“10分”でわかる統計問題対策(令和3年12月版) | 保坂つとむの宅建合格塾

“10分”でわかる統計問題対策(令和3年12月版)


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ただの画像です。クリックをしても何も出てきません(笑)




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メルマガ掲載時代から通算して,12年連続となる当ブログの定番記事となります。
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今年10月の試験も,バッチリ当てることができましたので、12月受験生のみなさまにも,この「統計問題対策」をお届けいたします。
(おかげさまで,今年10月の試験も含めて過去の12年間は,すべてこの記事で解答できる統計問題が出題されていま~す。12月試験も当てに行くぞォ~!)
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統計問題の対策ですので,“一部科目免除者(いわゆる5点免除者)”の方は,この記事は,“パス”しちゃってください。
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統計問題対策は,基本的に“増えたか・減ったか”を把握すればOK! 細かい数字を覚えるのは,余裕のある方だけにしましょう。
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効率よく学習して…1点ゲット!
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というわけで,この記事は“スマホ・タブレット”などを利用して,試験会場に向かう電車内での“お供”にご利用ください。
(ただし,車で試験会場に向かう人は,運転しながらは絶対に見ないで! 危ないゾォ\(◎o◎)/)



今回が,
令和3年宅建受験生向けの“最後のブログ記事”です。
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“10分”でわかる統計問題対策(令和3年版)
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【地価公示】


● 令和3年3月公表の「地価公示」によれば,令和2年1月以降の1年間の地価は?
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全国平均(全用途) …… 6年ぶりに“下落”に転じた。
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全国平均(住宅地) …… 5年ぶりに“下落”に転じた。【今年10月に出た】
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全国平均(商業地) …… 7年ぶりに“下落”に転じた。【今年10月に出た】
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全国平均(工業地) …… 5年連続の“上昇”であるが,上昇率が縮小した。【今年10月に出た】


● 3大都市圏では?
3大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)平均をみると,全用途平均・住宅地・商業地はいずれも,平成25年以来8年ぶりに“下落”となり,工業地は7年連続の“上昇”であるが上昇率が縮小した。


● 地方圏では?
地方圏平均をみると,全用途平均・商業地は平成29年以来4年ぶりに,住宅地は平成30年以来3年ぶりに“下落”に転じ,工業地は4年連続の“上昇”であるが上昇率が縮小した。


それにしても,「工業地」の“1人勝ち”状態とは…
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コロナショックでも,製造業だけは順調とか言われているけど,モロにその通りの結果となったなぁ💦

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【新設住宅着工戸数】


● 令和3年1月公表の「建築着工統計」によれば,令和2年(令和2年1月~12月)の新設住宅着工戸数は?(注:年計…年度計ではない!
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総戸数 …… 4年連続の“減少【今年10月に出た】
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持家 ……… 昨年の増加から再びの“減少
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貸家 ……… 3年連続の“減少
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分譲住宅 … 6年ぶりの“減少
マンション・一戸建てともに減少


こちらは,コロナショックの影響が直撃ってことかな!? 見事に“すべて減少”だなぁ~(>_<)。
(まぁ~受験生的には覚えやすいか…って,不謹慎な発言でスミマセン💦)
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ちなみに…
上記のうち総戸数の具体的な数値は,約81万5千戸(覚え方:建設現場は,背後(81.5)に気を付けろ!【今年10月に出た】),前年比9.9%減となっており,新設住宅着工床面積についても,4年連続の“減少”となっている。
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また…
建築工法別では,プレハブツーバイフォーも,4年連続の“減少”となっている。

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【法人企業統計(売上高&利益)】


● 令和元年度の「法人企業統計年報」によれば,不動産業の売上高&利益は?
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売上高 ……… 前年度比 2.5%減,5年ぶりの“減少
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経常利益 …… 前年度比 10.6%減,2年連続の“減少
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営業利益 …… 前年度比 17.3%減,2年連続の“減少【今年10月に出た】


ちなみに…
上記のとおり売上高・利益ともに減少はしたけど,それでも不動産業の売上高経常利益率&売上高営業利益率は,いまだに“全産業平均よりも高い”ようである。
(令和元年度で,売上高経常利益率が10.2%・売上高営業利益率が9.4%と,いずれも全産業平均の倍以上の数値となっている!)
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つまり…
不動産業はメッチャ儲かる産業だってことね。
(ん~,あやかりたいねぇ~・・・笑)

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【土地取引件数&土地利用の動向】


● 令和3年版の「土地白書」によれば,土地取引(売買による所有権移転登記)は?
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令和2年の全国の取引(登記)件数 …… “ほぼ横ばい”で推移【今年10月に出た】
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約128万件となっている。
(覚え方:猫の悲鳴…登記は,いにゃ~!(128)【今年10月に出た】
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土地取引の件数がほぼ横ばいということは,“宅建業者数”はどうなのか…が気になるな。。。これについては次コーナーを見てね(^_-)-☆


● 令和3年版の「土地白書」によれば,企業の土地投資額の動向は,全ての分類で減少の見込み。また,国土法の事後届出の面積&件数も減少。開発許可面積・土地区画整理事業認可面積のいずれも減少・・・と,絵に描いた不景気だなぁ~💦


● 令和3年版の「土地白書」によれば,我が国の土地利用の動向は?
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令和元年における我が国の国土面積は約3,780万haであり,このうち森林が約2,503万haと最も多く,次いで農地が約440万haとなっており,これらで全国土面積の約8割を占めている。
(日本は“山だらけ”というのが,このデータでよくわかるネ! それにしても,農地面積はまたまた減少したなぁ~・・・ちょっと心配(汗))
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このほか…
住宅地・工業用地等の宅地約197万ha(覚え方:宅地に行くな!(197)),道路は約141万ha,水面・河川・水路が約135万ha,原野等が約35万haとなっている。
(それにしても,宅地の面積は年々増えてんなぁ~・・・要するに,農地がドンドン宅地などに切り替わってる…っつうことネ!)

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【宅建業者数&監督処分件数】


● 令和3年版の「国土交通白書(2021)」によれば,宅建業者数の推移は?
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令和元年度末(令和2年3月末)の宅建業者数 …… 6年連続の“増加
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ん~,取引件数はほぼ横ばいなのに,不動産屋さんの数は順調に増えてるのかぁ~( ̄▽ ̄;)
ってことは,宅建士の需要も高まり,我々宅建講師の仕事も増える・・・ってか! アハハ,失礼スマスタ💦
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ちなみに…
令和元年度末における宅建業者数は,約12万6千業者(125,638業者)となっている。
(覚え方:イチロー選手の弟の名は…イニロー(12.6)もちろん嘘ですよ!笑)


● 不動産業は,全産業の売上高の3.0%・法人数の12.0%(平成30年度)を占める重要な産業の1つとなっている。


● 令和元年度の監督処分件数198件,免許取消処分109件・業務停止処分32件・指示処分57件で,ナント免許取消処分最も多くなっている。
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ようは,いきなり“免取”ってケースが多いっちゅうことね。
(こらっ,不動産屋さんは信用第一ですよォ。誠実に仕事しなさ~い!)

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【総世帯数&空き家数】


● 令和元年9月公表の「住宅・土地統計調査」(5年に1度実施される調査)によれば…
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総住宅数 …… 2013年(平成25年)と比べ2.9%の“増加
総世帯数は,3.0%の“増加”)
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空き家数 …… 2013年(平成25年)と比べ3.6%の“増加
空き家率は,13.6%と過去最高!


ん~,空き家問題は深刻だなぁ~(;´∀`)。
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ちなみに…
1世帯当たりの住宅数は,“1.16戸”だよ。
(家余ってるじゃん。そりゃ~,空き家増えるわなぁ~💦)
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また…
持ち家住宅率は 61.2%で,借家率を上回っている。
(戦後の持ち家政策が功を奏した結果だね。)

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【ま・と・め】


いやぁ~,それにしても今年はコロナの影響がくっきり・・・て感じの様相になったなぁ。そんじゃぁ,ちょっくらまとめてみまひょか f(^o^;)。
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結局,“上昇・増加”したのは何だ?
● 「工業地」の地価
● 宅地の面積
● 宅建業者の数
● 総住宅数&空き家数

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ほぼ横ばい”なのは?
● 土地取引件数
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これに対して,“下落・減少”となったのは?
● 「工業地以外」の地価
● 新設住宅着工戸数
● 不動産業の売上高&利益
● 農地の面積

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ん(@_@;)?,だんだんと見えてきたぞ!
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コロナショックの影響で“新設住宅着工”が減少し,これが原因で“不動産業の売上&利益”も減少
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でも,“宅地の面積”が増加しているので,宅地の取引がメインである“宅建業者の数”も増加している…
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また,コロナでも製造業は絶好調なので,“工業地の地価”は上昇が続いている…
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みたいな構図だな!
(じつは,不動産業の売上&利益は,コロナの影響前の数値なので,かなりムリヤリな構図なんだけど,まぁ~いいっしょ…笑)
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冒頭でも述べたが,細かいことは覚えなくてもOK!
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上記の考え方をもとに“増えた減った”だけでも覚えて,なんとか,統計問題を乗り切ってしまおう。

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“10分”でわかる統計問題対策は…ここまで!






【制作・著作】
たっけんコム(http://www.takken.com/)代表 保坂つとむ

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