酸いも甘いも噛み分けた年だったと言っていい。
2012‐13シーズンのカンピオナート制覇により、リーグ2連覇を達成。CLではバイエルンに地力の差を見せつけられるも、コンテ監督が思考する戦術は周囲から高い評価を得た。
そして、今夏のメルカート(移籍市場)では兼ねてから加入の決まっていたジョレンテが、正式にチームへ合流。さらに、ストライカーとして定評のあるカルロス・テベスがビアンコネーリの「10番」を背負うことが発表され話題を呼んだ。
当初、テベスの背番号「10」には懐疑的な意見もあった。オマール・シボリ、ミシェル・プラティニ、ロベルト・バッジョにアレッサンドロ・デルピエーロと、ユヴェントスの歴史を語る上で欠かすことの出来ない錚々たる面々が背負ったシャツであることを考えれば、当然と言えば当然。今年も“新10番”の一挙手一投足には注目が集まるはずだ。
まだ記憶の新しいところでは、癒えない傷も残っている。今季のCLがグループリーグ敗退に終わってしまった事だ。 GL最終節を雪による最悪のピッチコンディションで戦わなくてはならかったことが悔やまれる。
ただ、決勝の会場がユヴェントス・スタジアムに設定されているヨーロッパリーグへの参加が確定していることは、選手たちのモチベーションに対してプラスに働くだろう。
もちろん、ポジティブなニュースもある。移籍が度々囁かれるアルトゥーロ・ビダルの契約延長だ。12月に2017年まで契約を延長した中盤のグラディエーターは、今後も現在のユヴェントスを象徴する“強力な中盤”に君臨する。
また、コンテ監督が「グローブ・サッカー」の年間最優秀監督賞に選出されたことも特筆すべきだろう。
「我々には勝利へのプロジェクトがあり、これまでの2シーズンで素晴らしい成績を残してきた。しかし、更なる勝利を目指さなければならない」
「選手としてチャンピオンズリーグ制覇を経験したが、監督としても同様に欧州を制したい。グアルディオラやカペッロがやってきたようにね。これからも、更なる高みに向け学んでいくよ」
コンテ監督は今の現状に何ら満足していない。
きっとチームはこれからも進化し続けていくだろう。
2013年を首位で締めくくったチームの再スタートは、1月5日、2位ローマとの頂上対決で幕を開ける。スクデットを目指すチームにとって、スタートダッシュを決める絶好のチャンスだ。 チームが目指す3冠へ向け、どんな歩みを魅せるのか。期待は高まるばかりだ。
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