はじめてのお伊勢参り3・別宮編 | AID - Animals In the Dark

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Blog by graphic novelist Yeasty Kemonogi.
漫画家獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。
甲斐犬MIXハリーと黒猫ジェームスをはじめ
ブログに登場する主な犬猫は、保護された子たちです。


メインの外宮内宮参拝を終え、最終日の伊勢神宮参拝。
昨日までずっと晴天ですっかり目をやられていたが、この日は台風が接近していて雨予報だったので、しっぽりさっくり締めくくるつもりで、まず内宮参拝のあと行くと良いと言われてるらしい別宮の
伊雑宮
に向かった。




なぜ伊雑宮に行くと良いのかは下の紫水さんの伊勢神宮参拝ブログの中の伊雑宮の記事を見てほしいが、何やらすごいところらしいぞ。


紫水さんブログの伊雑宮の記事




伊勢神宮には外宮内宮の中や外にたくさんの別宮があるが、外にある別宮は結構バラバラに遠いところにあるので、本当言うと獸木は最終日まで行くかどうか迷っていた。

が、伊雑宮が最後の晩に泊まっていたホテルの最寄駅、鵜方というところからかなり近いとわかる。


詳しいことは後で書くが、これがその時のホテルだ。

そう、地中海だね。




そんな地中海の鵜方駅からタクシーを拾い、漢字の読みもわからずに
「すみません、いぞう....ぐう?と言うところへ行きたいんですが」と言うと、運転手さんはすぐわかってくれ、「あそこはね、知る人ぞ知る名所なんですよ」などとうんちくを語りながら連れて行ってくれた。
伊雑宮はいざわのみや、またはいぞうぐうとよばれ、ぢもとの人たちはいぞうさんなどと呼んでいるそうだ。


天照大御神の御魂が祀られているという伊雑宮

天照大御神は神宮内宮に祀られてる神様なので、内宮には天照大御神の一体何が祀られているのか今更気になる獸木。




縁結びのご利益があるという夫婦杉(たぶん)

神宮や別宮にはさまざまなパワスポがあるらしいが、立て札や説明書きなどがないものが多いので、オフィシャルページや上の紫水さんのブログなどで事前に調べて行ってね。



古井戸

一見何でもない質素な造りだが、神聖な何かを守るように中が完全に見えないほどしっかり囲ってあるのが曰くありげだね





金運のご利益があるという巾着楠

根本がたっぷりとしていかにも豊かな感じがするが、そばに別の木の根元が大蛇のようにはべっていて、ますます縁起が良さそうだ




ここは入っちゃいけない禁断のお池らしい。

この日はお宮を守ってる警備の人?以外獸木しかいなかったので、静まり返ってすごく神秘的だったよ





最後にすぐそばにある御新田へ
ここで田植えの儀式が行われるそうだ。



雨が降る前に伊雑宮を参拝できたことに感謝して、最寄駅から電車に乗ろうとググると、約10分後に電車が来ることがわかった。

この辺りは、伊勢神社付近の主な駅は便がいいものの、ちょっと離れると止まる電車の本数がぐっと少なくなり、一本逃そうものなら軽く1時間は待たなくてはならない。

しかし駅の位置も知らないので、10分で間に合うか慌ててGoogleマップを見ると
徒歩3分
とある

近っ!

すると御神田をちょっと行ったところに、小さなホームだけの無人駅が現れた
慌てていたので写真は撮り忘れたが、明らかに伊雑宮のためだけに建てた感じのするそこは、上之郷駅

質素さを除けば、昔原宿あたりにあった皇族の方のためだけに作られた駅をなんとなく彷彿とさせる。


無事に電車に乗れて時間に余裕があったので、いつくか勧めて頂いていた別宮の中からアクセスの良さそうな

月読宮(つきよみのみや)

に帰宅前に参拝させていただくことにした。

月読宮についてはこちらのサイトに詳しく載ってるよ:


伊勢市駅の確か隣の五十鈴川駅というところから徒歩五分と言うことだったので、サクッと行けそうだなと思ったのだが、どうもお宮の入り口のある方角を間違えたらしく、思いの外広大だった月読宮の敷地らしい森をぐるっと遠回りする羽目に。


この森の中にお宮があるらしいのだか、行けども行けども入り口がなく、進めば進むほど森は深く、来るものを拒み、かたくなに何かを隠しているかのよう。


しかも昨日までは涼しかったのだが、この日は台風が近づいていたからか蒸し暑く、久々の熱中症アラート!

ていうか雨じゃねえし


仕方なく来た道を戻り、森の反対側を目指す。




彼岸花やススキが秋を物語ってるけど、暑い〜





ぼちぼち諦めようと思った頃、ようやく鳥居のある入り口発見!


鳥居をくぐって振り返ったところで撮った写真

眩しい.....何も見えません。



ほんとにものすごく深い森の中にお宮が隠されていて、ほとんど樹海状態。




中にはいくつかのお宮が並んでいて、決まった順番でお参りするようになってるよ。
 


最後にもう一度外宮に寄ってお札をいただき、帰りの電車に乗るため伊勢市駅に向かうと、霧のような雨が顔にかかって、ほんの数十秒だけ虹が出現。


最後の最後まで大冒険・楽しいお参りをありがとうございました。
日本の神様の本拠地?神宮は、獸木的には何か大きなものに守られて、素晴らしい世界に生かされているありがたさと、自然を大切にし、調和する生き方の大切さを思い出させてくれるところだった。

信仰に支えられて元々サステナブルだった日本古来のライフスタイルや精神が今も保存され、守られている聖域。

PALM読者向けの言い方だと、日本のオワキンク(獸木の漫画に出て来る、アフリカの人類発祥の地あたりにある架空の聖地)のようなところなんだね。
オワキンクのように永遠に守っていきたいね。

神宮参拝ブログはこれで終わりだが、日帰りでフルコース回れるタフな人はともかく、じっくりゆっくり派の人は泊まるところも大事だよね。

そこで次回は獸木野生がこの時滞在した二つの素敵な宿のことを紹介しようと思う。





ちなみに......
参拝旅行で三日間テレビ見なかったので、帰宅翌日ニュースで新首相が決まってるのを知って驚きました。

*ニュースサイトからお借りした写真です