丸形アンバサダーはその耐久性や構造の合理性に於いて現代のリールが遠く及ばない物を持っています。
10年20年は変わらずに使えたりします。
使うほどに滑らかになるギアや剥がれないメッキ、折れないバネ、いつまでも良く回るベアリングなど今では再現できないような技術です。
その理由は設計や使用鋼材。
使えば使うほど滑らかになるギア。
使えば使うほどダメになる現代のギアとは設計が違いすぎます。
使用鋼材。
真鍮や焼き入れ鉄を使用しています。
どちらも錆びたりしますが、錆を落としてやると何事も無かったかのように滑らかに回ります。
メッキパーツ。
メッキが分厚く剝がれにくい。
コレは当時シンガポールの企業に依頼していたと聞いたことがあります。
リール以外にスプーンなどの金属製ルアーのメッキも行っていたそうです。
ですから古いABUのスプーンは輝きが違います。
80年代にアンバサダー5000Cを海中に落としてしまい、そのまま3年間海中に沈んでいたモノを復活させたと言う話があります。
パーツ交換はほとんどせず、サビや汚れを取り除いたら普通に使えるようになったそうです。
某ダム湖が大減水して桟橋の下まで干上がってしまったそうです。
その際、ボートの乗り降りの際に落としたと思われるタックル類が大量に出てきたので回収して洗ってみたところ、丸形アンバサダー以外は使い物にならなかったそうです。
コレだけは言えます。丸形アンバサダーは一生もの。
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