緊張はスパイス | 吹奏楽・上達のヒント

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過去に吹奏楽コンクールで全国大会金賞を受賞した経験をもとに、皆さんがコンクールで全力を出し切ってベストな演奏をできるためのアドバイスをブログに書いていきます。

こんにちは。


今週で5月も終わり、6月になりますね。


少しずつ1年生も新入生という扱いではなくなり、

夏の大会に向けて緊張感が高まって行く時期と

思います。


今日のテーマは、私の師匠が本番前に良く言って

いたこと。


緊張は演奏のスパイス。


私たちは普段、どうしても緊張すると普段の実力が

出せなくなるように考えてしまいます。


たしかに本番というのは、普段全く起こらなかった

ような事故が起きたりします。音が外れたり、指が

回らなかったり。僕も何度も経験がありますよ。


でも、だからと言って緊張感のない本番というのが

素晴らしくなるかというと、そうではありません。


演奏前の静まったホールの冷たい空気はとても

緊張しますが、それを楽しもうという意識を持って

ください。


本番を楽しむこと。


緊張をワクワクとらえること。


空間を支配しようと思うこと。


そういう意識を持つだけでも、変わります。


お客さんは自分たちの演奏を楽しみに来ている。

自分たちのミスを聴きにきているわけじゃない。


そうやって、前向きに、程よいテンションを保てる

ように意識をもっていきましょう。



また、以前のブログでも記事にしたことがあります

が、適度な緊張感なら良いのですが、異常に緊張

することがないよう、気をつけなければならないのは

本番前のコーヒー・栄養ドリンクです。


カフェインは心拍数を上げます。ただでさえ本番の

前で緊張するわけですから、そこに追い討ちを掛ける

必要はありません。


疲れていても、本番前に眠いという人はいないでしょう。

ですから、気合を入れてコーヒーや栄養ドリンクを飲む

のは余計に心臓がバクバクするだけですから、お勧め

しません。


今回は以上です。