そろそろ冬も終わりですね。
そろそろホットカクテルも飲み納め、な感です。
ということで
本日は
冬に別れを告げるこの時期に相応しい
ドンピシャでド級なホットカクテルをご紹介しましょう。
その名も
『ホット・ペロケ』。
いきなり「なんじゃいな」、なリアクションがPCの向こうに見えます。
『ペロケ』そのものは
バーテンダーならご存知の方も、最近は多いのではないでしょうか。
ペロケとは仏語でオウムのこと。
誰が付けたか、カクテルとしては
「ペルノーの水割りに、少々ミントシロップを垂らしたもの」
という、いたってシンプルな、ことフランスでは非常にポピュラーなロングドリンクです。
割合は難しくあり ません。
意外に少々薄め(1:6~8)を、ゆるゆるやるのが「おフランス」的です。
とてもトロピカルで涼やか、爽やかな
そしてとってもゆる~いロングドリンクです。
さざ波打ち寄せる浜辺、たとえそこが日本の「海の家」でも
こういうのが一杯あると、もうそこだけおフランス。
コートダジュールな気分です。
で
『ホット・ペロケ』とは
これをホットにするだけの話です。
「またそんなんかよ。毎回毎回、冷たいのを単にあっためてるだけとか
そんなのばっかりじゃないか」
などという矢のようなお声をビシビシ感じます。
はい。そのまんまです。笑
ええ、これをこのまま、ホットにして下さい。
簡単な話です。
よーするに
水割りではなく、お湯割りにするだけです。
ところが、たったそれだけで
ふさわしいシチュエーションは、夏の浜辺から、一気に冬の、暖炉の前に来る感じです。
美味しいんですか?と?
アニスの芳香とともに
ミントの香気がすーっと鼻腔をくぐり抜けるこの感覚は
きっと皆様の
カクテルの新たな地平線を開いてくれることでしょう。
また、「春は苦味」などとも申します。
えも言えぬ複雑な、若草を思わせる香気
あるいは
春がすみを思わせる鶯色(うぐいすいろ)は
むしろ温めることで
夏よりは、花冷えの春にこそ相応しい一品と言えましょう。
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