009年ですから、13年振りになりますね。
高峰高原の黒斑山に登ってきました。

久しぶりの佐久平駅、ここから高峰温泉行のJRバスに乗車します。
午前、午後一往復づつ。
8時台のバスに乗車して、現地16時台のバスで帰ってきます。

小諸駅経由で約1時間の乗車で、高峰高原ホテル前で下車します。
バス停の目の前が登山口。ビジターセンターでトイレを済ませて出発です。

ビジターセンターからは水ノ塔山、篭ノ登山が良く見えています。

花季節はもうすでに終わってヤマハハコぐらいでした。真ん中が茶色なので
ドライフラワー状態でしょうか。

火山性の岩の多い道をゆっくり登っていきます。

シラタマノキの実とアカモノ
いったんちょっと下ってササの原に出ます。黄色に染まり始めたカラマツと
綺麗なコントラストです。

さらに登っていくと、溶岩のような石のゴロゴロした広場に出ます。
だいぶ見晴らしがよくなってきました。
水ノ塔山、篭ノ登山と右手には大きく四阿山。

噴火時の避難小屋。13年前と全く変わっていません。
ここから一登り頑張れば、槍ヶ鞘に到着です。
一気に目の前が開けて大きな浅間山が眼前に飛びこんできます。素晴らしい景色です。
左手の外輪の淵の上がっていったところがトーミの頭になります。
ちょっと紅葉のハイシーズンには早かったですが、
外輪の中はカラマツが黄色に染まってきていて
灰色の浅間山の山肌を綺麗に染め上げています。ここならではの独特の景色です。

見た目は大変そうな登りですが、割と難なく、トーミの頭に到着です。
眼前に大きく浅間山。

富士山とその手前に金峰山、国師岳、甲武信ヶ岳などの奥秩父の山々。

その右手には八ヶ岳。

八ヶ岳の右手には木曽駒ケ岳を始めとする中央アルプスの山々と
美ヶ原とその後ろに御嶽山。

さらに、穂高、槍ヶ岳といった北アルプスの山々まで。
この日は天候にも恵まれ、秋空で空気も少し澄んでいるせいか、大展望でした。

展望を十二分に堪能したら左手に見える黒斑山山頂を目指しました。

山頂で眼前の浅間山を眺めながら昼食を取りました。
軽井沢の街や妙義山、両神山など先程の展望ではつい見逃した山もゆっくり見る事が
できました。
昼食後はまた外輪に沿って前回と同じように蛇骨岳を目指します。

振り返って、黒斑山とトーミの頭。

コガラが水たまりで水浴びをしていました。

こんな外輪の淵の道を進んでいけば、蛇骨岳の山頂に到着です。
前回来た時はガスっていて、あたり一面真っ白で何も見えなかったのですが
こんなに素晴らしい景色だったんですね。
ここでは先ほどまで見る事のなかった北東側の山が良く見えました。

田代湖と四阿山。草津白根に志賀高原の山々。

浅間隠山とその奥に榛名の山々、さらに奥には日光方面の山々まで。
こちらも大展望です。

展望を楽しんだ後、来た道を戻って下山しました。
下山途中、正面に池の平湿原、そのさらに奥の方には立山方面、鹿島槍ヶ岳など。
最後の最後まで展望に恵まれた山行でした。

下山後、バスの時間まで1時間ほどありましたので、高峰高原ホテルでお風呂に入って
身体の疲れを癒しました。

前回訪れた時は、眼前の大きな浅間山を見る事が出来たぐらいで、
これほどまでの大展望と予想もしていませんでした。
天気にも恵まれて、本当に良かったです。

今回のコースは4時間ほどのコース。
自分もそうですが、30年来一緒に登っている同行の友人も70歳台になり、
以前と比べて登りに時間がかかるようになってしまいました。
通常のコースタイムより1.3~1.5倍ぐらいで考えなくてはいけなくなりましたね。
ゆっくり登って往復5時間くらい、バスの時間まで6時間はありますから
あまり自信の無い方でも余裕をもって登ることができると思います。
特に危険なところもありませんし、迷うようなところもありませんので
お勧めです。

コースタイム
高峰高原ホテル前バス停9:40 → 槍ヶ鞘11:04 → トーミの頭11:20 → 
黒斑山山頂11:45~12:15 → 蛇骨岳12:50 → 黒斑山13:24 → トーミの頭13:40 →
槍ヶ鞘13:51 → 高峰高原ホテル前バス停14:54