店頭のVMD什器はこれでなきゃ!

さて今回は、基本に戻って店舗に必要なVMDについて考えます。以下の作図事例はアパレルなどでしっかり使われている。二段式テーブルです。誰でもが目にすることができます。

シンプルで使いやすく、とても汎用性のある什器です。金のかかった店舗もそうでない店舗も必ず、アパレルショップでは、これがあります。

とある店舗では、一日の売上の約30%はこの什器で稼ぐそうです。素晴らしいですね。また、作図も簡単で図面屋初心者だって、2時間もあれば描くことが出来ます。それでは、この2段式のテーブルの解説を進めます。

以下の図面をしっかり読みとってください。

■サイズ■仕様
W1500(1200)×D700(700)×H750(500)
図面参照
スチールフレーム:25X25スチールパイプ.メラヤキ
S2-1033.2分ツヤ
TOP:ボンスゥエード塗装.U9-60(大小共に)
■備考
難易度:初級編/★☆

作図解説

ストックボックスとテーブルをセットにした二段式のテーブル。カラーリングを施す事により、売場でのアイキャッチ的な什器として活躍は期待されます。

段式テーブル什器は、同じフォルでサイズ違いにしているのが一般的で多く見られますが、中にはこの事例のように、小さいテーブルの代わりに可動式ストックボックスに変えている仕様もたまに見られます。

可動式ストックボックスにする事で、商品の補充が容易に出来きるメリットはあります。しかし、誰もが動かせるので、乱雑になり落ち着きない什器となります。(きっとあり得ることでしょう)

そこで考えたのが、図面中央の断面図で表記しているようにテーブル什器の下部フレームに1本パイプを通して可動式ストックボックスのストッパーとして使用してみました。

また、ストックボックスのキャスターも一方向のみに移動するキャスターを使って乱雑になりがちなストックボックスの位置をある程度固定化しています。(ストッパー付きキャスターも付ける)

作図ポイント

作図ポイントほどの内容ではありませんが、このシンプルで分かりやすい図面にも、必ず詳細図を描くことを忘れてはいけません。

a 詳細図は、テーブルトップの天板を固定する方法、b,c 詳細図はストックボクスの底目地加工と扉の部分を描いています。

この程度でいいので忘れないようにしてください。ただ、忘れ物があってボックスの扉の蝶板を描いていないのが駄目ですね。(よく忘れる輩が!)

2段式テーブルのそれぞれの高さについて、参考になるサイトの写真をお借りしています。これについても参考になさってください。

私が描いた作図と若干の違いがありますが、取り扱う商品によっても高さサイズは異なります。ですから、百貨店や商業施設に出向いて、チェックしてみてください。

尚、写真をお借りしているサイトは大変勉強になるので、一度訪れることをお勧めします。結構、内容が充実してますので、初心者のかたにはうってつけサイトでしょう。

あまり簡単な説明で物足りないのですが、ここで終わります。

お願い致します!
↓ ↓ ↓
にほんブログ村 デザインブログへ