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「ロックマンワールド」 レビュー (ゲームボーイ)

2022-06-09 21:00:44 | SFCなどのレビュー

ロックマンシリーズ
サイドビューアクション
開発は水口エンジニアリング
発売はカプコン
1991年7月26日


特徴
・「ロックマン」と「ロックマン2」のボスの一部が登場する。

 最初で敵として選択可能なのは
 『カットマン』『アイスマン』『ファイヤーマン』『エレキマン』


各シリーズの対比

操作性

 スライディング:なし
 溜め撃ち:なし


システム

 E缶:なし
 M缶:なし
 パスワード:なし


あらすじ
世界征服を企む悪の天才科学者『Dr.ワイリー』は
同じく天才科学者の『Dr.ライト』が開発した4体の産業用ロボットを操り破壊活動を始めた。
家庭用ロボットの『ロック』は戦闘用として改造され『ロックマン』としてロボット達の鎮圧に向かう。




良い点
・ゲームボーイ初の「ロックマン」
・キャラの大きさ



良い点の解説
・ゲームボーイでの初の「ロックマン」

 シリーズというのが意味があると言えるだろう。
 これからゲームボーイのワールドシリーズが続いていくことになるし


・キャラの大きさ

 キャラが大きくファミコン版と違いはない。
 色はないが操作感覚はファミコン版と違和感があるほどは感じない。
 だが…これが全てにおいて良くしているって訳ではねぇんだよなぁ…。


悪い点
・ボリューム不足



悪い点の解説
・ボリューム不足
  
 ゲームボーイというのはわかる。
 だから容量不足であることもわかる。
 わかりはするがそれでも「ロックマン2」の敵の扱い…
 これはネタバレで…



悪い点にはしなかったけどキャラが大きくしてファミコン版との操作の違和感を薄められてはいるが
画面が狭いゲームボーイ。キャラが大きいという事はまわりもせまくなるという事だ。
その為、ファミコン版で遠くで対処していた敵に対してやや接近したところでの戦闘を余儀なくされる。
被弾がやや多めになりがちになる。それに関しては割り切るしかない。
E缶もないのでどんどん進んでいくプレイをしていくと結構ツライが
大体、雑魚が豊富に出る地帯がそこそこあるのでそこで雑魚を倒して回復アイテム地味に集めて
体力が満タンになってから進めるといいのかもしれない。


ここからがネタバレ





















悪い点の「ボリューム不足」の補足だけど
4体のボスを倒した後は、『ワイリー城』に行く。

「あれ?ロックマン2に出て来た奴が後4体出るはずじゃ?」

と、思いながらもワイリーステージを進めていくと
お馴染みの転送装置が4つある。

「ボスラッシュか…来たな」

と、思って転送装置に乗ると出て来たのは

 「『フラッシュマン』だと!?」

『フラッシュマン』を倒して転送装置に乗ると武器装備画面

 「え?今のだけで武器装備なの?」

他の転送装置に乗っても「ロックマン2」のボスが出て、倒すと武器装備
そう。「ロックマン2」の4体に関しては専用ステージがなくただボスとして登場するだけなのだ。

 「何か寂しいなぁ…容量の問題なんだろうけど」

と言う事なのである。

後、アクション面での感想だけど上記で画面が小さくてキャラが大きめって事を言ったけど
その結果、ボスの体当たり系の攻撃が非常に避けづらい。
特に、『エレキマン』『クイックマン』などのダッシュ系で突っ込んでくる奴よりも
こちらの移動スピードと同じぐらいでこちらに向かってくる『カットマン』や『フラッシュマン』の方が避けづらい。
上記の奴らは早いからダメージを受けても
駆け抜けて行ってくれるが遅い奴らは無敵時間が終わっても近くにいるような状態になるからな。

特にファミコン版の『カットマン』はノックバック(被ダメージ時ののけぞり)をしたけど本作ではしてこない。
変なタイミングでブーメランを投げてくるなんて事をしてくるので避けるのが大変。
ヒット安堵アウェイをするよりもハサミに当たり、短い無敵時間中に連射と言うゴリ押しした方がいいと言える。
タイトル画面からスタートしてのステージセレクトで『カットマン』がデフォルトになっているが
後で選んだほうがいいのかもしれないってぐらいに本作の『カットマン』強い。

『ファイヤーマン』はファミコン版だと放ってくる火をジャンプで避けると地面に火が付くとかいう仕様のせいで
被弾必至な戦いを余儀なくされたが本作ではなくなっているのでよく見て戦えばノーダメージも難しくない。
『アイスマン』はファミコン版だと下段中段上段と3段に向かって氷をはいていたが
本作だと下段と上段だけなので避けやすくなっているパターンを最初に見切ればそう難しくなく勝てる。
ファミコン版最強の『エレキマン』だったけど、コイツはこちらの攻撃に応じて前後にジャンプするという仕様に
気づけばそう難しくなく対処できる。動きも速いので敵からも離れやすい。
だが、『カットマン』はうぜぇ…

2のボス
『フラッシュマン』:画面が狭くファミコン版のような段差がなく平坦なので避けづらい。
 歩きも遅く『メタルマンブレード』で上空に打ち上げるなんて事も出来ないので結構な強敵である。

『クイックマン』:こいつもファミコン版のような段差がなく高速で突進してくる。
 体当たりダメージがきつくあまり避ける事に集中しているとやられがち。
 だが、コイツのブーメランの攻撃力が低いためにわざと、ブーメランに当たり無敵時間中に体当たりをすりぬけ
 攻撃するのがいいと言えるのかもしれない。
 「ロックマン3」の『ドクロボット』戦みたいなものだ。

『ヒートマン』:ファミコン版と比べて、ダメージを受けた後の突進攻撃のタイミングが早いので
 敵が炎を投げてくる中、しっかりと画面端に逃げてから反撃すると対処がしやすい。

『バブルマン』:コイツ自体は攻撃が苛烈ではないので連射していればそう難しくなく勝てる。
 同じ高さにいる時に撃ってくる早めのバスターみたいな攻撃に注意。

2の4体ボスの後に出てくるボス『エンカー』

対ロックマン用に『Dr.ワイリー』が開発したロボット第一号
名前は『エンカー』
番号は『RKN.001』『Rockman Killer』だそうだ。
初見では槍を持っていて強そうに見えるが
エネルギー弾を吸収して衝撃波にして跳ね返すという機能を持っているが
そのエネルギー吸収は自身にダメージを受けながら行われる。
『エンカー』が槍を掲げている間は無防備なのだ。
その間に攻撃。その後、溜めた衝撃波を放ってくるがこれが実に避けやすい。

「お前、普通に避けたり動いたりした方がいいんじゃないか?」

と思えるレベル。
初見で難なく撃破した。『カットマン』の方が数倍強い。

それでまたワイリー面がもう1面。
最後にはワイリーが出てくる。

「ワイリーマシン・ワールド1号」という名前で口から雑魚をはく。
上段と下段ではいてくるので吐いてくるところ付近にいて
下段の時にジャンプすればいいだけなので見切るのは楽。

1号を倒すと第2形態として
「ワイリーマシン・ワールド1号’」となる。
アームでの攻撃と上段下段のビームでの攻撃。
バスターや他のキャラの攻撃が効かないので『エンカー』のビーム跳ね返しを使うとダメージが通る。
アームにさえ気を付ければ後は勝手にやられてくれる。

相変わらずの『Dr.ワイリー』の土下座でフィニッシュである。
エンディング各ボスの顔が出てくる。
『ヒートマン』の笑顔が実にニッコニコで印象的だった(笑)

にしても『ロックマンキラー』という触れ込みのめちゃよわボスの『エンカー』だったが
『ワイリーマシン』の攻撃を跳ね返してダメージを負わせるというところから
皮肉にも『ロックマン』よりも『ワイリーマシン』キラーとなってしまったようである。



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