連続飲酒中の一日その2 | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 昼前になると、たいてい買い物に出ていました。まずは、酒を買う事です。酒を買うのも、もうちょっとまともな頃には、いろいろな銘柄のどれを買うのか迷うのが楽しかったのですが、連続飲酒状態では、もう単価(価格/(容量×度数))が一番安いものと言う選択基準になっていて、安いウイスキーか焼酎の900mL瓶を買っていました。

 ただ、「買い置きをすると飲み過ぎる」という言葉がいつも頭にあって、その日に飲む量しか買わなかったです。まあ毎日ウイスキー一本を開けていたように憶えています。

 

 いくばくかは食料品も買って、若干は酒以外のものを食べてはいたはずなのですが、何を買って何を作って食べていたかはさっぱり憶えていません。買い物の帰りにふらふらと自転車で走っていて、荷物のてっぺんから卵のパックを落とした記憶があるので、卵は常備していたようです。

 

 家にずっと籠っていてはいけない、という意識があったのですが、家を出てもたいてい市立図書館に行くぐらいでした。それもポケットウイスキーを携行して、酒を隠し飲みをしながらマンガなんかを読んでいるのですが直に居眠りをしたりして、何時間かそこで時間を潰すと家に戻るだけでした。

 

 特にどこへも出かけなかった場合には、家でゴロゴロしているだけです。日によっては吐き気が現れたり治まったりを繰り返すことがあって、その時は、寝転がってじっとしているだけです。吐き気がると思うとトイレに駆け込むのですがだから吐くわけでもなくまた布団に戻り、ちょっと落ち着いたと思ったら、酒を飲む、そんな午後を過ごしていました。

 

 買い物や図書館への外出には自転車を使っていましたが、何分いつでも酔っぱらっていますから、降らりふらりとした走り方をしていました。走り出したらまだいいのですが、走り始めは不安定で、しばしばこけそうになっていました。

 ある日図書館から帰るときにこけて、そのまま帰ってきたのですが、夜横になって、右側を下にして横たわると、肋骨のあたりが痛みます。しかもただ痛むだけでなく、なんだか継ぎ目が軋るような感じがあります。これはろっ骨を折ったなと思ったのですが、どうせ医者に行っても、コルセットをあてがわられる程度だろうと、そのままに放っておきました。

 断酒した後、前立腺がんの転移の検査で骨シンチ法と言う検査を受けたときにろっ骨に折れた後があると指摘されました。やはりその時にろっ骨は折れていたようです。

 

 夜、そして夜中何をしていたかは、また次回書きます。


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