11月 152020
 
 2020年11月15日  日本, 東山農事株式会社

富里市初の国登録有形文化財「旧岩﨑家末廣別邸」。

この建物は旧三菱財閥第三代総帥であった岩﨑久彌氏の別邸で、同氏がこの地に大正元年に開いた「末廣農場」の経営に携わるにあたり、大正末から昭和初期にかけて建築した近代和風住宅です。

決して華美な造りではないものの、厳選された材料を吟味し、洗練された空間は久彌氏の好みをよく反映しています。

また、主屋南側に広がる庭園は農場ができる前の植林形態を残しつつ、おおらかな植栽景観を呈して四季それぞれの趣きをもっており、富里市の原風景を思わせる「里山的景観」を有した近代日本庭園と評価されています。

この動画では、建物と庭園の見所を専門家の視点から解説しており、制作にあたっては、成田国際空港株式会社および一般財団法人 成田国際空港振興協会からの助成を受けています。