新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

行動に移したくなる時。

2022年08月05日 | 四柱・その他
変通星は全部で10(11個)あります。
比肩・劫財(敗財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬ですね…。
その中で、行動力のある星が何かといいますと…
偏官と比肩だと思います。
正官もそれなりの行動力がありますし、劫財も欲が絡むと強い行動力が出てきます。
また、傷官には感情から来る衝動があると思います。

この地上で、何かを成すには行動が必要です。
頭(心)の中で、いくら考えていても、行動しなければ結果は出ません。
そして、変化を求めて行動に移すにはそれなりのエネルギーが必要です。
故に、行運(大運・流年)にその様な行動的な星(変通星)が巡って来ると、行動に移したくなるのだと思います。

例えば、夫婦関係がもう一歩で、不満を持っている女性の場合…
流年(毎年の運)に偏官が巡って来ると、「いい加減にしてよ!」と、夫に対してイラッとする場合が多くなります。
離婚するかどうかは、命式如何によると思いますが、現状を変えたくなる思いが強くなるのは確かだと思います。

また、比肩には分離という意味があります。分離=別れですので、自我を通して離婚して、新しい生き方を模索したくなる気持ちが強くなります。
また、比肩・敗財の時期に夫婦関係で隙間風が吹き、傷官の時に感情的になって、離婚訴訟となる場合もあります。
傷官は、正官という夫の星を剋す星(変通星)ですので、夫に傷が入る場合もあるのでしょうね…。

夫婦関係でも言えますが、職場でも同じような事が言えます。
サラリーマンで、仕事(職場)に対して不満がある場合…偏官の年に隣の芝生が青く見えて、転職をされる方もおられます。
また、職場の人間関係で上手くいかず、比肩の年に会社を辞めたくなる場合もあります。
或いは、比肩・敗財で孤立して、傷官の時期に辞める方もおられます。

投資等をされている方で、命式本体に比劫が強い方の場合、劫財 沐浴の流年に損失の元を作る場合も多いものです。
欲が絡むと冷静な判断が出来なくなる場合も…。劫財には風呂敷を広げる様な意味もあり、沐浴はそれが荒れる暗示もあります。

行動の結果、それが吉と出るか凶と出るかは命式如何によると思いますが、いずれにせよ冷静な判断が必要だと思います。

人生は選択の連続です…迷った時には、先人の智慧を借りるのも良いと思います。

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