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新井監督は「4番打者」を育てる気持ちがあるのだろうか??

愛すべき赤ヘル戦士
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情報源:デイリースポーツオンライン 広島・末包 「打ってないことはない。打線を線に」得点力不足解消だ 師匠・鈴木誠也の助言で左膝故障から復帰即マルチ
あんたが大将!!広島の末包昇大外野手(27)が9日、得点力不足に陥る打線を“点”から“線”にしていく覚悟をにじませた。1月終わりに左膝内側半月板を損傷して出遅れたが、8日・阪神戦(甲子園)で1軍に昇格し、いきなり適時打をマーク。大きな存在感を示した大砲は師匠からの金言も胸に突き進む。

大外からまくる-。キャンプイン時にそう宣言して早や3カ月がたち、末包にようやく有言実行の時が訪れた。8日・阪神戦(甲子園)から1軍に昇格。末脚をためてチームの輪に飛び込むと、いきなり適時打を含む2安打1打点の活躍を見せた。巻き返しへのゲートは開き、鼻息荒く先を見据えた。

開幕して1か月半くらいたって各チームとも30試合くらいこなしたのかな??ここから交流戦に入るまでどこのチームも先発ローテや1,2軍の「再編」をしてくるだろう。甲子園でカープに連敗を食らった王者・阪神もここまで野手の入れ替えは1度しかやっていないそうで、どうやら今日あたりから動きがあるようだねぇ??

カープは開幕して2週間くらいしてから宇草が昇格して長打力を披露してくれたし、二俣は様々なポジションを守りながらも打席ではプロ初ホームランや甲子園では粘って四球をもぎ取るなど「らしさ」を発揮してくれている。久保もプロ初ヒットを打ったし、若い力が間違いなく出て来ているよな。

ポジションで言うと開幕ショートだった小園がサードに回り、矢野が「今のところ」ショートのポジションを奪った形になった。まぁ両助っ人が故障してできた副産物で、この辺が戻ってくると守備の再編もあるだろう。矢野の守備は素晴らしいけど、やはり打たんと厳しいよな。矢野としては助っ人が戻ってくるまでに何とか打撃で数字を残したいところだろう。

カープは交流戦が「鬼門」とされている。昨季は何とか5割で切り抜けたし、切り抜けたからこそリーグ2位に踏ん張れた。今季もできる限り勢いをつけて交流戦に入りたいよな。そのためにはぼちぼち打線の固定化も考えておく必要あるように思うねぇ。

このまま日替わり打線で戦い抜くのか??

開幕からカープは同じ打線で戦ったことがない(笑)。日替わり打線だよな。なんとなくだけどここに来て「1番秋山」は固まった印象はあるけど、得点圏打率がいい野間や「正捕手」坂倉もベンチスタートのゲームが目立つし、4番も甲子園では小園が務めた。堂林の不調もあるけど打線の「核」すら定まっていない。そんな状況だよな。

ただ、新井監督や藤井ヘッドは開幕前からこの「日替わり打線」で戦うと示唆していた。シーズン序盤は選手の調子や打順の適性を見ながら夏場に向けて打線を固めていく腹積もりのようだ。このやり方に関しては異論はない。前にも書いたけど「1番秋山」は今の調子から考えると一番いいと思うし、勝負強さを発揮している小園には中軸を任せることは先の甲子園で4番を打たせたことでなんとなく決まっているように感じた。残念ながら今はそのくらいしか決まっていないというのが正直なところだろう。相手投手の左右で打線がガラリと変わるのは相変わらず。でもこれまでやられ続けてきた阪神・村上や大竹を打ち崩したとまではいかないものの白星をもぎ取れた。しかし残念ながらその打線も「その日限り」といった感じでここに「強さ」は感じられないよな。

昨季の王者阪神は夏場から打線を固めて勝ち続けた。近本・中野が出塁。ルーキーの森下も積極的な打撃で長打がある。経験のある大山、調子にのったら手が付けられないサトテルと続き、6番にはノイジーやミエセスや調子のいい選手を入れてくる。変化があるとすればここだけ。7番に捕手、8番木浪と得点できるストーリーが出来上がっていた。これ、相手からすると本当にイヤというかね、点を取られるイメージが打線を固定されるとできてしまうし、それが「プレッシャー」になる。そうなると勝手に相手投手が四球をくれたり、守備のミスが起きたりする。アタクシ個人的には相手にそんなイメージを連想させてしまうチームが「強いチーム」なんだと思うねぇ。古くは巨人のV9、昭和赤ヘル黄金期、バース・掛布・岡田の阪神、落合中日もそう。ノムさんのヤクルトもそうだった。主力選手が軸をしっかり固め、さぁ いらっしゃいとばかりに相手を待ち受ける。そういう形を作り上げることが出来ればいいよな。

苦手投手が多いのがネック!?

しかし残念ながら打線の固定化は現状のカープを見るとかなり難しいように思うねぇ。あくまでも個人的な考えだけど、打線が固定化できない大きな理由は「苦手投手が多い」ということだろう。なので首脳陣の頭の中も打線の固定化<苦手投手の攻略という図式でどうしても目の前の相手先発の攻略を優先してしまっているよな。これでは打線の固定化なんてできるわけがない。ざっと見渡しただけでも阪神の大竹、村上、伊藤将、DeNAの東、ヤクルト・小川、中日・柳、松葉、高橋宏とね、中日や阪神に昨シーズン分が悪かったのも3連戦中少なくとも2試合は「苦手」が投げてくるんだから、そら、負け越すよな。この苦手を攻略するために右を並べたり左を並べたり、相性がいい選手をスタメンに並べたりと別の角度からみれば「振り回されている」印象だよな。こうなるとなかなか「打線の固定化」は難しいだろう。

やはり打線の核は「4番打者」

打線を固定化するうえで一番大事なのは「4番」だろう。4番打者は先発投手と同じくらいそのゲームを左右すると言っていいだろう。4番が打って勝てば盛り上がる。4番が打てなければ、負ける確率は高くなる。だけど、4番が打てなければある程度納得もできる。カープの場合、今季は助っ人や末包の離脱からその役割を堂林にという感じだったけど、その堂林の打撃の状態が非常に悪い。ここも打線が固定できない要因なんだろうねぇ。
昭和のカープも浩二さんが引退してから4番打者に泣かされた時期があった。古いファンなら知っているけど「ランスにゴン」と打率最下位ながらもHRキングを獲得したランス、代打の切り札として活躍していた西田さんを4番に据えて優勝したこともあった。なんやかんや言っても4番を固定すれば「チームの形」ができてくるもの。残念ながら今のカープはそこすら模索中といった感じだよな。

新井監督は「4番打者」を育てる気持ちがあるのだろうか??

こうした日替わりスタメンを見るにつけ、最近思うのが「新井監督は4番打者を育てる気があるのだろうか??」ということ。新井監督いわく、今のカープは若い選手が多い。日々成長だと言ってきた。それについては異論はない。ないけど、今の調子で日替わり打線を組むことだけでチームが成長するとは思わん。成長=強くなるということだから、成長する中でポジションを掴む選手がどんどん出て来なきゃいかんと思う。特に誠也が抜けてから「空席」になっている「4番打者」ね、ここの確立は新井監督にとって重要なミッションの一つだと思う。思うけど、そんな素振りが今のところ見られないのがちょっと歯がゆくも感じている。

就任1年目は開幕前にマクブルームを4番に指名した。残念ながら4番の働きはできなかったし、そこから迷走していたよな。菊池や上本の4番起用がその象徴だろう。
今季はアタクシが記憶している限り4番を誰で行くというのはなかったように思う。両助っ人のどちらか??という感じもしたけど結局は堂林が4番。野手では年長者の部類に入る堂林の4番起用はどちらかというとチームの成長よりも消去法で決まった感じは否めなかったよな。その辺からも新井監督は4番打者を育てる気があまりないのかなぁ??と感じたカープファン同志も多かったんじゃないかねぇ??

意中の選手は末包か!?

いやいや、そんなことはない。そう信じたいよな。昨季からの新井監督の言動を見ていると4番はいずれ末包にと考えているのかなぁと。末包自身もそこを狙っているだろうしな、「前4番」である誠也とも連絡を取り合ってアドバイスを受けているようだし、そういった意識は持っているんだろう。

ところがその末包、開幕直前に故障離脱。ようやくプレーができるようになってウエスタンで一発打ったらそく1軍に呼ばれたのを見ると新井監督もそうとう首を長くして末包の復帰を待っていたように思う。その末包が昇格即結果を出した。新井監督としてもうれしいだろう。恐らくだけど、折を見て「4番末包」が誕生する日はかなり近いように思うねぇ。

ただ、4番に起用されたからOKではなく、そこからの道のりの方が厳しく険しいのは新井監督が一番よく知っている。願望がかなり入っているけど、一度末包を4番に据えたら新井監督は簡単には変えないような気がしている。4番打者としての「経験」を積ませる我慢の起用になるんじゃないだろうかねぇ??

仮に末包が4番に座れば打線の骨格が見えてくる。1番秋山、3番に小園。2番は菊池や上本といった右が入ってくるだろう。相手先発が右投手なら2番に矢野を入れても面白いだろう。4番がいないゆえに中軸を打たざるを得なかった坂倉が7番、8番あたりに入ってくれれば下位打線からでも得点が期待できるようになる。こうしてみるとやはり4番が固まるとチームの形もできてくる。末包復帰で新井監督の頭の中には少しずつ「理想のスタメン」の姿が浮かんでくるんじゃないかねぇ??

2,3年後にはカープのスタメンも相当変わってくるだろう。3番あたりに田村が座ったり、久保が1番打つかもしれん。そういった世代交代をするうえでも4番は今のうち作っておいた方がいいだろう。果たして新井監督はこの末包をどう使って行くのか??今日からの中日戦も楽しみだよな。どうやらカープが苦手な投手が3人、松葉、柳、高橋宏と来る。松葉は左だから「4番末包」も十分考えられる。さて、どうなりますかな??楽しみだよな。

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