【動画】新体制「MB1」の第1戦×ブルガリア戦 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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いよいよ開幕しました。日本の新戦術挑戦が本格的についに。日本がバレーの世界大会で金メダルを獲るために編み出された戦術「MB1」

選手はどう感じ、監督・スタッフは何を期待している時期なんだろうかと考えてしまいます。ファンはどうでしょう。自分はワクワクします。正直失敗をあまり考えてません。

それは理由が明確だから。MB2人よりも「MB1」の方が攻撃力はアップし、苦しいローテがなくなる可能性が高い。更に懸念されるディフェンス面の低下も、さほど目立った低下はないと思えるからです。

今日、ちょっとした複雑な方法でTV録画挑戦したら、成功してました。良かった。画質は最悪に近い感じでしたけど、1回くらいならば問題ないです。

■エリツイン杯(シア・エカテリンブルグ)
日本 3-1 ブルガリア
(30-28、28-30、25-17、27-25)
 木村22,長岡18,新鍋18,山口7,石井優7
 Yaneva16, Vasileva15, Zarkova12, Ruseva11, E.Nikolova9

スタメンは木村、長岡、江畑、新鍋、大野、中道、L佐野
※ローテ・ポジションは不明です

[第1セット]
序盤からスパイクミス、コンビミスの多い日本。ブルガリアの得点のうち半分以上が日本のミス。サーブで押すブルガリアに対し、徐々にミスを重ねていく日本。全日本の初戦、2戦くらいは毎年ですがどうしてもスパイクミスが多い。

これって試合勘!?不足なのか、選手の意識調整不足なのか!?検証してみたいです。

木村が何とか踏ん張って決めて9-11。大野がライトオープントランジションで10-11。更に木村のブロックアウトで11-11。大野が岩坂でなく、急きょ招集されスタメン入りしている理由がわかります。サーブもいいし、積極的。非常に好感と貢献度が期待できるMBです。後はブロック。ブロックレベルが世界でも10位以降なのは確実なので、ブロックの移動と空中バランス、そして駆け引きで何とかブロックレベルを上げてほしい。

いいすね、木村が徐々に昔のスパイクに戻りつつあります。助走からジャンプまでがスムーズになり、深くしゃがむようなジャンプ姿勢もなくなりつつあります。その分スパイクにも威力がでてきました。

もう少しトスに速く飛び過ぎなのか?中道の出しが遅いのかわかりませんが、コンビを合わせてほしい。後はジャンプからスイングまでのキレが欲しい。それさえ戻れば、スパイクは問題ないでしょう。

ホッとひと安心。このまま続けていけば、当たりは戻ってくると思います。しかし、佐野のディグは本当に凄い。他の日本のリベロとは比べ物にならないです。ここまで違うとは脱帽です。

そして中道も負けず劣らず共に拾いまくる。この2人がいると別次元のディフェンスになることが確実に思えました。素晴らしい、日本女子バレーの原点の感動はこの2人かも。

江畑の16-16からの超高速パイプ。

新鍋の2連続ライトトランジション、中道のサービスエースで20-16。相手のサーブネットインで

大野助走方向を真逆に打つ技術22-19。20点以降でも速攻を使えるのがいい。

宮下のサーブ効果からスパイクミスで24-20。しかしレセプションミスや宮下と木村、山口のコンビが合わずに24-24。

新鍋のライトからのトランジションが勝負強く決まり、最後は相手のネットタッチで30-28とに日本が先取!

[第2セット] ※OP江畑→石井優スタメン、他は変わらず。多分ブルガリアはOPニコロバがスタメン、懐かしい元JTのヤネヴァも相手コートに。

江畑の調子が今一つ。2013年から調子が良かったのはWGPの一部分だけのような。竹下以外のセッターと今一つ合わない!?江畑ももう木村とダブルエースの時代は終わり。1人前でどのポジションでもこなせる総合的なプレーヤーにならないと、スタメンどころか、12名入りさえも厳しい覚悟をしてほしい。

序盤から新鍋が今一つ。中道のトスのテンポが遅めで、ぶら下がって打ってるシーンを何度も見る。もう少し速く中道が対応した方がいい5-5。中道と石井優、長岡は合うらしい。

しかし石井優の2連続ミドルBSがネット7-8。更に2連続レセプションミスで7-11。ブルガリアは知らない選手が多いけど、強い。というかパワーが凄い。ブラジル、アメリカ、セルビア以上のパワーだと感じます。

今日はWSラバジエワ、MBフィリポワのレギュラークラスは出てないのにこの強さ。ニコロバのサービスエースで10-16。

今日はOPが決まらないので、きつい試合。江畑か石井優のどちらかは当たらないと。14-18石井優のライトブロックアウト。宮下-木村のコンビ合わずに宮下のボールが重すぎて木村ふかす16-20。

宮下のナイスディグなどで相手ミスも重なり22-22。宮下-新鍋のホットラインは確実。ライトトランジションで23-23。ここで痛恨の長岡サーブミス。しかし新鍋ライトクロスで24-24。

石井優のサーブミス、佐野のレセプションミスで27-28。最後は宮下の2連続とスミスから28-30。もったいないセット。

長岡、石井優のサーブミス、佐野のレセプションミス、宮下の2連続トスミス。宮下に最も要求したいのは、奇想天外なトスを上げるには、まだフィジカルが追いついてないので、まず丁寧に大事なポイントで先輩たちに打ってもらえるトスを上げてほしい。自ら自滅しては×。

[第3セット] ※中道→宮下in、大野→山口in
石井優のミドルBSで2-1。石井優の2連続スパイクミスで4-4。石井優の1人舞台が始まってしまってるようです。どうも序盤で石井優を前衛で使うのは懸念してしまう自分です。ゲームがつくれない。

佐野のレセプションミスで9-10。久々に実践で3人(佐野、木村、新鍋)組むので、合わないのかな!?

しかしブルガリアしつこい。フェイントカバーにしっかり入ってるので、コンビが合わないこぼれボールが決まらず、しっかり打ちぬくかフェイントをするかにしなければならない。ただ少しでも油断すると強打がすぐにくるので、どうやれば連続得点をできるかをセッターが常に考える必要があります。

木村がレフトからブロックアウトで18-16。長岡の連続スパイクで22-17。木村の連続サーブなどで24-17。最後も長岡がハイセットをブロックアウトで25-17。

長岡が入ると攻撃の幅が広くなり、試合が進めやすくなります。ただ速攻が全くない日本。速攻の長岡を使いたい。

速攻がないと相手がテンポに慣れてくるので、2セットくらいは通用しても、5セットになるときつくなりやすい。

[第4セット] ※OP石井優→江畑in
第4セットから急にうるさくなった日本ベンチ。誰が声出してんだろう。物凄い気迫に満ちた声援。これをわかるのがこのブログの読者さんだと思います。声だけ聴いてもわかる。自分はわかりません。

新鍋サービスエースで4-3。江畑はここで結果出さないとレギュラーが奪われてしまうぞ。というより今日はOPの2人の活躍がほぼゼロに等しい。

ただ江畑のAクイックのようなミドルBSは凄い。コース変更とかでき始めると、物凄い技になります。江畑はこれだけ早いテンポのBSが打てるなら、男子で大流行の「BICK」が打てると思う。

どうも江畑が決められずに連続失点や連続得点につながらない。江畑も攻撃を速くしたことで明らかに戸惑いというか悩んでます11-11。

宮下のネット際の強さで14-12、更に江畑のサービスエースで15-12。久々に得点したような。相手ミスも重なり16-12。長岡のテンポのいいライトトランジションクロスで18-13。江畑のBSライン踏みや相手の強打などで18-17。

江畑よりも石井優の方が今はいい状態だと思う。新鍋のレフトで20-18。長岡と中道のテンポのいいライトストレート、交替した石井優のサービスエースで22-19。

新鍋のサービスミスで23-22、逆に相手サービスエースで23-23。一進一退が続くもトランジションを長岡がライトストレートで26-25。

最後は勝負強い木村がトランジションを間チャンで締めて、27-25でゲームセビックリマークット3-1で日本勝利

[気になった点]
●新戦術の効果
ついに長岡スタメンで新戦術が試されました。迫田は怪我か病気?一切見かけなかった。リ0ぐ中かなり無理をしていたので、肩の怪我っぽい気もします。

まだ何とも言えないです。ただ昨日MB2であれば、負けていたかもしれません。というのは得点源として入ってる江畑、石井優が全く機能せず。逆にミスが多く、おそらくこの2人の得点よりも失点の方が多かったのでは?

これだとチームが機能しない。逆に長岡がライト系に多めに入り、OPの役割を果たしてたように思えました。

江畑はライトのOPもあってないし、特に中道、宮下2人ともトスが合ってない。不安材料です。。石井優は宮下と合ってない。宮下の強引で球威のあるトスに押される場面が多かった。

たまに長岡のCクイックなどが見られましたが、基本的な速攻がほぼなくなるので、「MB0」はチーム戦術としてすべて同テンポの攻撃になりやすく、最低でも1人はMBがコート内に必要だなと感じます。

速攻が少なくなると、日本らしい多彩さやコンビが少なくなり、逆に相手がバレーをしやすい環境を作ってしまう。要は、エースの打ち合いのようにハイセットの嵐になる欧州バレー。どうしても攻撃には速攻のテンポが必要だなと痛感します。

ただプラス面は、昨季は長岡がトランジションでミドルオープンに開いていた攻撃が、速攻のA、B、Cなどのオトリに入っていたので、確実に進化しているなとは感じます。非常に大変なポジションだと思いますが、長岡が入るとサウスポー故の攻撃の幅が広がり、有効な攻撃をつくりやすいと見えました。

●不可解な2枚替え
この試合は決まっていたんだと思いますが、20点以降に必ず2枚替えでセッターを交替したことで、大きくリズムが変わり、連続得点もあれば失点もある結果に。20点以降はあまりイジラナイ方が日本のペースになりやすいのでは?と思いましたが、今後どうするのか!?

結局は中道の前衛のブロック大穴問題がキーになってるので、他国は徹底的に狙うレフトをどう日本が対応していくかです。

●ブロックとディグ
ブロックに関しては、さほどMB陣と長岡に差が見られたわけでもなく、中道の場合は木村がミドルブロッカーになるなど色々と工夫してました。

この試合の一番の収穫というか存在感は凄かった。佐野は素晴らしい世界的なリベロです。この試合もスーパーディグが10本以上は上がっていたと思います。しかもほとんどが正面に入る駆け引きの強さ。

佐野は日本の絶対的守護人で、他の日本のリベロとは全く比較にならないです。ミスも多少ありましたが、それは全日本から2年近く離れていたので、仕方ないでしょう。コンディション調整さえいけば、問題なく活躍できる選手。

そしてチャンスボールの1stタッチの処理や、他のアタッカーとの連携やフォロー。凄かったです。佐野がいなかったら負けてたかもしれません。それくらいの存在感でした。

●サーブ
長岡もドライブ回転、新鍋もJサーブを止めて、JFサーブに変更したようです。新鍋は明らかにJFサーブの方がいい。安定してるし、鋭いコースを狙える。

ブルガリアのサーブが良かったのか?ボロボロにされてしまった日本。やはりレセプションが乱れ放題になると厳しいですが、よく持ちこたえたという気がします。やはりこの辺かな。日本の強さは。負けそうでも、決して負けないバレー。土壇場で踏ん張る力がある。

※声だし
声を必死に出しているのは誰!?なんだろう。わかる方いれば教えてください。数名だして、チームの活気を促してたように思えました。

※ブルガリア女子代表の新監督
元ロシア女子代表監督のKuzyutkin Vladimir氏。まさかロシア人を監督にするとは思いませんでした。

[その他のエリツイン杯の結果]
プールA ロシア ●1-3 オランダ(19-25, 25-18, 24-26, 22-25)
※親善 ドミニカ ●0-3 カザフスタン(11-25, 23-25, 14-25)

7/10の試合スケジュールは、
 オランダ×ブルガリア(親善)
 日本×カザフスタン
 ロシア×ドミニカ

今日もライストが確か日本時間20時~かな。時間は確認してください。
http://www.laola1.tv/en-int/live/yeltsin-cup-kazakhstan-japan/200958.html

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