「でも奈々ちゃん、

 人気だけじゃだめよ。

 チームのセンターを

 務めてこそ

 マヨクラ卒業後の
 芸能界での

 立ち位置が

 決まるのよ。

 マヨクラのセンターは

 チームのリーダー。
 リーダーは推薦と

 投票で決まるの。

 チーム内での実力と

 ファンからの人気

 両方を認められて

 決まるの。」
「え?」
 奈々は自分が

 チームのセンターに

 立って周囲全部が

 引き立て役になる

 姿を頭に浮かべた。
 びっくりした顔の

 奈々に微笑んで

 沙也加はさらに

 素敵な話をした
「奈々ちゃんは

 私と桐生晃を

 出会わせてくれた

 恋のキューピッド

 だから私は

 卒業してしまうけど

 その前にリーダー

 候補に推薦しておくから。

 そうすれば
 今回は落選しても

 次の推薦枠にも

 入るのよ。」
 奈々の目が大きく

 見開かれ瞳が輝いた。
「沙也加さんがリーダーに

 わたしを推薦??」
「ええ、

 奈々ちゃんは

 新しいマヨネーズクラブの

 未来を作ってね。
 きっと次の次の

 リーダーになれるわ。」
「私がいつかリーダー?!

 やったあああああああー!!」
 高校生になったら

 リーダー候補に

 なれるだろう。

 妄想だけで奈々は

 喜んでしまった。
 喜んでぴょんぴょん

 跳ねた。
「ほらほら奈々ちゃん

 落ち着いて。」

 

 

 

 

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