夫の肌の色は白い。
家族の中で一番美白である。
私は、昔からフィリピ―ノと言われるほど、すぐに焼ける体質だったし、息子も私の遺伝子を受け継いで、夏は肌が小麦色になる。
白雪姫のように肌が白い夫は、夏になると肌が赤く変色し、火傷をおってしまう。
「ヒリヒリする~…!!死ぬ―!!」
◇
―先日、千葉県館山市の海へでかけることになった。
「前回、肌が真っ赤になって大変だったんだから、今回はラッシュガード買った方がいいよ!!」
「そうね…。」
アドバイス通り、ラッシュガードを購入した夫。
日焼け止めで万全の日焼け予防。
38歳にしてはものすごく若々しい新品のラッシュガードと現地で購入したライトブルーの海パンを着用し、自信に満ちていた。
館山で、太陽と潮風に身をゆだね、我々家族は、磯遊び、海水浴、海釣りを満喫。
夫は、ラッシュガードのおかげで、すっかり海の男に…
なりきれなかった…。
日焼け止めを塗り忘れたふくらはぎが、嘘をつけなかったのだ。
赤く焼かれた肌は、館山で食べた、あぶりキンメダイのようだった。
間違って、ふくらはぎを網の上にでも乗せたのだろうか…。
夫が海の男になれる日はまだまだ遠い。
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