ひと夏の思い出

 

時間を持て余している

夏のはじめ頃に

今年の目標だった

社会復帰を果たしたのも束の間

辞めた

勤務時間とか

仕事内容とか

人間関係とか

申し分のない勤務環境で

細かく言えば

いろいろとあったのだけど

何もなくパーフェクトな場所なんて

ないと思っているから

いい場所に出会えたと思っていた

新しい生活スタイルにも慣れてきて

平坦だった日常に

メリハリがでて

大変ではあったけど

充実していた日々

が、突然終わってしまった

会社への不安要素が

あれこれ重なって

消毒は基本でしょ！

換気もしましょうよ！

指示がなかったから必要ないだなんて

おかしいでしょ！

となってしまって

そのまま伝えてしまった

伝え方を間違えている事に

自分でも気が付いていたけど

勢いづいてしまっていて

もう遅かった

最後には

無理です辞めますでしか

締めくくれない感じになっていて

ワタシの社会復帰は

ひと夏の思い出となりました

モチベーションは高かったし

もっと仕事ができるようになりたかった

時間が過ぎるのも早く

集中できていたのだと思う

何気ない雑談も楽しかった

残念としか言いようがないけど

もう仕様がない

リスクのない

危機管理万全な会社なんて

存在しているのかどうか...

そんな事はわかっていたはず

にもかかわらず

リスクが高すぎる！

気付いていたのに

そこに留まったことを

後から後悔したくない！

と先走ってしまった

明らかに伝え方を間違えたワタシ

世間知らずにも程がある

方法が他にあったはず

連勤に備えて

作り置きもしてあったし

4層サージカルも箱買いしたし

秋冬に備えて

制服用長袖のTシャツも買った

そう！蒟蒻畑のレモン味も　

やっとみつけて買ったのに

ワタクシゴトですが「蒟蒻畑」

いろいろと備えてあったのに

ここ何年かの間に削ったもの

本来の目的以外で使った貯金や

すきだったのに諦めたモノ・コト

そんなあれこれを

少しずつ埋めていこうと

いろいろ考えていたのに

全部「無」になった

スケジュールが空白になり

時間を持て余している

そして凹んでいる...

マイナンバーの受取りにでも

行ってこようかな

そうじゃなくても

そろそろ行かないといけない