皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。
<前回からの続き>
今回は「五月病」に襲われてしまう原因
を私なりの考えに基づいてお書きしたいと思います。
<五月病になる原因>
①(持って生まれて)刺激(特に不快刺激)に敏感
→環境の変化は、
「人間関係やその場のルール、仕事・勉強等
一からその場所・環境に適応しないといけない」
訳ですから、
誰にとっても強い”刺激”が加わる筈です。
そんな中でも特に不快刺激に対して敏感な人は
「人とうまくやっていけるのだろうか?」
とか
「この場所で居場所を作れるのだろうか?」
とか
「自分はここで仕事や勉強で結果を残せる
のだろうか?」
等の不安も人一倍強く感じるだろうと思われます。
※刺激に対してそこまで敏感ではない人でも、
その人の許容量を上回る様な不快刺激に
遭遇した場合も同様です
そんな中でも初めの頃は、
その不安・恐怖といった不快刺激に対して、
防衛反応によって「頑張るしかない」と
アドレナリンを分泌し、その不安・恐怖
と”戦って”その”戦い”をコルチゾールが維持
してくれて何とか最初の1か月?を乗り切る
訳です。
ところがこのコルチゾールは”ストレスホルモン”
とも言われ、長期間に渡って分泌されると
心身にダメージをきたしてきます。
※譬えて言うと、苦痛に打ち勝ちながら
マラソンを走っている人の状態です
②その後に長期休暇がある事
→そんなストレスフルな状況を乗り越えた後に、
GWという休息が与えられます。
そうするとコルチゾールの分泌が止まり、
心身の傷の修復の為に、
セロトニン(休息・安心・穏やかさ)や
ドーパミン(楽しさ・ワクワク)を求める
行動を連休中に採るのが普通だと思います。
そしてそれらは自分にとっては”快”の刺激
で有るはずですから、
見事、不快刺激から「逃がれて」
快刺激に移行できる訳です。
※これもマラソンに譬えると、
走り続ける苦しさから逃れて
足を停めて一息ついてる状態です
③その後にまた不快刺激との闘争が待っている事
→刺激に対して敏感な人が一度「不快刺激」から逃れ
「快刺激」を味わうと、
もう一度「不快刺激の真っただ中に戻ってゆく時に、
そこに不快刺激を上回る様な快刺激が無いとすれば、
連休中に学習した?「逃げる」という防衛反応が
生じるのも当然だと思います。
そしてこの「逃げる」という防衛反応は、同時に
「休息・安心」や「楽しさ・ワクワク」といった
セロトニンやドーパミンを求める「希求反応」
でもあると言えるでしょう。
※マラソンでも一旦足を停めて休んでしまうと、
また走り出す事が却って大変になると思います。
まして、ゴールには「不快の権化」である
鬼コーチが待ってるけど
休憩所には「快を与えてくれる」優しい恋人
が居てくれるのなら、尚更だと思います。
だとすれば、
どうすれば五月病から脱出する事ができる
のでしょうか?
そのヒントを次回、お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
それでは今日も良い変化を
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