気質は認め、変えられる部分を変える③ | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

<前回からの続き>



今回も引き続きAさんの例で


「変えられない部分(=気質・ありのままの自分)


「変えられる部分
(=個性・行動・習慣・傾向・趣向)

とに分けて詳細に分析し、

 

「変えられる部分をどう変えて行けばいいのか?」
についてお書きしてゆきたいと思います。

母親:(イライラした表情と口調で)「何ボーっとしてるのよ!
    早く食べなさいよ!こっちが困るんだから!」

Aさん:(抑えきれず)「私だってね、このところ残業続きで

    ミスも増えて課長には怒られるし凄いストレス

    抱えてるのよ! 何でわかってくれないの?!」


<分析と考察>Aさんは何故そう受け取り、反応したのか?


この部分では、それまでの流れの延長で、


”感度の鋭さ”+”深い処理を行う”+”共感力の強さ”
+”相手の感情から強い影響を受ける”

 

⇒”刺激過多から神経がたかぶる”(気質です)

 +”強い感情反応が生じる”(これも気質です)


⇒(ストレスが強くなり)爆発してしまう。


ここでは唯一、爆発してしまう部分は気質ではなく、
「変えられる部分(=習慣・傾向)」と言えるでしょう。


(何故ならストレスを解消する方向性として、

 爆発以外の方法も考えられるからです)


<対策>:どこをどう変えればいいのか?


①自分の気質を理解し、それを相手に伝える


 例えば、

 「お母さん、私、お母さんの表情を敏感に読み取ってしまうの。


  そしてその意味を深く考えてしまうの。それと、
  お母さんがイライラしてると私もイライラしちゃって
  結果としてお母さんをよりしんどくさせてしまって
  申し訳ないと思ってる。


  だから、これからはお母さんが京香やお祖母ちゃん

  の事なんかでイライラしてる時は、

  私に構わずに部屋に居て!


  何か私に伝えたい事があったら、

  テーブルの上にメモにして置いといてほしい。


  それと、

  私が「ボーっ」としてる時は、深く考えてる時なので
  構わず放っておいて欲しい」等。


  → この様に、メモのやり取りを多用すれば、
    表情を読む必要もなくなりますが、


    ちゃんと自分の気質や要望を伝えておかないと
    文字からでさえ、色々な情報を読み取り、


    (特にフォルダーの中のファイルが

         ネガティブなもの優勢のままだと)
    結局はネガティブな深い処理をしてしまう

        恐れがあると思います。


②感情の爆発を
(抑えるのではなく)先延ばしにする


 例えばAさんのこの場面では、

  母親の前で爆発するのではなく、
 すぐに自室にこもって枕を口に当てながら爆発させる、

  等。


そして最後の部分ですが

Aさん(あ~またキレてしまった・・・。お母さんが大変なのを
    わかっていながら辛く当たってしまって、

    益々お母さんはしんどくなるだろうなあ~。

 

    いつもこうなってしまう・・・私って本当にダメな娘だ。
    消えてしまった方がいいのかなあ・・・)
    
    そしてAさんは何故か涙が止まらなくなり、

    ご飯に箸も付けられずに
    自室のベッドに潜り込んで泣き続けました。


<分析と考察>:Aさんは何故そう受け取り反応したのか?


 これは、

 「ダメな娘」フォルダーを深く処理し続けている状態です。


 深い処理自体は持って生まれた気質ですが、
 
(何度も申し上げている通り)

 どのフォルダー(やファイル)
 どの程度深く処理するか?

 は変えられる部分です。


<対策>:どこをどう変えればいいのか?


①ネガティブになるフォルダーやファイルの 

 深い処理をストップする


→この場合は、「ダメな娘」フォルダーの掘り下げ

 をストップします。


(深呼吸や一旦外に出る、「STOP!」と叫ぶ、

 音楽を聴く、YOUTUBEを見る、等)


 

②意識して

 深く処理するフォルダーやファイルを変える


→例えば上のAさんの独言の中に 

 「お母さんのイライラ」フォルダーの中の、
 「ストレスで疲れ切っる」ファイルを参照してる

 部分が見受けられます。


 ですから、

 そのファイルを深く掘り下げるのも一つの手段です。


 或いは、

 「自分はダメじゃないかも?」フォルダー

 を作っておいた人は、そのフォルダーを

 深く処理してゆくのもいいでしょう。

 


③「②」で深く処理した”結論”を相手に伝える


→例えば、

 「お母さん、さっきはごめんね・・・。

 仕事で疲れてイライラしてたわ。

 

 お母さんも京香やお祖母ちゃんの事で

 大変だから、イライラするよね!

 

 私で良ければお母さんの力に

 なってあげたいと思ってる」等。  

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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