| メイン |

2023年03月05日

若者のパフォーマンスを上げる!その秘訣は?

若い世代の人材育成どうする?どのように接すれば、若者の力が発揮される?
今回は、上記のようなテーマで記事を書いてみたいと思います。小中学生の子育てにも通ずるテーマですので、お母さん方も必見です。

■自己肯定感が低い?若者
「自己肯定感」という言葉を聞くようになったのは、2000年頃からです。幸福度アンケート(2007年)で日本の子どもの幸福度が著しく低いことが話題となりました。その後、教育再生会議提言(2017年)に「自己肯定感を高め・・・」が盛り込まれ、自己肯定感というキーワードが一層注目されることになります。

※「自己肯定感」とは、能力や結果に関わらず「ありのままの自分」を尊重する力です。

自己肯定感というと、それが「低い」、「高めなきゃ」など、ネガティブなイメージが先行し、ありのままの自分を受けとめられない状態に陥るケースも多い。例えば、何か問題があった際に、「自分が」何かおかしいのではないか?と、ありもしない欠陥ばかりに、意識が向いてしまうことです。
一方、自己肯定感は高く、寧ろ自己効力感が低いのが若者(いわゆるZ世代)の特徴という見方もあります。→Z世代の特徴:自己肯定感は高いが、自己効力感が低い

 

■仕事場面ではどのように接するか?
少し難易度の高い課題を与えられた際に若い世代は、「自分は何もできない。自分には無理。特技もない。」など、マイナスの評価を自らに向けてしまいがちです。
本ブログの20代のメンバーに聞いてみたところ、「これで、まわりの役に立っているのだろうか」、「これを取り組み続けていいのかな」、「ここに居ていいのかな」など、不安でいっぱい。ただし、その不安感が高まるのは、まわりの人・上司・先輩とのやりとりが無い時に顕著だそうです。

では、当人も含め、仕事を進める上で、周りの人はどのように接していくのが良いのでしょうか。

それは、まわりからたくさん声をかけてあげること。声をかけてもらうこと。至ってシンプル!
「〇〇さんの△△によって助かったよ。」「〇〇さんが、△△やっててくれたおかげだね」など、役に立っていると実感できるような声かけは、とても重要です。何故ならば、自己肯定感は、自分の中から見つけるものではなく、まわりの人達からの声かけや評価で決まるからです

そして何よりも、その仕事がどのように楽しいのか・難しいのか・何を大切にすればお客様が喜んでくれるのか、という仕事を通じた世界観の共有こそが重要なのです。そのためには、こまめな声かけがあることで、意識もシンクロし、本人の安心感も増して、やる気も上がっていきます。
※世代が離れていれば、「同じ意識で仕事に取り組んでくれている」なんてことも上司の幻想なのです。(笑)

 

■ではどんな声かけをする?⇒ペップトークって何?
ペップ(PEP)は英語で、元気・活気・活力という意味があります。駅伝で有名な青学の原監督。選手のパフォーマンスを上げるペップトーク。これで日本一に輝く。上司や先輩は特に意識したいトークの心得5つです。

・ポジティブな言葉を使う
「~しないように、~しちゃだめ」ではなく、「~しよう」「~したらうまくいきそうだ」というポジティブな肯定系の言葉を選んで伝える。

・短い言葉を使う
長々とした説明ではなく、短い言葉で伝えることを意識する

・わかりやすい言葉をつかう
誰もが一瞬で理解できる分かりやすい言葉を使う。相手のことを考えない上司ほど、話が長いのは世界共通。

・一番言ってほしい言葉を使う
自分が言いたいことではなく、相手が言ってほしい言葉をつかう。
そのためには、相手の状況を理解している。相手の心情を理解しているというのが大事。
これも旧い上司ほど、昔話に熱心になる。あの年代の時のオレは~・・・

・心に火をつける本気の関わり
自分の気持ちがない表面的な言葉ではなく「相手に本気で成功してほしい」「絶対に一緒に成功するんだ」といった気持ちがあることが前提。

みなさん、実践してみてくださいね!
次回は、では、何故、ここまで若者やこども達は、自己肯定感が低くなってしまったのか?について、その原因に迫っていきます。

投稿者 oguma : 2023年03月05日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2023/03/9847.html/trackback

コメントしてください