この春、4月18日には、富山市議選、富山市長選、砺波市議選がある。

ずっと、政治活動には興味津々だが、選挙運動は苦手だと言ってきた。

自分の選挙も、選挙管理委員会にもらった本に書かれていたことをやって、アドバイスしてくれる人のいうことをきいて、自分なりにがんばったし、
人の選挙にも駆けつけ、応援弁士や運転手も経験したが、
弱小陣営ということもあり、
どうにも、届かない・響かない、という感じで
虚しく辛いものであった。

しかし、政治は究極、権力闘争で、
民主主義での権力闘争は、選挙に集約されるもので、
選挙こそが、政治活動の原因でもあり結果でもある。
やはり選挙は、勝たなければならない。

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昨年の知事選、
私なりに多くのことを学んだ。

1.多くの人は、選挙のことを政治家の「芸能発表会」のように思っている。事前によく宣伝され、しっかりした組織的バックアップがなされていて、見かけが良く、自分が親しいと感じるほうを選ぶ
2.芸能発表会だから、芸の良し悪しもあまり気にしていないし、パンフレットに書かれたことなどもほとんど読まれない。ましてや宣伝や演出の良し悪しに、自分の評価が左右されているなんて気づきもしない
3.いわゆる「土俵」を作ること、選挙で判断されるべき分かりやすい争点、自分が有利とされる点を、繰り返しアピールすることで、マスコミの論調も味方につけることができる
4.告示の時点で主だった人々の態度は決まっており、それは、そこまでの「政治活動」が、物語としてアピールするか、芸能で言えば「血の滲むような稽古・持って生まれた才能」みたいなものが伝わるかどうか、にかかっている
5.候補者個人の利害と、応援する組織の利害とは完全に一致していなければならない。組織力とは人数や伝統ではなく、人を動かす熱量である

市議市長選挙は、知事選と違い、選挙期間が短い。
今回の大雪のような災害や、思いもかけぬ事件・スキャンダルで
微妙に変化することはあっても

選挙に勝つ方法というのは、大まかにいえばこんなものなのであろう、と思っている。