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カクテルで綴る歳時記

『ホット・ペロケ(Hot Perroquet)』岩尾オリジナル

2016-03-17 03:44:32 | ホットカクテル

そろそろ冬も終わりですね。

そろそろホットカクテルも飲み納め、な感です。

ということで

本日は

冬に別れを告げるこの時期に相応しい

ドンピシャでド級なホットカクテルをご紹介しましょう。

 

その名も

『ホット・ペロケ』。

 

いきなり「なんじゃいな」、なリアクションがPCの向こうに見えます。

 

『ペロケ』そのものは

バーテンダーならご存知の方も、最近は多いのではないでしょうか。 

 

 ペロケとは仏語でオウムのこと。

 誰が付けたか、カクテルとしては

 「ペルノーの水割りに、少々ミントシロップを垂らしたもの」

 という、いたってシンプルな、ことフランスでは非常にポピュラーなロングドリンクです。

 割合は難しくあり ません。

 

 意外に少々薄め(1:6~8)を、ゆるゆるやるのが「おフランス」的です。

 

とてもトロピカルで涼やか、爽やかな

そしてとってもゆる~いロングドリンクです。

 

 さざ波打ち寄せる浜辺、たとえそこが日本の「海の家」でも

こういうのが一杯あると、もうそこだけおフランス。

 

 コートダジュールな気分です。

 

 

『ホット・ペロケ』とは

これをホットにするだけの話です。

 

「またそんなんかよ。毎回毎回、冷たいのを単にあっためてるだけとか

そんなのばっかりじゃないか」

などという矢のようなお声をビシビシ感じます。

 

はい。そのまんまです。笑

 

 ええ、これをこのまま、ホットにして下さい。

 簡単な話です。

 

 よーするに

 水割りではなく、お湯割りにするだけです。

 

ところが、たったそれだけで

 ふさわしいシチュエーションは、夏の浜辺から、一気に冬の、暖炉の前に来る感じです。

 

 

  美味しいんですか?と?

  

 アニスの芳香とともに

ミントの香気がすーっと鼻腔をくぐり抜けるこの感覚は

 

きっと皆様の

カクテルの新たな地平線を開いてくれることでしょう。

 

また、「春は苦味」などとも申します。

 

えも言えぬ複雑な、若草を思わせる香気

 

あるいは

春がすみを思わせる鶯色(うぐいすいろ)は

 

むしろ温めることで

夏よりは、花冷えの春にこそ相応しい一品と言えましょう。

 

 

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