わかってるよ

 

本当は誰よりも欲深いこと知ってるよ

 

ただそれを全部殺しただけだって

 

本当は何ひとつ諦めたくなくて

 

本当はみんなと一緒にいたい

 

本当は誰の手も手放したくなかった

 

その感情を全部殺しただけ

 

太陽がいなくなってから

 

私がたくさんの人を傷付けたあの時から

 

ずっと逃げていただけ

 

自分が傷付くことからも逃げて

 

誰かを傷付けることからも逃げた

 

いつだって私が感情殺して笑って諦めればよかっただけ

 

本当は手放すたびによりいっそう壊れていっただけ

 

いつだって笑えたのは強いからなんかじゃない

 

感情殺して生きてたから何も感じず笑っていただけ

 

それでも希望を捨てきれなかった私は弱い

 

いつも心の中でどこか願ってた

 

いつだって誰かが助けてくれるの待ってた

 

そのときがやっと来たんだ

 

助けてくれた空がいた

 

もうその空はいないし彼も最後は裏切った

 

それでも空のくれた言葉が私を救ってくれたのは事実だった

 

そこからたくさんの人たちのおかげで徐々に心が戻ってきた

 

そして今、ほとんど前と同じくらい私の心がここにあるのを感じる

 

もう認めざるを得ない

 

私の目に光が戻った

 

私はもう何もかも笑って諦められるほど聞き分け良くない

 

辛いよ苦しいよ悲しいよ

 

でも、前より自分が少しだけ嫌いじゃなくなった気がする