今年も松の剪定をやっています。松は毎年、新芽を摘んで、古い葉を手でむしってやらなければなりません。新芽を詰めないと、それぞれの枝が伸び伸びと育って、植木としての形をになりません。非常に手間がかかるもので、植木屋さんもかなり待つには時間をかけます。だから松を庭木の松らしく維持するには金がかかることになります。
それを何とか素人の手で、勝手に伸びた気ではなくて庭木の域に収めようとしているわけです。
これが手を加える前の、我が家の松です。古い葉っぱを手でむしりつつ、不要な枝を切り、余分な枝になる芽を摘んでいくのですが、細かく分かれた各々の枝すべてにそれをやっていくので非常に手間がかかります。
これが手を加えた後です。葉っぱが密集していたところは隙ができて枝その物の姿が見えるようになってきています。ただ何分素人のやることでなかなか進まず。1日半ほど作業そしてもまだ左下の奥の方は残っています。まあ一人で丸2日ぐらいはかかります。
まあ斯様ににゆっくりですが何とか、植木屋さんの手を使わなくても松の木の手入れができるようになりました。断酒する前には、そもそも庭の手入れなどと言うことをやることになるとは思っていませんでしたし、まして松の剪定をすることになるとは思っていませんでした。
曲がりなりにもそれらしくできるようになったのは、何年かの経験のおかげです。
断酒以前にはできなかったことが断酒後にできるようになったことってあるでしょうか。私についていえば、まず自動2輪の運転です。原付は普通免許のおまけで乗れたのですが、自動2輪は、60歳を過ぎながら新たに免許を取りました。
それ以外にも、シルバーで草刈りをするようになって刈り払い機を使えるようになりました。それからおもちゃ病院もだいぶ長くやってきたもので、プラレールのギアボックスの組直しとかぬいぐるみの中に組み込まれたメカの修理などの経験値が上がってかなり確実に治せるようになったと思います。
酒を飲むのに忙しかったころには、新しい技量を身につけようという気もv地にはサラサラならなかったのですが、酒を止めてみると、新しい技量に挑戦する意欲がこの年になっても出てくるのですから、酒を止めた甲斐があったというものです。