MYSTIC RHYTHMS

ミスティック・リズムス―多摩の住人が綴る多摩な日々

二〇二四年卯月十四日08:00

by MYSTIC RHYTHMS

Fe塔　常久渡し

カテゴリ: Fe塔（送電鉄塔の鉄美）; 歴史遊歩

常久渡し

　春風強き多摩川左岸堤防上を、ロードバイクで走れば、前方（下流側）、めずらしくネット掛け鉄塔が見える。

ネット掛け鉄塔だ

　塗料飛散防止のネットを掛けられた、境八王子線33号／是政線1号だ。

境八王子線33号／是政線1号（標高42.0m）
上段が境八王子線、下段が是政線

　アップ。

アップ

　7つに塗り分けられた内、上部の3つ部分の左半分にだけ、ネットが掛かっている。
　お昼時で作業員の方々のお姿は見えぬが、更にアップすれば、

更にアップ

そのお仕事の証拠が、ネットにありありと見える。

境八王子線35号／大丸線3号（標高41.8m）

　対岸の境八王子線35号／大丸線3号にも、ネットが掛けられている。
　対で御化粧直しだが、どちらも東電路線（是政線と大丸線）とJR路線（境八王子線）の同居である、塗装費用の分担はどうなっているのであろうか。

アップ
向こうは境八王子線36号／大丸線2号

一寸気になった。

　多摩川左岸の33号の次が右岸の35号となるが、34号は欠番である。1930年（昭和5年）開設の境八王子線は当然古航空写真に写っているので、拝見すると、

旧境八王子線34号航空写真
左、1947年（昭和22年）11月14日アメリカ軍撮影
右、1974年（昭和49年）12月21日国土地理院撮影

1947年では現33号と現35号の間の川中に一基写っている。何時まで存在したのかは不明だが、1974年では、その基台三つだけが川水の中に写っている。

　更に行けば、前方遥か多摩川を渡河する稲城線と西北線が近づいてくる。

渡河鉄塔

　堤防上自転車・歩行者ロード（府中多摩川かぜの道）の延長上には、北多摩変電所も見える。稲城線の始点、西北線の終点である。

北多摩変電所

　こちらも久々、北多摩変電所。
（この辺りの堤防下河川敷に、合掌枠水制「棚牛」が残っている）

稲城線1号・2号

　奥の鉄構が1号、手前で両腕を拡げているドナウ型が2号。

西北線27号

　此方お隣の、ドナウ型西北線最終27号。
　後ろの鉄構は、番号は無いようである。

27号と鉄構

　対岸を望む。

対岸

　中央にこれもドナウ型の西北線26号／稲城線3号（標高39.6m）。上段でカテナリー曲線を描くのが西北線で、下段が稲城線だ。
　その向こう、左に西北線25号／稲城線4号、右奥に西北線24号（稲城線は24号下の稲城変電所で終わっている）。

　ここで堤防を降りて気付いたが、

soudentettou_kitatamahendensyo_tunehisawatashi

変電所横に渡し跡

この辺り、「常久渡し」と呼ばれた渡船場があったのだ。

常久渡し（標高38.4m）

　碑裏面の解説によれば、ここ常久（つねひさ）と対岸の常久南部（現稲城市）を往来する農家の方々用の「農耕渡し（作業渡し）」が嘗てここにあったそうだ。一般の渡しとは異なるので、渡し賃は無かったと言う。船が使われたのは4-9月で、水量の少ない10-3月は仮橋が掛けられたともある。

碑石と堤防

　調べると、嘗てこの付近一帯は常久村であったが、洪水で流されたため万治年間(1658-61)に立川崖線（はけ）上の台地に移転したとある。場所は甲州街道沿い、航空自衛隊航空府中基地の南東側辺り、京王線東府中駅北東辺りだ。現地名は全く異なり、常久八幡神社と常久公園にその名を残すのみの様だ。

　当地の航空写真。

常久渡し航空写真
2019年（令和1年）10月30日国土地理院撮影

　黄●が渡しの場所、右上が多摩川競艇場（ボートレース多摩川）、水色←が西武多摩川線で競艇場右下角が競艇場前駅。競艇場前駅は元来は「常久駅」で、競艇場開設の1954年（昭和29年）に現名称に変わったと言う。
　同エリアの古航空写真。

常久渡し航空写真
1947年（昭和22年）11月14日アメリカ軍撮影

　黄●が渡しの場所。白←の先が今の競艇場辺り。競艇場は砂利採掘場の跡が転用されたが、砂利採掘が行われていた頃の様子が分かる。水色←は当時の西武多摩線（1955年に現名称に変更）。

　渡し場のアップ。

常久渡し航空写真
1948年（昭和23年）3月29日アメリカ軍撮影

　渡しが何時まで利用されていたか不明だが、この写真では渡しと思しき場所に何やら黒小点が三つばかり見えるが、これが舟なのかなどは流石に分からない（画像下部左の白横線は写真に書き加えられたもの）。

2024年卯月15日
（取材は3月下旬）

――――――――――――――――

・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します
・ご訪問の際は、周辺へのご配慮をお願い致します
・航空写真画像出典：国土地理院ウェブサイト
・参照：まちねっとふちゅう、他
・当記事にある情報等は上記取材時点におけるものです
・これらの場所は東京都府中市是政・小柳町、最寄り駅は西武多摩川是政駅・競艇場前駅です

*常久：名主の名前に由来する地名と言う

（スマートフォン版は通信の最適化により画像の画質低下・サイズ縮小となっている場合があります。ご了承下さい）

☮

タグ：: #ドナウ型; #サイクリング

二〇二四年卯月九日09:08

by MYSTIC RHYTHMS

北の離れ　合掌枠水制―棚牛

カテゴリ: 北の離れ（雑記）; 歴史遊歩

合掌枠水制―棚牛

　大腸ポリペクから十分日が経ちサイクリングも可能となったので、久々に、多摩川べりを走ってみる。

多摩川左岸堤防にて

　すると、河川敷は今まで見たこともないほどの大規模な改修作業中であった。京浜河川事務所HPによれば、洪水が流れる断面を増やし洪水時の水位を低減するために河道掘削をし、尚且つ堤防浸食を防ぐための護岸整備を行っているのだそうだ。

合掌枠水制が見やすい

　工事の為に河川敷の樹叢が伐採されてしまったが、以前紹介した合掌枠水制（がっしょうわくすいせい）は、とても見易い状態となっている。

　水制の向き（角度）は、流れに対し直角かやや上流向きにするらしい。ここは堤防からはやや上流側に向いている様に見えるが、流れに対しては直角の様だ。

合掌枠水制（標高46.0m）
赤く塗られた杭は何？

　この場所は、関戸橋北詰から東に1.1kmほど、東京多摩郵便局と郷土の森博物館の間、南通り入口交差点の南側だ。
　これが同じ場所の航空写真で、白○が南通り入口交差点、黄矢印が水制。

多摩川水制航空写真
2019年（令和1年）10月13日国土地理院撮影

　下は上の写真のほぼ同所（若干上流側）の古航空写真。

多摩川水制航空写真
1941年（昭和16年）7月27日陸軍撮影

　堤防から突き出している幾つもの水制が白く見えているが、これが今残っている水制と同じものなのかどうかは、不明だ。

　しかし実のところ、こう言ったタイプの水制をどのように呼ぶのか、無知＆蒙昧で分からぬ。が、「土木学会付属土木図書館」の「戦前土木絵葉書ライブラリー」の「5. 河川」に「富士川改修工事：釜無川右岸藤田村地先鉄筋コンクリート合掌枠水制」（昭和5年(1930)3月）と題された絵葉書にクリソツなものが写っているので、「合掌枠水制」と呼ばせて頂く。
　そして、「伝統的河川工法「聖牛」に関する知見の整理と木津川における試験施工」（京大防災研究所年報）などによれば、その形から「棚牛」と呼ばれる場合もある様なので、此方も今回採用させて頂きたいと思う。

　「水制（すいせい）」とは、川水による浸食から堤防などを護るため、水流の向きを変えたり水勢を抑えたりするための構造物。種々様々のものが在るが、一般にこうした細長い材を組み合わせたタイプの水制には「牛類（うしるい）」と呼ばれる横姿が三角形のものが多い。「聖牛（せいぎゅう）」「牛枠（うしわく）」「笈牛（おいうし）」等その形から「牛」と冠されるものだ。
　水を撥ねつけるのではなく、水流の力を利用して自身を沈めるため、配置さえ間違わなければ、洪水の度に安定を増すと言う。
　下は、以前玉川上水羽村堰取水所園地で見た「牛枠」と呼ばれる水制だ。

牛枠（うしわく）
2019年撮影

　二本角で肩をイカらせた牛の様に見える―、か。馬の鞍にも似るので「川鞍」、これが変化して「川倉」と呼ばれたりもする。
　下は、この傍らの解説板の図。

解説図
2019年撮影

　合掌型に組んだ枠は同様だが、牛類は全体に尻すぼみになっている。
　これに対し、この多摩河原の水制は下のモデル図の様に全体が地面に平行である。

多摩川合掌枠水制モデル図

　上記、釜無川合掌枠水制の写真を参考にすると、おそらくは元来この様な構造ではなかろうかと思う。確かに「棚」の様な形である。
　ここの棚牛は「a」の合掌材の上に乗っている「b」の「棟材」が失われ、下部のグレーで描いた縦方向「c」の「桁材（けたざい）」と横方向「d」の「梁材（はりざい）」が埋まってしまい見えていないのだと思う。
　棚牛は甲州発祥とされ、享保年間(1716-1736)以降全国に広まったそうだ。そう言えば、上記絵葉書にある「合掌制水枠」も山梨県の釜無川（富士川上流部）である。砂・石の多い川で水刎（みずはね。川の蛇行や流路が変わることを防ぐもの）を主目的としたものであるらしい。

合掌枠水制

　折れた断面から鉄筋が露出していたり、Xの交差部分を針金で補強している場合なども見られる。

　合掌型とは異なる、この様なスタイルのものもあった。

別タイプ

　草草が繁っていた頃は、ほとんど見えなかっただろう小型のものである。小型とは言っても、土に埋もれている部分は結構あるのだろうけれど。

　次は、郷土の森公園バーベキュー場の水制。上の場所からは更に東（下流側）に700m程。

合掌枠水制
コンクリに混ぜられた小石は結構大きい

　以前からはっきりと確認できる存在であるが、じっくり見たのは初である。
　位置関係は、下の様になる。

多摩川水制航空写真
2017年（平成29年）8月24日国土地理院撮影
白→は大丸用水堰

　「sb」は関戸橋、「km」が郷土の森博物館、黄●が先ほどの水制の場所、水玉がバーベキュー場。

合掌枠水制（標高44.2m）

　大きさは、傍らの相方（ロードバイク）と比べて頂きたい。

　更に堤防上を2km少し東に行けば、またあった。

合掌枠水制（標高39.0m）

　東京オリンピック、自転車ロードレースのアクチュアルスタート地点であった是政橋の約1㎞東だ。
　この辺り、幾度となく走っているが、すぐ近くにある北多摩変電所の鉄塔にばかり気を取られ気付かなかった。

多摩川水制航空写真
2017年（平成29年）8月24日国土地理院撮影
白→は大丸用水堰

　橙●が水制の場所。「nl」はJR南武線鉄橋、「kb」は是政橋、「tk」は多摩川競艇場。黄↑が北多摩変電所。

棟材もある

　この辺り幾つかあるが、みな、X型合掌材の上に乗せられていたコンクリート製棟材も残っている。
　なぜ、今迄気付かなんだか。ポンコツである。

　下は、また少し東寄りにあるもの。

状態良好
ここでも赤く塗られた杭がある。何？

　凡そでだが、だいたい100m間隔に並んでいる様だ。
　出来得れば、これら古き水制、多摩川の治水の歴史を語る遺構である故、保存と共に解説の設置をお願い致したいものである。

解説設置を

　散策者、ジョガー、サイクリストとこれ等構造物に目を留める方もいるであろうが、「はてこれは何であろう」と思いつつスルーしてしまうパターンが大方ではなかろうか。
　無知＆蒙昧をさらしてハズいが、私はこれらの正体を知るまで随分と手間取った。正体を知れば、地域の歴史にも思いは至り愛着も生まれようと言うもの。宜しくお願いしたいと思う次第だ。

2024年卯月9日
（取材は3月中旬）

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・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します
・ご訪問の際は、周辺へのご配慮をお願い致します
・航空写真画像出典：国土地理院ウェブサイト
・参照：土木学会図書館、井納建設HP、京都大学防災研究所年報第61号「伝統的河川工法「聖牛」に関する知見の整理と木津川における試験施工」(2018)、帝京大学文化財研究所研究報告第19集「川除普請定法書と牛枠類の仕様―甲州の富士川水系を中心に―」、山梨県立博物館調査・研究報告10「甲斐の治水・利水技術と環境の変化」、他
・当記事にある情報等は上記取材時点におけるものです
・これらの場所は東京都府中市、最寄り駅は西武多摩川線是政駅・競艇場前駅です

*川倉水制：木材は河畔林から切り出し重りの石は川床の玉石を使うと言う合理的なものである
*聖牛：「ひじりうし」とも。牛枠等を頑丈に改良したもので武田信玄考案とされる。名に関しては、適切に配置されれば川を宥（なだ）めることが出来るので「聖」と付いたとか、「スーパー」の意味だとか諸説あるようだ

（スマートフォン版は通信の最適化により画像の画質低下・サイズ縮小となっている場合があります。ご了承下さい）

☮

タグ：: #サイクリング; #水制

二〇二四年卯月七日08:55

by MYSTIC RHYTHMS

Fe塔　花紀行

カテゴリ: Fe塔（送電鉄塔の鉄美）

花紀行

　サクラ、サクラと騒がれる季節が今年も来た。

久我山線3号（標高58.1m）

　なぜこうもサクラばかり持て囃して騒ぐのかと、屈折者の私は子供の頃から思い、若い頃はお花見などケギライしていたが、年齢を重ね残り時間が減って来、過ぎ行く日々や季節に哀惜や愛惜の念を抱くようになると、やはり年々のサクラが気になる。

カエデの若葉と3号と

　もう後何度、この景色を見られるのであろう、などとおセンチになってしまう。

　「桜の樹の下には」とか「桜の森の満開の下」とか、そんな小説のタイトルも思い浮かぶ季節だ。

久我山線4号（標高57.3m）

　サクラの歌も思い浮かぶが、タイトルばかりで内容は知らぬ。ハード・ロック／ヘヴィ・メタルやクラシックなど季節感とは縁の無い音楽ばかり聴いているので、サクラの歌はよく知るところではない。

4号

　ただ、ユーミン好きとしては「花紀行」を知っている。荒井さん時代の「COBALT HOUR」(1975)収録曲。

　見知らぬ町を　ひとり歩いたら
　風は空から　花びら散らす

　薄紅が　なんて優しいの
　拾い集める人もいないのに

久我山線15号とヤマザクラ

　キィーボードだけをバックに歌う、静かな曲だ。
　サクラの名所として知られる、金沢市を流れる浅野川が、イメージされた歌なのだそうだ。

15号（標高51.8m）

　旅行嫌いの変わり者ではあるが―、金沢、行ってみたいな。

2024年卯月8日
（取材は4月初旬）

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・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します
・ご訪問の際は、周辺へのご配慮をお願い致します
・当記事にある情報等は上記取材時点におけるものです
・これらの場所は東京都府中市、最寄り駅は京王線府中駅・東府中駅です

*桜の樹の下には、桜の森の満開の下：前者は梶井基次郎の短編、後者は坂口安吾の短編

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タグ：: #サイクリング; #ユーミン

二〇二四年卯月六日16:50

by MYSTIC RHYTHMS

歴史遊歩・名所漂泊　索引

カテゴリ: 北の離れ（雑記）; 歴史遊歩・名所漂泊　索引

歴史遊歩・名所漂泊　索引

■歴史遊歩・名所漂泊　索引

■マナーについて

■おことわり

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■歴史遊歩・名所漂泊　索引

・多摩
あ　か　さ　た　な　は　ま　や　ら　わ

・多摩以外
東京23区　神奈川県　埼玉県

・参考：火の見櫓

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多摩

あ－お

・雨間大塚古墳　1　2

・いききの道

・井口八幡神社（三鷹市）

・池ノ上神社（調布市）

・石阪昌孝墓

・五日市鉄道跡　1　2　3　4　5

・今井物見塚

・馬の背（小平市）

・柄鏡形敷石住居跡（八王子市）

・絵堂のカゴノキ

・江戸街道（古）　1　2　3

・大國魂神社

・大沼田用水

・大谷町石塔群

・小作取水堰　1　2

・落川大宮神社

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・小野路城址

・小野神社（多摩市）

か－こ

・海岸寺

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・梶野分水樋

・勝坂

・合掌枠水制（多摩川）　1　2

・神奈川県庁測定石

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・鬼太郎オープニングロケ地　1　2

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・牛群地形

・清瀬病院跡

・国立駅舎　1　2　3

・国立市庚申塚

・国立音楽大学カリヨン

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・小平霊園　1　2　3

・狛江弁財天池

・小町井戸

・小山稲荷神社（調布市）

・近藤勇座像

・近藤勇生家跡

さ－そ

・西光寺

・坂西横穴墓群

・防人見返りの峠

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・狭山池弁財天

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・下里富士

・下里氷川神社

・下堰圦樋　1　2

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・尺串橋

・浄牧院

・真照寺

・真蔵院

・深大寺　1　2

・スカイタワー西東京（田無タワー）　1　2

・諏訪神社（調布市）

・関戸古戦場

・石幢六角地蔵尊

・石野天神社

・浅間神社（浅間山）

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・蔵敷熊野神社　1　2

・蔵敷高札場

・草木塔（小野路町）

た－と

・第一豊田荘ロータリー

・大圓寺

・大泉寺バス停（撤去）

・大名淵

・高幡不動尊　1　2

・田無用水

・田端環状積石遺構

・玉川上水　1　2　3　4　5　6　7　8　9

・玉川上水浅間橋　1　2

・玉川上水羽村取水堰　1　2　3　4　

・多摩湖（村山上貯水池）　1　2　3　4

・多摩湖（村山下貯水池）　1　2　3　4

・多摩聖跡記念館

・多磨全生園　1　2　3　4　5　6　7　8　9　10　11　12

・玉湖神社

・多磨霊園

・短冊形地割（小平・三鷹・武蔵野）　1　2　3　4

・常久渡し

・出山横穴墓群

・東京オリンピック自転車ロードレース記念碑

・トトロの森40号地・47号地

・殿ヶ谷地蔵尊

な－の

・中里富士（清瀬市）　1　2

・長沼町庚申塔他

・奈良場ばい谷戸　1　2

・貫井神社登山成就碑

・野津田神社

・野津田六角地蔵尊

・野中東通り稲荷神社

・野火止用水　1　2　3　　

は－ほ

・梅岩寺

・羽衣小橋

・八高線多摩川橋梁列車事故跡

・八清住宅ロータリー

・萬松寺

・万松寺谷戸

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・土方歳三像

・土方歳三資料館

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・日野の渡し

・平尾入定塚・十三塚

・普寛神宮　1　2

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・普濟寺

・富士浅間神社（八王子市）

・布田道　1　2　3　4　5　6

・府中高札場

・府中用水　1　2　3　4

・淵の森　1　2　3

・分倍河原古戦場

・本願寺（府中市）

ま－も

・まちかど写真館（日野市）

・まむし坂

・萬蔵寺

・萬造寺谷戸

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・三鷹の森ジブリ美術館

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・向ノ丘　1　2

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・百草八幡神社

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・八坂神社（多摩市）

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ら－ろ

・龍源寺

わ

・わらつけ街道

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多摩以外

東京23区

・鎌倉街道石碑

・下高井戸塚山遺跡

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神奈川県

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・北野天神社（天満宮）

・旧鎌倉街道（所沢市）

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・久米川古戦場

・久米水天宮

・嵯峨山遺跡

・狭山湖　1　2　3　4　5

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・浅間神社（荒幡）

・将軍塚

・多福寺

・多聞院毘沙門堂　1　2

・短冊形地割（所沢他）　1　2　3　4　5　6　7

・長源寺

・東京オリンピッククレー射撃会場跡

・トトロの森2号地

・西原地蔵堂

・野火止用水

・はけ山　1　2

・鳩峯八幡神社

・平林寺

・峯八雲神社

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・安松神社

・山口貯水池（狭山湖を）

・柳瀬荘（黄林閣）　1　2

・六間道けやき並木

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■マナーについて
神社仏閣・遺跡・旧跡など、市民共有の重要な財産・遺産と考えております。また、個人の信仰や心情と強く結びついている場合もあり、訪問・取材にはマナー遵守、節度ある行動が求められると考えます。

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■おことわり
当サイトは、私（管理人）が趣味の範囲で行っているサイクリング等で出会った神社仏閣・遺跡・旧跡などを紹介しています。

・多くのwebサイトさんを参考・参照させて頂いております
・日付けは其の侭に、偶に加筆･訂正をする事が有ります
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・文章中の写真は出典記載がない限り全て管理人オリジナルです
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　住宅の窓、洗濯もの、自家用車、その他個人を特定できるもの（人物の顔、ナンバープレート他）
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・各記事にある情報等は各記事取材時点におけるものです

タグ：: #神社仏閣; #庚申塔

二〇二四年卯月四日08:42

by MYSTIC RHYTHMS

北の離れ　東秋留ダブル橋

カテゴリ: 北の離れ（雑記）; 名所漂泊

東秋留ダブル橋

　東京西部、多摩地方のあきる野市に、秋留線24号鉄塔を訪ねたのち、少々奇妙な東秋留橋を訪ねる。

東秋留橋を渡る

　下流側の橋を渡りつつ、上流側の橋を見る。

東秋留橋航空写真
2019年（令和1年）8月17日国土地理院撮影

　黄↓が秋留線24号鉄塔、水色←は霞堤（かすみてい）跡、その左手二つの橋が三角形を形成しているのが東秋留橋。なぜ二つあるのか？

　取敢えず北詰から南詰へと橋を渡り、河原に降り立ち、近くから拝見。

河原から見る

　二つの橋を比較し普通に考えれば、画像右手下流側が新橋で、左手上流側が旧橋なのだろう。でも、マップにも何の記載もなく、ただ「東秋留橋」とのみある。
　他に人気もない河原で、さらに拝見。

　私としては、興味は旧橋にのみ向けられてしまう。

旧東秋留橋

　上流側から見るが、遠い。でも、あの小倉橋を彷彿させる連続アーチは分かる。

旧小倉橋（神奈川県相模原市）

　参考に、クリソツな旧小倉橋の姿を。川は相模川、向こうの橋は新小倉橋。

　では更に、一段河原を降りる。

旧東秋留橋

　うーん、大分近い。アーチが美しい。

旧東秋留橋

　底面はこの様な様子。型枠の板の跡がはっきり残っている。
　橋に関する知識は一切無いが、面白い構造だ。「6径間連続RCオープンスパンドレル」と呼ばれるアーチ橋で、あるそうな（径間は橋脚と橋脚の間、RCは鉄筋コンクリート）。完成当時は、見学者も多く訪れたのだと言う。

旧東秋留橋

　橋脚の落書き（他にもいっぱいある）が可也ネンザンだが、迫力あるお姿である。側面にも、型枠の板跡がくっきり見える。
　このアングルだと、アーチの上に柱を立てて上の道路面を支えている構造がよく分かる。下のアーチと道路面の間の三角形が「スパンドレル」で、そこが空間になっているので「オープン」なのだそうな。

　お邪魔なセルフィーは、此度は橋と。

ごめんなさいね

　旧橋に接近は叶ったが、この橋の詳細が不明だ。好奇心は10代レベルのテンションなので、まだ不満足だ。
　で、堤防に上がり旧橋南詰を探す。

　少し遠まわりして見つけた南詰（標高123.4m）。

旧東秋留橋南詰

　現在は新橋は自動車道（都道176号線）で、こちら旧橋は人道橋となっている様だ。下流側が歩行者、上流側が自転車用となっている。橋長は149.7mだそうだが、新橋の182.7mに対し遜色のない、なかなかに大きな橋だ。

　右の親柱橋標には名が刻されているが、「東秋留橋」の「秋」は火偏に禾の異字体、「橋」も旁（つくり）の上が「右」の異字体。

橋標

　昭和戦前期は、こうした異字体の使用が多い。
　左の親柱橋標には、「昭和十四年七月成」とある。

橋標

　ここあきる野市は、秋川市と五日市町が1995年（平成7年）に合併し生まれた。橋の架かる場所は、現在の住所ではあきる野市大字雨間（あめま）だが、この橋が出来た昭和14年（1939年）は東秋留村大字雨間だった。詰まり、東秋留橋は村名が冠された橋という事になる。
　東秋留村は、1955年（昭和30年）に他村と合併し秋川市の前身である秋多町（1972年に秋川市と改称）となって消滅している。ので、この橋は新橋共々旧村名を伝える存在、という事になる。

　傍らには、橋の詳細が。

橋詳細

　土木学会選奨土木遺産のプレートが嵌められ、その下に解説がある。旧橋は、1936年に工事着手され3年後の8月に完成、6アーチは全国的にめずらしくデザインもすぐれ国内の代表的鉄筋コンクリートアーチ橋だとある。土木学会関東支部HPによれば、現在に至るまで、アーチも橋脚も欄干も親柱も改変がなく当時のままと言う。
　斯様に希少なる存在だが、幅員狭く、交通上の支障が生じ2008年（平成20年）4月に新橋が架けられ開通した。が、架け替えることなく人道橋として供用・保存されているのだそうな。
　架け替えることなく残されたと言う経緯も、小倉橋と同じだ。

　ちょっと、小倉橋と比較してみる。
　小倉橋は、4径間連続アーチであるが、全体的なイキフンは瓜々二つと言っても良いくらい似ている。
・小倉橋：長さ177m　幅4.5m　4連続アーチ　1938年竣工　2008年土木学会選奨土木遺産選定
・東秋留橋：長さ149.7m　幅6.2m　6連続アーチ　1939年竣工　2015年土木学会選奨土木遺産選定
　どちらも、鉄筋コンクリート製。小倉橋がやや長く、一足先に土木遺産に選定されている。彼方は1938年（昭和13年）竣工で一年だけパイセンだが、同時期のものと言ってよい。日中戦争の最中（さなか）であり、コンクリ製となったのであろうか。

　未だ「新」が架かる前の古航空写真を見てみたい。

1941年（昭和16年）6月25日陸軍撮影

　架けられてから二年後、旧橋がまだ「新橋」だった頃の写真である。パールハーバー攻撃による太平洋戦争開戦の、その半年前だ。

東秋留橋航空写真
2008年（平成20年）9月9日国土地理院撮影

　こちらは、新橋開通数か月後の写真。川の周辺だけ見れば、上の写真と左程に大きな環境変化はないが、川の流路は随分と変わるものであるのが分かる。

　旧橋を渡りつつ、秋川上流側を見る。

秋川上流方向

　正面奥に大岳山が、その左手奥には秋川源流の三頭山が見える。
　この山を見て思ったが、街のそこここに見掛けるマンホール蓋、

あきる野市マンホール蓋
旧秋川市名

秋川を泳ぐアユの図柄（カラー型）だが、よく見れば川の向こう右手には大岳山があり、左手には三頭山が描かれている。

山アップ

　「o」は大岳山、「m」は三頭山で、これはほぼ実際の姿ではないか。しかも、黄↑の先には秋川の源流迄ちゃんと描写されている。

実際の景色

　マンホールの山と、比較して頂きたい。ほぼ一緒だ。
　しかし、「o」大岳山と「m」三頭山の間に見えるもう一つの山は、何であろうか。馬頭刈（まずかり）尾根上の、馬頭刈山(884m)と高明山(798m)であろうか。

　2019年、此処秋川は台風による大雨で増水し、大きな被害を受けている。

東秋留橋航空写真
2019年（令和1年）10月13日国土地理院撮影

　これは、台風19号(Hagibis)が上陸した10月12日の翌13日の東秋留橋付近の航空写真。本記事トップのこの二か月前の写真と比較して頂ければ分かると思うが、大変な増水である（濁っているのは石灰岩質の多い奥多摩山地の石灰が溶け込んでいる為）。
　ここあきる野市では、住宅などに大きな被害が出、橋梁にも被害があったと聞く（人的被害は報告されていない）。旧橋は、大丈夫であったのだろうか。

2024年卯月4日
（取材は2月中旬）

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・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します
・ご訪問の際は、周辺へのご配慮をお願い致します
・航空写真画像出典：国土地理院ウェブサイト
・参照：あきる野市HP、令和元年10月台風19号災害の記録（あきる野市）、土木学会HP、土木学会関東支部HP、ラジエイト「東秋留橋開通式典」、他
・当記事にある情報等は上記取材時点におけるものです
・これらの場所は東京都あきる野市野辺・雨間、最寄り駅はJR五日市線東秋留駅です

*あきる：秋留の他、阿伎留の表記もあり旧五日市町エリアには阿伎留神社や阿伎留城跡がある
*秋川：長さ37.6kmの一級河川。上流部は「秋川渓谷」として有名
*霞堤：武田信玄考案との説もあり信玄堤とも呼ばれる。上記の他のメリットとして洪水時に魚などの生物も堤内地に避難できるとされる。デメリットとしては切れ目部分で氾濫が起こるためそこで多大な被害が出不平等であると言う問題が起こる
*東秋留村：1889年（明治22年）の町村制施行の際、雨間村・野辺村・小川村・二宮村・平沢村が合併し生まれた（当時は神奈川県西多摩郡）。

（スマートフォン版は通信の最適化により画像の画質低下・サイズ縮小となっている場合があります。ご了承下さい）

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タグ：: #サイクリング; #マンホール蓋

二〇二四年卯月三日08:51

by MYSTIC RHYTHMS

Fe塔　秋川畔 II

カテゴリ: Fe塔（送電鉄塔の鉄美）; 里山浮遊

秋川畔 II

　秋留線24号の建つ農地は、まだまだ冬の姿だが、

白梅と大岳山（おおたけさん）

白いウメがあちらこちらに咲いている。その向こうには、奥多摩の象徴大岳山(1266m)だ。

　振り向くと堤防の木立の向こうに若番側鉄塔が見える。

秋留線21-23号

　堤防に上がってみよう。

　堤防の並木越しに、24号（標高115.1m）。

24号
下段は青梅南多摩線

　堤防の並木はサクラだ、花の頃はさぞ見事であろう。本年のサクラ鑑賞は、此処で決まりだな。来られるようなら、またその頃来よう（お天気と体調次第だけれど）。

　並木を透かして、白梅と河岸段丘上の25号（標高129.7m）。

白梅と25号

　27号まで、老番三基が見えている。

　逆方向南側には、21号まで若番側三基が、加住北丘陵の上に見える。

21-23号

　やはり、20号はもう見えない。

21号（標高191.5m）

soudentettou_akr22

22号（標高186.2m）

soudentettou_akr23

23号（標高170.8m）

　ふと見ると、水際にアオサギ(Ardea cinerea)が一羽佇んでいる。

若アオサギ

　アニメ「君たちはどう生きるか」で、最近は知名度も上がっている存在だ。日本に棲む鳥の中では可也大型の鳥（全長90cm程）で、知らない人はツルと勘違いすることもある、存在感たっぷりの鳥だ。このアオサギは、全体に色も薄く冠羽もないのでおそらくまだ幼い個体だろう。でも、すでに貫禄は十分だ。

　アオサギをウォッチングしながら河川敷を見れば、大分荒れている感じだ。あちらこちらで重機が動き、堤防護岸も一部真新しい。おそらく、前回触れた2019年10月12日の台風19号(Hagibis)による豪雨の影響であろう。

　堤防を上流へ向かって歩けば、前方に橋が見える。橋から、川と鉄塔を望みたい。
　何橋か知らぬが、マップで見るとちょっと変だ。航空写真で確認。

東秋留橋航空写真
2019年（令和1年）10月13日国土地理院撮影
台風19号豪雨翌日の撮影で川は増水している

　黄●が24号。左に見える橋はなんか二つ重なっているが、マップには「東秋留橋」とあるのみで特に表記がない。良く分からないが、取敢えず行ってみよう。
　―とその前に。堤防も何かちょっと変だと思ったが、ここにも霞堤（かすみてい）らしきものが見える。
　下は霞堤と思しき部分のアップ。

東秋留橋航空写真
2008年（平成20年）9月9日国土地理院撮影

　白↑は西光寺本堂。黄↓の陸側堤防と、水色↑の川側堤防がずれて重なっている様に見える。
　昔の航空写真で同所を見る。

東秋留橋航空写真
1947年（昭和22年）11月14日アメリカ軍撮影

　白↑は西光寺本堂。やっぱり、そうだ、霞堤だ。黄↓の陸側堤防と、水色↑の川側堤防の間に切れ目がある。現在はこの切れ目が繋げられており、間部分には住宅が並んでいる。
　是非、解説板設置を、お願い致します。

　では、24号からは西へ600m程の東秋留橋から、秋川下流側とそれを渡る秋留線を望む。

秋川と渡河する秋留線

　右手の加住北丘陵上に23号、左手に24号。想定通りの絵だ、満足。

　橋から上流側を見れば、あの旧小倉橋を彷彿させる何やら古そうな橋が見える。

東秋留橋から上流を見る

　二重の橋の、上流側の橋だ。
　アーチの連続が、素敵だ。こういう古い建造物は大好物だ。

　接近―。

　（北の離れに）つづく

2024年卯月3日
（取材は2月中旬）

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・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します
・ご訪問の際は、周辺へのご配慮をお願い致します
・航空写真画像出典：国土地理院ウェブサイト
・参照：あきる野市HP、令和元年10月台風19号災害の記録（あきる野市）、他
・当記事にある情報等は上記取材時点におけるものです
・これらの場所は東京都あきる野市雨間、最寄り駅はJR五日市線東秋留駅です

*アオサギ：ユーラシア、アフリカに広く分布、日本ではほぼ全国に普通。日本では「青鷺」だが英語では「Gray Heron」
*秋川：長さ37.6kmの一級河川。上流部は「秋川渓谷」として有名
*霞堤：武田信玄考案との説もあり信玄堤とも呼ばれる。上記の他のメリットとして洪水時に魚などの生物も堤内地に避難できるとされる。デメリットとしては切れ目部分で氾濫が起こるためそこで多大な被害が出不平等であると言う問題が起こる

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