改造しない勇気(タイヤ)
だいぶ前からですが、ミニ四駆のタイヤを溶剤に漬け込んでグリップを抜く『縮みタイヤ』や『干しタイヤ』とか言われているタイヤのカスタムをやらなくなりました。
純正パーツのノーマルタイヤとスーパーハードタイヤ、ローフリクションタイヤが選択肢としてちょうどよいんですよね。
ハードタイヤは製造時期で硬さが違うので、僕は選択肢に入れないです。
タイヤを溶剤につけて乾燥させるのは、時間がかかる上に硬さと縮み具合がコントロールしにくくて、コースレイアウトに合わせたセッティングがほぼ不可能、縮みすぎてレギュレーションより幅が細くなってしまうなど、仕上がりが思ったとおにならないことが多いのでやめてしまいました。
たまにタイヤのゲートから切れ痔みたいに裂けることがあったり。
絶対的に歪むので削らないといけないし。
ローフリが行き渡るまでは、縮みタイヤもアドバンテージあったんですよね。実際僕も復帰当時は縮みタイヤがあればローフリ要らない派でした。
かつてはタイヤのグリップを抜くほどいい時期もあったのですが、ジャパンカップ公式でVQSマウンテンが登場してからあちこちで斜度のきついバンクを取り入れだして、グリップしないタイヤの必要性が低下しました。
傾斜のきつい登りがないレイアウトだったらコーナー速度や制振、ジャンプ飛距離低減のメリットはあるんですが、それでもノーマル、スーパーハード、ローフリの3択でいいかなと。
たまに縮みタイヤが成功して至高の逸品になることはあるんですが、あまりセッティングに運の要素を増やしたくないんですよね。
地元コースに最適なタイヤグリップを時間をかけて出すならやってもいいと思いますが、練習機会の少ない公式コースで用意した縮みタイヤがハマる可能性はどんなもんかと思ってしまう。
現環境で縮みタイヤをやるとしたら、余ったノーマルタイヤのリサイクルとか、大径や小径に無理やりサイズの違うタイヤをつけるためとか、ローフリより硬いタイヤが必要だとか、色にこだわりがあるとか特殊な事情でしかやる意味ないんじゃないですかね。
僕もローフリのドドメ色は好きじゃないですが、性能と見分けのメリットのほうが上回るので。
もし勘で至高のタイヤを作れる縮みタイヤ職人みたいな人がいたら、お金払うのでセッティングよろしくおねがいします。
今年のタイヤの課題は、段付きタイヤと面タイヤ、接地面とグリップの関係性にデータで決着をつけることですかね。
あとタイヤの面取りの効果もテストします。