独居超高齢者とペットの問題 | かぼちゃのカーテンの下で猫とエコ生活

かぼちゃのカーテンの下で猫とエコ生活

虐待を受け障害を負った元野良猫など100頭近くの老病傷犬猫たちと、高齢者が飼育放棄した地域猫たちのお世話をしながら、TNRしてます(NPO法人代表)。ベジタリアンで倹約家の子なし主婦。無農薬でバラや野菜を育てるのが大好き。

おはようございます。


あずきの飼い主だったお婆ちゃんの写真を久々に見ました。悲しくて、封印してきた写真。


4年位前。すでに90歳位だった。


あずきは、いつも一緒に散歩していたそうです。


自給自足のような生活をしていたお婆ちゃん。毎日自宅前の畑を耕し、その周りで猫たちが遊んでいました。犬は、昼間は外に繋ぎ、夜になると屋内に入れていました。外に繋ぎっぱなしの人より、愛情がある飼い方でした。散歩も、必ず朝晩するとのことでした。


犬や猫が、本当に好きなんだと感じました。



その頃のあずき。

都会の人は、虫がつくとか土がつくと騒ぎますが、猫たちはお外が大好きです。


めったに通らない車に衝突してしまった猫がいました。


預かって治療をして、お返ししました。お婆ちゃんは、魚を買って与えていました。本当は、店に行って、いろんな猫フードが買いたいけど、行けないから知り合いにドライフードを頼み、時々来る移動販売車から魚を買うとのことでした。


この時、戻すの?という声もありました。わかってないなぁと思いました。


保護することが幸せとは限りません。


この猫ジンジャーは、数ヶ月後に突然死したそうです。頭を打っていたので、仕方なかった。食欲が全くなかったのが、治療で回復しましたが、脳に問題があったのでしょう。


再会した時のジンジャー。


保護すれば幸せ?何もわかってない。関わる時間が足りないのですよ。お婆ちゃんは、毎日24時間一緒にいて、魚を焼いてくれます。兄弟猫も一緒。生まれ育った場所で、自由に生活できました。


この時、ジンジャーの笑顔を見て、戻して良かったと確信しました。


残り時間を、多頭の中で、殆どかまってあげれない状況、ケージ生活にしなくて良かったと心底思います。


車の事故が多いから室内飼育は、基本です。


昔は車も通らなかったのが、近道なのか、違反スピードで走る人が出てきた現実に、昔通りの生活がついていってないのですね。住宅からして、縁の下やら風呂場やら、出入り自由仕様です。


悲しい最後になってしまった犬と猫たち。


批判は簡単ですが、私は、どんなに貧しい人でも、どんなに高齢でも、障害があっても、人としての尊厳があると思います。


高齢というだけで、若いボランティアに蔑まれたら、ペットショップに買いに行ってしまう。


殆どの高齢者は、自分が逝った後のペットのことを考えていない現実もあり、それで殺処分されるペットがいます。だから、ボランティアは警戒します。


ただ、今の高齢者は若いし、動物も人も幸せになる可能性が高いです。年齢に合わせて、65歳なら5歳過ぎの犬猫なら可能、70歳なら10歳過ぎの犬猫なら可能など、幅を広げる必要があると思います。


一人暮らしの場合、年齢に関係なく心配があります。


終生飼養費用として、30万円から50万円位をおさめる団体があるとします。そのような施設と契約しなければペットを飼育できない法律をつくる必要があると思います。または、保護団体と連携するカタチで、保護犬猫の譲渡を受ける。


販売する場合は、販売時に飼育放棄時の終生飼養費用を徴収し、供託してはどうでしょうか。または、ペット税100%課税して、シェルターをたくさんつくる。販売者の社会的責務として、販売した犬猫が戻ってきたら、終生飼養しなければならない、売れ残ったら、終生飼養しなければならない法律を作ってほしいキラキラ


ただ、政治家は金と票が必要で、献金してくれる大企業の想いを優先する傾向があります。


民意が育たないと、フランスのような法律はできない。大企業の献金に打ち勝つほどの民意。金を追い求める政治家を終わらせる民意が育ちますように。


※ 私は、どこの党にも所属していません。




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