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希少な先発左腕の床田、昨季九里同様に何かをつかんだ「かも」!?龍馬も開幕に向けて打撃練習を再開!

愛すべき赤ヘル戦士
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 広島の床田寛樹投手(25)が13日、2桁勝利と規定投球回到達を今季の目標に掲げ、ナンバーワン左腕襲名を誓った。 昨年までエースの大瀬良とともに左右の両輪として先発陣を支えてきたK・ジョンソン投手が退団した。同じサウスポーである床田がその穴を埋め、投手陣を引っ張っていく役割が求められる。「元々カープは左腕不足といわれていた。なんとかそれを打破したいと思う。左投手は後輩ばかりなので、左では先頭に立てるように。KJ(ジョンソン)の代わりを務められるようにしたい」と意気込んだ。

情報源: 広島床田、今季の目標は2桁勝利と規定投球回到達、ナンバーワン左腕襲名誓う

昨季は大瀬良や野村といった3連覇戦士の故障で火の車だった投手陣。若手を抜擢したり、我慢して使ったりと佐々岡監督も苦労が多かっただろう。でもそのおかげで「何か」をつかんだ投手もたくさんいたように思う。昨日の記事でも書いたように九里は何かをつかみ、先発ローテをシーズン通して守り切った。遠藤も佐々岡監督からの苦言にもめげずにローテを守る貴重な経験をした。シーズン後半にはその投球から「自信」のようなものを感じ取ることができた。中継ぎ陣も塹江やケムナ、島内は沢山の打者と対戦し様々な経験を積むことができたよな。確かに昨季はそのために「5位」という犠牲を払ったように思う。その犠牲のお陰で沢山の投手たちが成長を遂げたように思う。個人的には「抑え」がある程度しっかりしていれば、今季のカープ投手陣はかなり期待できると思っているよ。

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貴重な先発左腕・床田も昨季何かをつかんだ投手

そんな中、あまり目立ちはしなかったけど、貴重な先発左腕になるであろう床田もひそかに成長を遂げた投手の一人かなぁと思う。思い起こせば昨季のキャンプでは「球がいかず」に悩んでいた。いわゆる真っすぐの強さやスピード、キレが本来のものではなかった。これでは使えんと首脳陣も床田本人も相当悩んだよな。
開幕が延期になり、床田も再調整ができた。この開幕延期は床田にとってはプラスに作用し、開幕2戦目の先発を任された。打者一回り目くらいは何とか抑えられたが、中盤に失点を重ねてマウンドを降りた。ちなみにこのゲームは6回以降に打線が爆発して10得点。床田の負けを消した。それ以降も同じよな投球が続き、8月にはローテを外れた。復帰後も同じような投球内容が続いた。先に点をどうしても上げてしまう。中盤にどうしても踏ん張れない。投球数で言えば7,80球くらいに差し掛かるとどうしても捕まってしまう。これが5勝8敗という成績の要因だろうねぇ。5勝しかできなかったというよりは8敗してしまった原因がここにあるように思う。この悪い傾向というのはシーズン通して続いたんだけど、時折踏ん張りを見せる場面も結構あったように思う。特にシーズン終盤の10月は何かをつかんだような投球が見られた。例えば10月9日のヤクルト戦。先発した床田は初回にサンドバック状態になり4失点。まぁ負けが先行する投手の典型的なパターンだった。ところが2回以降は立ち直った。そしても5回には味方が同点に追いついてくれた。この辺、悪くても踏ん張ればなんとかなるという「粘り」のようなものが芽生えたように思う。まぁゲームの方は折角同点に追いついたのに中田廉が6失点して敗戦。まぁ床田の負けは消えたけどな。
随所に失点はするけど、粘りというのが見えてきた。少し手ごたえを感じてきた。こうすれば勝てる、こうすれば負けないというポイントがわかるようになってきたように思う。

次の登板は10月16日の中日戦。この日は初回に先制するも2回に4失点でひっくり返された。いつもの床田ならここでズルズルいくんだろうけど、3回以降立ち直った。その後カープが2点を返し、接戦で6回を投げ切った。この日は負け投手になったけど、ズルズルいかない粘りが身についたなぁと感じた登板だった。
1週間後のDeNA戦では京山との投げ合いになった。最終的には打線が京山に完璧に抑えられたわけだけど、床田は6回2失点でしっかりゲームを作った。これは「8敗目」のゲームだった。
確かに失点はするんだけど、そこから崩れない。粘りと自分を信じて投げるようになったかなぁと、その時すごく感じたのをよく覚えている。ここまでの床田の成績は3勝8敗。残りあと2試合投げられるかどうかといった感じだった。残りゲームでどんな内容を残すのか?この結果次第では来季の床田は楽しみな存在になりそうだとも感じたよ。

床田に自信を持たせた残り2試合で2連勝

10月30日のナゴヤドームでの中日戦に先発。この日はカープ打線が17得点したゲーム。しかし床田は残念ながら1点負けている状態でマウンドを降りた。6回を3失点。まぁここからカープ打線が15点取って床田は勝ち投手になった。このゲームの最後のイニングの6回の床田の姿にアタクシはこのシーズンの成長を感じたんだよな。
6回裏を迎えるところでスコアは2-3。1点差、しかし中日の勝利の方程式はかなり強力で1点差で重たく感じた。ここでさらにリードを広げられればカープはかなり苦しくなる。床田の踏ん張りどころだった。
1死後阿部に非常に粘られた後、あわやホームラン!?というセンターフェン直のツーベースを打たれて1死2塁。もう1点取られたら苦しい展開だけに床田の踏ん張りどころだった。ここで迎えるは高橋周平。この時期は非常に好調だったし、非常に怖い打者だよな。開幕当初の床田なら、ここでやられていたように思う。逃げの姿勢でボール先行。カウントを悪くして痛打されるパターンでね。
ところが床田は高橋周平に対して初球から勝負に行った。インハイの真っすぐ。当然この場面は外中心で来るだろうとアタクシも高橋周平も考えていたところ、インコースの真っすぐで来た。これに高橋周平は慌ててバットを出してレフトフライ。高橋周平の悔しそうな表情が印象的だった。続く堂上直倫にも直球系でせめてファールフライに仕留めた。粘らなきゃならん場面で見事に「攻めて」ピンチをしのいだ。
そしてその直後に味方が一挙に7得点。負け投手の状態で代打を出されたけどな、一気に勝ち投手の権利を得た。これが4勝目だった。

そして最終登板になった11月10日のヤクルト戦。中11日のマウンド。ここで床田は好投を見せる。7回まで無失点。前半で味方が7点取ってくれたというのもあったけど、途中につかまることもなく順調だった。7回終わて球数に余裕があった。完投・完封を意識した8回につかまっちまって降板。それでも5勝目をマーク。悔しさを残す形で昨シーズンを終えた。
ただ、この日の登板も床田には自信になったゲームだったように思う。そして最後は完投・完封の「欲」が出ただろう。それはかなわなかったけど、床田にそういう気持ちが出てきたというのは大きな収穫だったように思う。そういう形でシーズンを終え床田には今季に期するものが芽生えたんじゃないかと思う。
今季はジョンソンが抜けてどうしても床田にはやってもらわんといかんだろう。それだけ期待がかかる。今季は白黒逆転で8勝くらいは何とか勝ってもらいたいもんだよな。今季の床田には期待したい。

西川龍馬は開幕戦にロックオン。打撃練習を開始

昨季のカープはシーズン途中に離脱して手術を行った選手が結構いるよな。大瀬良、中崎、そして野手では西川龍馬も手術を受けた。今季の開幕戦から逆算して調整は順調のようだねぇ。まだまだ打ち始めでこれから調整なんだろけど、慌てず騒がず、しっかり自分のペースを守っての調整といったところだろうねぇ。
とにかく打線に龍馬がいるといないではかなり違う。特に丸が抜けてから左打者の若手もなかなか出てこないい。坂倉は左だけど會澤との併用になるし、松山も今季はクロンと競争ということでスタメンが右偏重になることが十分予想される。まぁ別に右偏重でもいいんだけど、ゲーム中盤からの代打策にしても相手の継投策にしても程よく左打者が散りばめられていた方がいいだろう。そうなればやはり西川龍馬には出てもらわんと困るだろうねぇ。ポジションもレフトにという話もあるようだねぇ?まぁ焦らずに開幕に標準を絞ってシーズン暴れてほしいよな。
床田にしても西川龍馬にしても、今季は結構ポイントになる選手のように思う。昨季が不本意だっただけに、今季はしっかり仕事をしてほしいよな。

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コメント

  1. ただのじ~ より:

    こんばんわ。

    床田がまともに投げれないと、先発左腕ゼロになってしまうので、覚醒して欲しいと思う。

    それにしても、暗黒時代と最近のカープでは、せっかく覚醒したと思い期待した選手が元の木阿弥になるのはなぜでしょうか?

    古くは赤ゴジラ、最近だと、投手だと岡田、薮田、野手だと安部、野間はどうなっているのだろう?この4人が不動のレギュラーなら、Bクラスはないはず?

    1軍メンバーに、衰え、ケガが目立った昨年でも、アドュアなど若手も伸び悩みやケガで70人近くいる選手は何をしているのだろう(カープで活躍すればFAで高額の年棒を出すチームがあるはずなのに)。

    水本監督がオリックスに去って、2軍はどうなるのでしょうか?

    • ただのじ~さま 返事が遅くなり申し訳ございません。
      左腕に関して言えば永遠の課題なのですが、球団の補強姿勢は消極的ですね。それに輪をかけて先発、ブルペン含めて左腕はジョンソンだけでリーグ優勝してしまった成功体験があるのでこの傾向はもっと続きそうですね。
      覚醒した選手がその後活躍できなくなるのは、カープに限らずプロ野球ではよくある話ですね。まぐれまではいきませんが、活躍した翌年は当然他球団も研究してくるでしょう。一流はそこに対応できるか否かにかかっているように思います。逆に言えば、そこがレギュラーをつかめるかどうかのポイントなのでしょうねぇ。
      2軍監督についてはカープのビジョンが見えませんねぇ。水本監督は若手を鍛えて1軍に上げるという明確な使命を感じましたが、高2軍監督はどうしても「出戻り感」が強く、新しい者への期待感は正直言ってゼロです。もちろん高2軍監督も考えはあるんでしょうけどねぇ。
      他球団では将来を見据えて次の監督候補を2軍監督や1軍ベンチ入れている傾向が強くなってきているように思います。カープも育成球団を標榜するのであれば、次の監督と次の世代の関係を築いていると内外に示せる人事をやってほしいですねぇ。
      コメント、ありがとうございました

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