先日のブログで、製造業から小売業へのパワーシフトが顕在化してきていることをお伝えしました。
製造業というのは大きな工場も必要ですし、商品を開発するのに長い期間も必要になります。
商品を一つ作るためには、例えば、周りのプラスチックの商品などについては、それぞれの部材について、設計された形状を作り上げるために型が必要になり、このような型とかは非常に高価なものになります。
ですので、製造業では、一つの商品を作り上げるために多額の投資が必要ですので、数多くの販売が見込めないと商品化はしないのが通例です。
極論としては、一人一人の好みなどに合わせた商品を作り、提供するのが理想かもしれません。
しかし、そのようなことをすると非常に高価な商品になってしまいます。
そのため、お客様をいくつかに分類して(セグメント化)、そのセグメントをターゲットとして商品を開発します。
さて、新聞で、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電で、シニア向け商品が増えてきた、という記事を見かけました。
小さく軽くしたり、ぜいたくさを求める声を受けて昨日を充実させたり・・・というような工夫をしているそうです。
背景には、シニア人口の比率が大きくなってきた、高い購買力が見込め、高価格帯の商品の販売も見込めること、などもあり、今までは、シニア向け商品と謳った商品はなかったのですが、明確にシニア向けという商品開発を加速さえているようです。
シニア向け仕様とは・・・
炊飯器 少量でも美味しく炊ける
冷蔵庫 ワンタッチで開けられる扉
洗濯機 シニアになじみのある二槽式の投入
操作 操作パネルの文字を大きく、スイッチの配置
量販店 トラック配送の充実、故障診断などの御用聞き営業の充実
いかがですか?
成熟していると言われた白物家電でも、ターゲットを明確にシニアに絞り込むことで、色々と便利な機能が装備できるものなんですね。
国内の白物家電の出荷額は、13年は消費税増税前の駆け込み需要で、12年比で9%程度伸びたが、過去10年は、2兆円程度の市場規模で変化していなかったそうです。
一方で、65歳以上の人口は、全体の25%近くになり、市場規模としては60~70兆円。
シニア層をターゲットにする理由がここにあります。
僕は、以前からお花屋s何のメインターゲットとしてシニア層は非常に相性がよく、シニア向け商品、サービスを検討すべき、とお伝えしてきました。
大きな投資額、長い投資期間をかけた白物家電でもシニア層をターゲットにしています。
いまこそ、チャレンジすべきだと思います。
~宜しかっかたらクリックして見てください~
にほんブログ村
フラワーショップ・園芸店 ブログランキングへ