家計の消費支出に対する猫費用の割合、それがニャンゲル係数。
我が家の場合、データをグラフにすると右肩上がりだろう。
え?
グラフにはしていません。なにか?
なぜこんなに右肩上がりなのか。
それは支出が一定なのに、りんちゃんにかかる費用が増加しているから。
かじったドライフードを食べない。
お皿にたんまり残っていても、新しい未かじりのフードを要求する。
フードの欠片がたまりすぎると、根負けした飼い主、にゃんが捨てる。
りんちゃんの思うつぼ。
まさにフードロス。時代に逆行している。
おやつに対する舌が肥えてきた。
値段を知ってるはずはないのに、何気にリーズナブルなおやつを散らばして食べる。
散らばしたものは食べない。
お皿の上にもうっすら残す。
一方「え、このおかか、いい値段してるな」と思ったおやつは、
お皿に頭が吸い込まれていくように食べる。
食べる。食べる。
お皿がきれになると、舌なめずりしながら私に鋭い視線を投げかける。
任侠映画でいうなら、つぼふりおりん。
みたいな表情。
ちょっと気がつかないふりをしていると「おおん!」と怒りの雌叫び。
「あ、りんちゃん、おかわり?はい、はい」と、召使い、にゃんは要求に応える。
加えて、この爪とぎダンボール使ってくれるかな、このおもちゃ遊んでくれるかな、と
フラフラ購入したものの、りんちゃんのご寵愛を受けることが出来ぬまま、
フェードアウトしたグッツたち。
あ~。なんてムダの多い猫費用。
でも、でもでもでも!
これらムダになった購入品も、みんなりんちゃんの幸せを願ってのもの。
トータルして、りんちゃんが幸せなら目標達成ではないか。
そしてりんちゃんの幸せは、にゃんの最大の幸せ。
これに勝る経済効果なし。
ね、りんちゃん、幸せだよね!?