今朝のNHKニュース。

「 長野市では市民の喜寿のお祝いに、”地元の写真館で記念写真が無料で撮れる”というサービスをやっている」

(※市役所でやっているのではなく、長野市営業写真館協会さんがやっておられるようです )

というのが放送されてまして。「これ、素晴らしい企画だなあ」と感心して見てたのですが、その写真館の館主、つまりカメラマンが、「ウレタンマスク」で「鼻だし」で撮影をしている様子が映っており、ちょっと心配になりました。

 

実は、カメラマンというのはマスクをしていると、カメラのファインダーがどうしても曇ってしまい、写真が撮れなくなるため、できればマスクをしたくないのです。

その事情は私もよくわかります。実際、私も時々、鼻だしマスクにすることがあります。

 

今は、KF94という密閉性の高いマスクに変えて、「時々、人のいないところに行って、マスクを外して深呼吸を数回してから、カメラの位置に戻り、マスクをして撮影する」なんてことをしています。

 

町中の写真館って、わりと狭い空間ですし、被写体となるお客様は当然マスクを外しています。

それで、カメラマンが鼻だしマスクでは、かなり、感染の危険が高い職種ではないかと思います。

 

 

 

そんなニュースを見ていて、日本の感染対策は「飲食店」を重視していて、飲食店に関しては、各役所で、「認証制度」があって、お墨付きを与えたりしていますが、その他の職種に関しては、公的認証がないと思います。

 

上記の「写真館」も感染の危険が高い場所ですし、「美容院・理髪店」なんかも、至近距離で接客しますから危ない業態です。

整体などのマッサージ店なんかは体に触れます。スポーツクラブなんかもけっこう危ないですし、「ホットヨガ」なんて、換気を十分にしたら、ホットじゃなくなってしまい、もっと危ないような気がします。

でも、そういう業態のお店に関しての「公的認証」はないと思います。

そろそろ「飲食店だけ」の施策ではなく、その他の業態のことも考えていいんじゃないでしょうか?

 

公的認証のない業態のお店は、そこの経営者が自分の価値基準で「うちは感染防止対策を十分にやっています」と自由に貼り紙をすることができる状態で、これは信用できません。

実際、この前、自分が行ったスポーツクラブでは、スタッフがウレタンマスクをしていましたし、客が鼻だしマスクをしていても、スタッフは注意することもありませんでした。スタジオレッスンもものすごく密集し、仲のいい客同士が大きな声で至近距離でおしゃべりしてました。でも、店頭には「十分な感染防止対策をとっています」と大きな文字で書いてありました。

 

「言ったもん勝ち」ではなく、きちんと公的機関が認証するようにしたほうがいいと思います。