改造しない勇気(駆動) | ゼロ・マイナス5分

改造しない勇気(駆動)

最近、ミニ四駆の駆動関係でやってもやらなくても大差ないどころか、アクシデントに弱くなるのでやめたことがいくつかあります。


そのうち1つがギア固定と位置出し。


前はカウンターギアにベアリング入れると回転体が重くなるだけで抵抗低減効果がないので、ベアリング入れずに紫ピニオンギアのギアを削ったもので固定してたのですが、1回走らせるごとにずれるので直すのが面倒になりました。

カウンターギアとシャフトのクリアランスを微調整して位置を出す手間を考えたら、普通にベアリング入れたほうが簡単でいい。


ギア固定もやればやるほどギアが欠けやすくなるので、地元コースでタイムアタックするには良くても、公式遠征泊まり込みの場合、前日の練習走行で慣らし済み在庫が尽きてしまうほうが怖い。

ギアカバーの予備を念の為に4つ用意して3つ壊れたりしますからね。


やる意味があるギア固定は、プロペラシャフトのギア固定とモーターのピニオン固定くらいだと思います。

その他はギアを保護するマージンとしての意味があるガタなので、ジャパンカップ公式のような長期戦にはおすすめしません。

特にノーピットワンウェイ方式だと駆動系のスタミナ耐久が重要ですよ。


駆動ロスを補って余りあるハイパーダッシュモーターとニッケル水素バッテリーが速すぎてコースに収めるのに苦労してんのに、チューンモーター縛りの時代の抵抗抜きや駆動出しやっても意味なかったなというのが復帰1年目の反省です。


決勝のアルカリ電池だったら抵抗抜きも意味あるかなと思うんですが、アルカリ電池はフレッシュ状態だと最初だけ異様に速いんですよね。

抵抗抜きや駆動出しで速度低下が軽減されたばかりに速すぎて完走できなかったなんていうこともありえるので、スタート前に空走させて電圧落とすとか、そこまでクレバーにコントロールできるほど心に余裕ないんですよ。


一人でいじってきたキャリアだけは長くて引き出しが多いだけに、あれこれやってしまいがちなところを抑えて、安定して9割完走できるセッティングと、5周3セットをタレずに走れるバッテリー作りが今年の課題です。