6月23日

 

彦根市の松原水泳場に作られた鳥人間コンテストのプラットホームは琵琶湖の夏の風物詩だ。

昨年は無観客での開催の為、開催日が未公開で行われた。

第44回目となる今年の開催日は、7月23,24日と発表されている。

 

湖岸道路を北上して道の駅湖北みずどりステーションまでは彦根から約25キロ。

ゆっくり走って約1時間半なので、休憩ポイントに丁度いい。

ビワイチなら、ほぼ全員が休憩するポイントだと思う。休日の昼前は20台もあるラックは自転車で一杯になる。

 

 

  史跡 西野水道

 

余呉湖から琵琶湖に注ぐ余呉川は、大雨になるとよく氾濫を起こしていた。

江戸時代中期に放水路として西野山を掘り抜く『西野水道』の工事が石工によって行われたが、手作業での掘削は硬い岩盤に阻まれ1日6センチしか進まない事や、落盤などで工事は難航した。

1845年に5年の歳月をかけて長さ220m、高さ2m、幅1.2mの素掘りの岩穴が完成した。

 

滋賀県指定文化財として、整備管理されているので手掘りトンネルの見学が可能だ。

事務所でヘルメットと懐中電灯、長靴を借りる事が出来る。

 

隣の2代目西野水道は1950年の完成。

徒歩でトンネルを抜けて琵琶湖岸に出る事が出来る。

 

余呉川沿いの赤尾集落に、黄金に輝く建物が見えた。

1713年の建築で重要文化財の西徳寺本堂だ。

令和3年の補修工事で葺き替えられた茅葺屋根が散髪したての襟足の様で気持ちいい。

 

 

  余呉湖アジサイ園と全長寺

 

滋賀県内のアジサイ名所を検索すると、湖北エリアでは『余呉湖』と『全長寺』が紹介される。

 

平日で訪れる人の少ない余呉湖畔。静かな木陰のベンチでお弁当を広げた。

 

余呉湖アジサイ園は約1万本が600mに渡って植えられている。

 

余呉町池原集落の全長寺は1789年建築の県の重要文化財。

背の高い入母屋屋根は田んぼが広がる集落の中でも目立つ。

遠くから眺めると、まんが日本むかし話に出てくるお寺って感じだな。

 

全長寺のアジサイ園は小さい株の物が多く、色んな種類を見る事が出来る。

 

 

  林道余呉塩津線

 

余呉町から西浅井町へは林道余呉塩津線で約10キロの山越え。

余呉側からの上りは4.5キロで250mアップ、塩津側は5.3キロだ。

 

出入口共に防獣フェンスがあって、一般の車は殆ど通らないだろう。

細かな落石や小枝、獣の排泄物を除けながら進んでいく。

右にダート(未舗装路)の林道池原文室線との合流点がピーク。

左の下りで塩津に向かう。

 

林道では、計3頭の鹿を見かけた。

スピードの出ていない上りでは、鹿も早く私に気付いて逃げてくれるが、スピードの出ている下りは出合い頭になって危険だと感じた。防獣フェンス内の道路ではより安全運転に気をつけないといけないな。

 

 

  塩津街道 塩津浜宿

 

かつて、日本海の北前船の荷物は敦賀に集積され、陸路で海津や塩津の浜から京都に運ばれ、琵琶湖の水運で京都に運ばれた。

湊として繁栄した塩津浜は、江戸時代には約1キロに渡って宿場が並んでいたそうだ。

旧街道沿いに当時の雰囲気を残す元造り酒屋の沢屋は、問屋や荷主の宿場も営んでいた。

 

旧道沿いの塩津浜地区公民館前には『伊香郡塩津村道路元標』が設置されている。

明治の初め頃はココが村の中心だった証拠だ。

 

ビワイチでの記念撮影スポットの旧賤ケ岳隧道。

いつの間にかベンチと自転車スタンドが設置されていた。

 

 

約100キロ走行

 

 

 

 

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