イタリア人が大変だと思った日本の食事 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪






先日、授業で日本の家について話していたときのこと。


セミプライベートレッスンのこの生徒さんたちは日本語中級レベル。


一人は短期留学で日本へ行ったことがあり、もう一人は日本語の勉強を始める前に旅行で日本へ行ったことがあります。


留学した生徒さんは日本の"家"の中を知っていましたが、旅行でしか行ったことがない生徒さんはホテルか旅館しか知りません。


旅行で行った生徒さんは、高野山の宿坊にも泊まったらしいです。


その生徒さんが、「和室で食事をするのは大変です。小さなテーブル(←膳のことを言っている)が低すぎて、食べるのが難しかったです。」と言うのです。


最初、畳の上に座って低いテーブル(膳)で食べることに慣れていないから難しいのかと思ったのですが…


「食べ物を箸で口まで持っていくのが難しかったです。」と言う…。



え?


難しいっけ?知らんぷり


私が日本人だから


問題ないだけ?


と一瞬思ったのですが…






あっ💧





「食べるとき、小さなお皿を持って食べましたか?」


と聞くと、


「いいえ。」


と答える生徒さん。





やっぱりね指差し





イタリアでは(欧米では?)、食事中皿を持ち上げるのはマナー違反です。


お行儀が悪い。



ところが、日本では反対で、大きな皿以外は手に持って食べるのがマナー。



確かに、低い膳で食事をする場合、皿を手に持てば、料理と口の距離が近くなるので、料理を口へ運ぶのが簡単です。


逆に言えば、だからこそ、日本では小さなお皿は持って食事することがマナーとなったのでしょう。




子どもの時から「お茶碗を持って食べなさい!」と言われて育つ日本人にとっては当然のことで、考えてもみませんでしたが…

反対に「皿を持ち上げるのは絶対にダメ!」と教えられて育つイタリア人にとっては、違和感があるでしょうし、そもそも皿を持って食べるというアイディアさえないのだと思われます。




日本の旅館や料亭などに、欧米の観光客が来たときは、「小さなお皿は手に持って食べる」ということを教えてあげるのが、もしかすると親切かもしれませんね。






ランチョマットの代わりに日本の膳(お盆)が欲しい…


 

 



 

 



 

 


 

 





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