Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

ハワイ島旅行2019 8/30 ランチ&ヒロへ

2019年11月06日 | コハラコースト地区

なんだかんだで、11時50分、ハーツレンタカーを出て、いよいよドライブ旅が始まった。
まずは、クィーンズマーケットプレイスで、ランチの予定だ。

 

【Queen Ka'ahumanu Hwy =19号線】
空港を背に交差点で曲がれば、いきなりの高速道路。
左折してアクセルを踏みこみ、時速45マイルに。
さらに55マイルに加速。
10年ぶりのハワイ島。
Queen Ka'ahumanu Hwy.を、ワイコロア地区を目指してひた走る。
Jeepも初めての運転だが、Suburbanより遥かに身の丈に合ったサイズだということを実感。
意を決して、車種変更してもらって良かった。

道路は、以前よりかなり広くなっていた。
反対車線を走る車の列も、長々と連なっている。
本当に車が増えたと感じながら走り続けていると、
2本の旗をたなびかせて走る車が、何台も目に付いた。
気にはなったが、ハワイ島に到着したばかりで、あれこれ気にする余裕がまだない。
加えて、距離感が鈍ったのか、ワイコロアまでが随分長く感じられ、
いつの間にか通り過ぎてしまったのではないかと、走れば走るほど不安にかられた。
だが、
ようやく見覚えのあるヤシの並木が左手前方に見えてきた。
信号機も見えてきたので、近づいたところで左折レーンに車線変更。
信号に従いワイコロア・ビーチ・ドライブへ。


クィーンズマーケットプレイスに、無事到着。
前回と同じフードコート裏手の駐車場に停車。クルマから降りた瞬間、安堵の溜息が漏れた。
出発前のハプニングと、初のJeepで高速を走ったことで、思いのほか精神的に疲れていたようだ。
まるで、10年前の居眠り運転の時のよう。駐車場も同じ場所だったことに気づいた。
ただ、今回はまだ初日。このあとヒロまで運転しなければならない。
それでも、オートマだし、慣れればいつもと同じ運転ができるだろうという見極めもできたので、
ひとまず、ランチと休憩を兼ねることに。

 


【Queen's Market Place クィーンズ・マーケット・プレイス】
駐車場そばのトイレで先に用を足してから、裏の入り口からフードコート内へ。
昼時だし混み合っているだろうと思っていたが、やや閑散としていた。
パラダイス・ピザ&グリルやビッグアイランド・ブリトス、ほかのお店もあまり活気がない。
なんだかそそられるメニューも見当たらなかったので、外へ出てほかのお店へ。

午後0時30分
【Day light Mind Coffee Company デイライト・マインド・コーヒー】
「ここにしようか?」
少しだけ、歩き回ったあとに入店したのは、デイライト・マインド・コーヒー。
決め手は、メニューではなくお店のネーミングが気に入ったからだ。

女性スタッフに声をかけ、席へと案内してもらった。
メニューを置いて、「お水を持ってくるからね。」と一言言い置き、テーブルを離れていった。
(この旅で、よく聞くことになるフレーズだ。)
メニューをひらき、あれにしようか、これにしようかと悩んでいると、
テーブル担当のウェイターが氷と水の入ったグラスを持って来た。
カラカラに乾ききった喉に、冷えた水がしみいる。
しばし、メニューとにらめっこした後、
ウェイターを呼び「何かお勧めはありますか?」と尋ねると、
「今日は、パンケーキ・スペシャルがお勧めです。」との答え。

それでは、ということで記念すべき初日のランチをオーダー。
妻はお薦めのパンケーキ・スペシャルを、ぼくはガッツリとロコモコをオーダー。
ドリンクは、オレンジジュースとアイスコーヒーをオーダーすることに。



先に運ばれてきたドリンクには、もちろんペーパーストローが。
それに口をつけ、ドリンクを飲みながら、この後の予定を話し合っていると、
隣のテーブルに若い日本人女性ふたりが案内されてきた。
彼女たちも、メニューからパンケーキ・スペシャルを勧められていた。
おそらく、パンケーキの量が気になっていたのだろう、
彼女たちがウェイターに質問していたそのタイミングで、
わたしたちのテーブルに料理が運ばれてきた。
「ああ!やっぱり!」



ひと目見て分かる、アメリカンサイズ。
隣に座っていた日本人女性ふたりに、
ウェイターが「あれです。」と、こちらのパンケーキを差し示した。
それを見て、女性ふたりは一皿だけ注文して、シェアすることにしたようだ。
妻と目があった瞬間、「(参考にして)ごめんなさい。」と、一言かえってきた。(笑)


量の多さは別にして、パンケーキはふんわりというより、もちもちっとした食感。
ココナッツ・ミルクと、フライド・ココナッツが乗っていて、

味はグッド!



ロコモコもまたボリューミー。
ハンバーグの代わりに大きい牛スジ肉が何枚か乗っていて、柔らかく煮込んではあるものの、
ソースの味が、日本人のぼくにはやや濃く感じられた。

結局、味というよりも量的にふたりとも食べきれず、少し残してしまった。

食事を終え、チェックを頼むと、持ってきてくれたレシートには、
合計金額の下に
チップが15%の場合、18%の場合、20%の場合のチップ込みの料金が加算された金額がプリントされていたので、

18%の場合の金額をテーブルに置いて、お店を後にした。

帰りがけにフードコートを抜けると、来た時と打って変わって、コート内は賑わっていた。
「なんでだ?」
ちょっとだけ不思議な気がした。

お腹が満たされたところで、いよいよヒロに向けて、
初めてのハイウェイを走る。

 auの世界データ定額が、おりしも無料キャンペーン中なので使いたいところだったが、
気持ち的にまだ焦っていたのか、うまく接続できず、google map をカーナビ代わりに使うことを断念。
スマホを機内モードに設定して、
検索し終えたばかりのルートを頭の中に描きながら、
覚えたての記憶を頼りに走り始めることに。

午後1時25分
ワイコロア・ビーチ・ドライブからクイーン・カアフマヌ・ハイウェイに戻り左折し北へ。
すぐにワイコロア・ロードへと右折し、東へと山を登っていく。
ここまでは、すんなりと進めたのだが、
ここからが大変・・・。

距離感が、全然つかめない。
走っても走っても、ママラホア・ハイウェイに突きあたらない。
ハーツレンタカーを出発するまでに精神的に摩耗した分、再び緊張感が増してきて、半端ない。
後から地図で確認したところ、ワイコロア・リゾートあたりでかなり焦りを感じていた。


ともかく、頭の中に描いた地図上のルートを懸命にトレースしながら集中力を切らさないよう走り続けると、

ようやくママラホア・ハイウェイの大きな道に突きあたった。
「よかった、間違ってなかった。」と、ほんの少し安堵し、右折。
次は左折だと気にしながら走っていると、前方でUターンをしているクルマを発見。
「きっとハイウェイを通り過ぎてしまって、引き返すんじゃないかな?」
と察しをつけ付いていくと、
案の定、大きなT字路ですぐに左折。
そこからが紛れもなくD.K.イノウエ・ハイウェイだった。
あとは、ヒロ方面に向かって道なりにひた走る。


【Daniel K. Inoue Hwy ~ Saddle Rd. D・K・イノウエ・ハイウェイ~サドルロード】

 「途中に公園があるから、そこでちょっと休憩しようね。」と、妻。
たしかに、このままヒロまでノンストップで行くよりは、一息入れておきたいところ。

ずっと上り坂をセンターライン寄りの車線を走っていると、
右隣の登坂車線を後続の車が追い抜いて行った。

そんなにスピードが遅いつもりはなかったのだが、
追い抜いて行ったクルマには耐えられなかったのだろう。

かつては走りにくい道だったこのルートは、
星空観測ツアーに参加した際、ツアーガイドの運転で通ったルートでもある。

休憩を予定しているマウナ・ケア州立公園も、その際にトイレ休憩で立ち寄った場所だ。

 やがて、見覚えのある米軍訓練地が右手に見えてきた。
イラク戦争の折には、ハンビーが土煙を上げて走っていたのを思い出した。
米軍の車両も出てくるので、ゲート近くでスピードを少し落とさなくてはならない。
それにしても、ハイウェイとして整備された道は、初めてながら走りやすいという印象だ。

 さらに走り続けると、建物がいくつか建っている場所が前方に見えてきた。
ちょうど大きなカーブを右から左手へと曲がりながら走っていると、
記憶にある(といっても2003年のなのだが)公園のようでもあり、
それにしては建物の数が多いような気もして、「ここだっけなぁ?」などと思っているうちに、
車線変更のタイミングを逃し左折レーンに入れず、そのまま通過。

「あれが、公園だったんじゃない?」
ぼくの問いかけに妻が、「ああ・・・」と声をあげる。
「どうしよう。この先ヒロまで休憩するところないよ。どうしよう?」
どうしようも何も、通過してしまった以上仕方がない。
そのままヒロまで一気に向かうことに。

予定では、クイーンズ・マーケット・プレイスから1時間30分くらいでヒロまで行けるはずなので、
トイレさえ我慢できれば、問題はなさそうだ。


ところが、そのまま走り続けていると、前方で急に車が速度を落とし、工事関係者のような人に停止させられた。

何事かと戸惑いつつ、こちらも速度を落とし一時停止し、
指示に従いゆっくりと通過。

道の両側には、何故か無数のテントが張られ、ハワイの旗ともう一種類の旗、
2本の旗がそれぞれのテントでたなびいている。
19号線を走っているとき見かけた、クルマがたなびかせていた旗と同じだ。
何かのイベントだろうか?・・・と思った瞬間、
「ああああ!!!これかぁ!!
TMT問題だ!」
と思い至った。

「そうか、ここだったのか!」
ニュースで知ってはいたけれど、もう少しマウナケア・ロードの上の方だと思っていた。

実際には、このT字路だったわけだ。

今回の旅行で、久しぶりにマウナケア星空観測ツアーに参加したいと思っていたが、
結局あきらめざるを得なかった理由がこれだ。

その現場を目の当たりにし、心情的には複雑な思いに駆られた。

Aloha!

 



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