なぜか睨み合ってるジョンと獸木野生
*記事の内容とは無関係
基本的に車で保護区を回る以外はずっとロッジの敷地内で過ごすサファリのツアー。
動物や風景の撮影に集中してたので、ロッジの写真はあまりないのだが、一言で言うととってもリゾートな感じ。
確か3箇所のロッジに泊まったが、どこもハイソな雰囲気で、レストランのブッフェもとっても充実していて、お料理もみんな美味しい。
ケニアの人たちは明らかにお料理上手である。
ここはマサイマラで泊まったロッジのレストラン。
レストランの下は川になっていて、すぐ下にはカバさんたちが住んでいる。
床下にはシカ
そしてお猿も住んでいる。
ある日の朝ごはんの時、獸木がボーッとゴハン食べてたら、ドン!と言う衝撃音とともに同席してた他の2人の女性が尋常ならざる悲鳴をあげ、びっくりした獸木が彼女たちを見ると、ふたりともお目々まんまるで
「猿が.....猿が......」
と、口をパクパクさせていた。
一瞬すぎて、目の前で起こったことにも関わらず、ボーッとしていた獸木は何も見てなかったのだが、お猿さんが獸木たちのテーブルに飛び降りて、食べ物を奪って行ったのだそうだ。
なんという早技......
食べ物をゲットする真剣な姿を見損なって残念である。
唯一あったディナー時の写真。
獸木以外のふたりが飲んでるのはタスカーと言う地ビール?だよ
ゾウさんのマークがいいね。夕食後もどこにも行けないから、お客さんたちはレストランのそばにあるラウンジで、今日見た動物写真を見せっこしたりして過ごす。
ある晩ラウンジでみんなとくつろいでいた獸木は、ある西洋人カップルがさりげなく席を立ったのに気づいた。
獸木は普段、猿が目の前のテーブルに飛び降りて食べ物をかっさらっても見てねえし、道で正面から歩いて来た知り合いが獸木の肩を叩いても何か落ちてきたものが当たったと思って気づかないくらいボーッと生きてる人間なのだが、この時はふたりが周りの友達に挨拶もせず、妙にきごちない雰囲気で抜け出したので、なんとなく目の端が捉えていた。
しばらくして獸木とツアーの他の参加者ふたりも、それぞれの部屋に帰るため外へ出た。
これはロッジの各部屋に続く道。
想像つくと思うが、この道は夜は結構ロマンチックだ。
この辺りで獸木が暗がりに立つふたり(実はさっき席を立ったカップル)の人影を通り過ぎようとした時、人影の女性が突然獸木に手を突き出して叫んだ
「わたしたった今プロポーズされたの!」
突き出した手の指にはキラッキラの婚約指輪が!
「おーまいごっど!
おめでとう‼︎」
反射的に叫び返し、彼女と抱き合って喜ぶ獸木。
ラウンジで言葉を交わしたわけでもない赤の他人と熱い抱擁を交わす獸木を前に、立ちすくむ同じツアーのふたり。
やがてふたりに携帯で呼ばれて集まってきた友だちに囲まれて、幸せいっぱいの婚約ホヤホヤカップル。
いつまでもお幸せに
部屋の外壁の明かりの中のヤモリちゃん
オマケ:
ロッジのお掃除をしてたお兄さんとかわいいホウキ