腹黒初恋王子、恋に溺れる

 

前巻までのレビューはこちら。

  下矢印

灰かぶりコンプレックス1、2

 

これは、おぼこ智紀が恋に溺れる話ではなく、

恋に奔放で恋愛上手なはずの都会的でスマートな男が

初恋を知って恋に溺れる話なのだw

いや、もう、そこらへんの過程が

やっぱり面白く描かれているのは

さすが木下さんです!

智紀が腹黒王子もとい直純のことが

どんなに好きであっても直純に変に染まらず、

あのおぼこく純情な部分が

いつまでも残っていて

素朴さを失わないところが好きなんだよね。。

 

木下 けい子著コミック「灰かぶりコンプレックス3、4」

大好きな王子様の直純から、ついにハニーと呼ばれてうかれる智紀。 直純も初めての恋にハマって、嫉妬を知り、独占欲を知り、智紀を溺愛する。 けれど、しがないSEの自分と、ハンサムでスマートで大きな会社のCEOの直純……住む世界が違うことを、智紀は改めて実感する。 これじゃ恋人ではなくペットなのでは⁉︎  からかわれているだけなのでは⁉︎  傷ついた智紀に、直純は「僕に本当の恋を教えてほしい」と言ってきて!!!??? 王子、恋に溺れる♡

 

僕を君の恋人にしてくれるよね? 噓だらけのセ/フ/レの関係から始まった直純と智紀だけれど、ついに本当の恋人に! だけど、それをまだ信じきれずにいる智紀に、直純の溺愛が始まる。 恋愛経験は豊富だけれど、自分から恋をするのは初めての直純にとって、智紀は平凡なのに可愛くてたまらない。 順風満帆と思いきや、恋人の実感を持ち始めた智紀の前に、クイーンリリィの呼び名を持つ直純の母・百合子が現れて!? 王子・直純、溺愛開始!!

 

嫌だ嫌だと思っても、

腹黒王子の素敵スマイルをお見舞いされるとへなへなしてしまうw

おバカだなって思ってもそういうところが可愛い智紀。

そして腹黒王子といえば、

田舎者とバカにしていた智紀に本気で恋をしてしまった。

だけど自分の物差しでしか何事も測れない直純は

智紀にとって退屈で場違いとも言えるパーティへと誘ってしまい、

智紀は途中退席してしまう。

普通はそこですれ違いって思っちゃうけど、

直純は智紀に

 

「僕に本当の恋を教えて欲しい」

 

って言うのよね。

もうこれ殺し文句じゃん!

でもおぼこ智紀にそんなことわかるはずもなく‥‥

というか、誰が本当の恋を知っているのだろうか。

ただ好きってだけで十分と思う智紀。

そう!その気持ちなんだよ。

打算もなく素直に好きってだけ。それだけなんだよ。

ほんと、難しいこと考えすぎだな、金持ちはw

ところが直純に海外赴任の話が?

といっても、アジアと日本の兼任なので

日本に残ることが決まっていたけど、

智紀は直純にシンガポールへ行っても大丈夫!

海外赴任でも直純を不安にさせない!と言うんだよね。

こういうところが本当に智紀は可愛い。

 

この智紀の天然さとピュアさはマジで最強だよね。

直純が翻弄されまくっている。

そして4巻目では直純のママがやって来たーー!

うおお、すげえ圧。

漫画だけど、圧を感じるよ滝汗

一筋縄ではいかないこの女傑。

智紀とママとの出会いは最悪な形だったけど、

智紀って意外と肝が据わっているというか、

天然純粋だからこそ普通の人だったら怯む状況でも

僕が恋人だ!って言えちゃうんだよね。

 

だけどてっきり反対理由は

学歴が家柄が釣り合わないと言い出すお母さんかと思ったら

あなたが直純にふさわしくないのは魂だ!と言われ、

魂のステージアップのために何をしたらいいべか〜と

悩んでしまう智紀なのだw

もちろん、直純だってママに反対されたくらいじゃ

引き下がるはずもない。

ママが魂を語るのは日常茶飯事なのか慣れっこなのだ。

それどころか、智紀は案外タフだし、

彼の綺麗な魂をママも理解するようになる、と

言うのだった。

でもね〜、絶対ママも譲らないよね。

この世は弱肉強食。

直純の横にいるためには

美しい魂だけではダメなのだっていうのを

彼女はわかっているからだ。

さてさて、ママにけしかけられたミチルが

智紀を本気で落とす展開に!

今後も目が離せません〜!!

 

あ、でも私のイチオシはやっぱり智紀の幼馴染で

直純の秘書でもあるカナちゃんです。

 

H度ドキドキドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月三日月