眠れない夜 | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 人はその生涯の約1/3を眠って過ごしています。眠るからこそ、起きているときに活発な活動ができるのです。

 

 前夜何かの事情があって、十分眠れないままに翌日の活動に入ると、つい居眠りをしたり、頑張って起きていても、意識を集中することができなくなったりします。からだを動かしていても睡眠不足の時には体の切れが悪かったり、力が入らなかったりしますし、瞬発力の持久力も無くなります。睡眠不足ではとかく自分の実力が発揮できず、ろくなことがありません。

 

 という訳で、多くの人は夜にはしっかり眠っておきたいと思うのですが、何かのはずみで、眠りにつけない事があります。ベッドに余暇ty割って目を閉じても、頭がの興奮状態が去らず、あれこれと色々な思いが頭の中をめぐり、ちっとも眠くなって来ないのです。そんなとき、人は睡眠導入剤を飲んだり、酒を飲んだりします。

 

 酒を飲むと、あれこれと鮮明だった思いがだんだんあいまいなものになっていき、気が付けば眠っています。まあ実にいいものを見つけたものです。自販機でもコンビニでも手に入る酒を飲むだけで、眠りそびれることなく安眠で過ごせるのです。

 と言うか、毎晩酒を飲むし、飲んでいるうちに眠くなっていつの間にか眠ってしまうのがいつものことです。眠くなったらすかさずベッドにもぐりこむか、気が付いたらそこらへんで眠りこけていて、気が付いたらそこでベッドにもぐりこむのが毎度のことでした。

 

 ところがそのうちに、酒に酔って眠っていたのが途中で目が覚めてしまうのです。そしてそのまままた眠ろうとするのですが、酒が切れているので眠りに入っていかないのです。そんなときに頭の中に浮かぶのが、会社で仕事をする振りをしながらその実何もしていないことです。そして仕事の期限が迫ってきます。なんで、着実に仕事を進めていなかったのでしょう、残った日にちでは、まともなアk立ちで、仕事を挙げられそうにありません。そんなことを思い出すといてもたってもおられないのです。ガバッと跳ね起きて、行動を越さねkれ場と言う衝動に駆られるのですが、今は真夜中、そんなことをしても、どうにもなりません。

 

 とにかく落ち着いて、朝まで眠ろうと思うのですがますます目がさえて眠れません。そこいらに昨夜飲み残した酒があれば、それを呷ります。そうすればとりあえず眠りを取り戻すことができて、次に気が付いたときは朝となっています。昨夜の酒の残りが無い時はどうするのか。悶々とした状態を続けて、何とか朝の5時になると家を出て、最寄りの自動販売機まで出かけてそこで、何らかの酒を買って飲み、後いつもの起床時間までの短い時間の睡眠をむさぼる、と言うことになり、およそ眠り足りない朝を迎えます。

 

 酒を飲んでいた頃は、酒で眠れていたはずが実はちゃんと眠れなかったのです。酔っぱらってその結果そのまま失神していたのを眠っていたと思っているのですが、酒が切れるとアルコール依存症の症状としての不眠が襲ってきてそれをまた酒でごまかすという日々だったのです。

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